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恋愛短編

Lostlove

作者: 彩音(ネギ音)

もう、あなたの事を思っているなんて嫌だ。

辛い。

でも、笑顔でいないと。あなたは私の笑顔が好きだといったから。

そんなことをいつまでも思ってる私は。

未練がましい女だね。

あなたはもうわたしのことなんて覚えていないだろうけど。

私はずっと覚えてる。


ずっと……思ってる。


もともとかないっこない恋だって、分かってた。

こんな恋辛いって分かってた。


でも、どうしても忘れられない。

それだけ好きなの。大好きなの。


楽しそうに授業をしている顔。

バスケしてるときの生き生きした顔。

目を見て話してくれるところ。

たまにおっちょこちょいなところ。

誰にでも分け隔てなく話す姿。


数え切れないくらいに、あなたのことが好きです。

こんな恋はしても無駄だよ。そうだよ。その通り。あなたがわたしのことを好きになるなんてありえない。分かってるよ。知ってる。それくらい考えてる。


でも、それでも諦めたくないの。

思いを伝えるなんて、臆病だから出来ないよ。

正面向いて、いままでみたいに、話せないよ。

久しぶり!なんて明るく声をかけるなんて、ぜったい無理。

でも、あなたをもう一度だけみて、これで最後にしたい。

泣いて泣いて。

毎日のように泣いてた。


涙は止まってはくれなかった。


また会いたい。その思いで、私学校頑張れた。

弱音もはいたけど。でも、笑顔を保てたよ。


それもぜんぶ。

あなたのおかげなんだよ。


だからね。


今度あったら、諦めるよ。

私も前に進むよ。





…………前に、進めたら良いな。

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