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巡り、巡る  作者: 結寿
5/7

自分勝手は僕だけど


進めない


僕が全ての原因だから


どうすればみんなに償えただろうか


幼い僕を憎もうとする人は


僕の家族の中ではほとんどいなかった


ただ一人、兄さんだけは


違ったけれど


母さんも姉さんも妹も


みんな泣いていたけど


僕を憎まなかった


いつもごめん


それだけを呪いのように呟いてた


兄さんは僕に怒鳴った


喉が裂けるんじゃないかってくらい


大きな声だった


涙を流して


悔しそうに、辛そうに


だけど僕を真っ直ぐ見てた


だから、やっとわかったよ


兄さんの言葉の意味


「なんで、お前は何も考えないんだよっ!本当は分かってんだろ」


うん。わかった


本当は知っていたから






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