とある兄弟の密会(笑)
遅くなってごめんなさい!
待っている人が思えないこの小説も…えっと…何ら変化がない!!
はい残念です。
ちなみにだいぶキャラが出てきました。
ちょっとなんか出てきたり?
一応キャラ紹介しときます
烏魏(19)(おぎ)
長男。書物室の主です。嘘ですごめんなさい。
本編で確認してください。
魄(18)(はく)
腹黒い二番目。からかうことが生きがいです。性格は裏表あります。
魎(16)(りょう)
三男。金髪の不良。
え?これだけww
魑架(15)(ちか)
末っ子。くせっ毛の茶髪。天然キャラ。
え?これだけww
では駄文ですがどうぞ☆
「いないねぇ…魅月も兄さんも…」
魅月たちを見に部屋を訪れれば不在。探しに行ってまで、からかおうとは思わないので後回しにしていた兄の所に行くことにした。
しかし兄の部屋に行ったが兄の姿がない。だったらと早足で廊下を歩き違う目的地へ向かう。着いた場所は『書物室』。部屋以外で兄がいる可能性があとすればこの書物室である。
「いたいた。最初から来ればよかったなぁ。」
中に入るとやはり兄さんは山と積まれた書物に埋もれながら本を読んでいた。嫌そうにこちらを向き睨んでくる。
こちらは一番上の烏魏兄さんだ。現在19歳で頭がとても良い。でも本が好きすぎて基本外に出ない引きこもりとなっている。兄弟のなかで一番貧弱で一番色白だ。そして眼鏡。暗い所で本なんか読むから目が悪く…。
「魄。言いたいことがあるならハッキリと言うべきだと思うが?俺は体力勝負の親父達のようにならない。」
兄さんの眼鏡の奥にある瞳がギラギラと輝く。僕は兄さんの冷たい刃物みたいな瞳に笑みを深めた。父さん達を毛嫌いし否定しながら生きてきた兄さんは父さんと同じように考えた僕を軽蔑しているのだろう。僕は軽く流しながら言葉を続ける。
「いや?ただ僕は兄さんみたいに目を悪くしてまで知識は欲しくないってことだよ。まぁ父さん達みたいにもなりたくないけどね。僕は僕の考えで進むから。でね兄さん。こっからが本題なんで興味なくさないでくれない?ちょ…何読んでるん…」
「……気にするな。で?わざわざ来たってことは何かあるのか?」
「え―…『メイド服』って…僕は絶対制服派だなぁ。じゃなくてさ。僕等もそろそろ動かなきゃだと思って。」
僕はドアを閉め兄さんの近くの椅子に座った。机の上にある数札の本をめくりながら呟く。
「あの軍人は人間だったかもしれない。」
「人間…だと?魅月が言う同胞ではないと言いたいのだな?」
「そゆこと。魅月なりの頑張った策なんだろうけどねぇ。だけど僕の目は欺けないよ。仮にも兄弟なんだから。」
「仮…か。」
「仮じゃ不満?兄さん」
「いや…。いっそ兄弟などではなければよかったのにと考えてしまっただけだ。」
「珍しいね。僕もその意見に賛成だよ。でね、こっからはあの馬鹿二人もプラスしたいんだけどいいかな?」
「好きにしろ。お前が好き勝手語るのを聞くだけなんだからな。」
「さすがだねぇ兄さん。じゃ遠慮なく」
パチンと指を鳴らすと一秒とあけずドアがバンッと開き二人の少年が入ってきた。
「ジャストタイミングでしょ?どう?」
「紛れだろうが!」
「ここにいたんですかぁ…」
入ってきたのは背の高い金髪の少年と背の小さな茶髪の少年だった。二人は僕等の弟で金髪は魎(16)。茶髪は魑架(15)だ。魎はとにかく口が悪い。せっかくの髪も金髪にしてしまった。とりあえずよくいるヤンキーを想像してくれればうれしい。ただあまり喧嘩は好きじゃないようだ。無類の甘いモノ好きで魅月によく作って貰っている。
魑架は背が小さくフワフワの髪とちょこちょこと動く様は小動物そのものだ。ただありえないくらい馬鹿力でしょっちゅうモノを破壊している。ただ天然キャラすぎて叱れないと父さんらがぼやいていた。
「まぁ座れ二人とも」
兄さんは椅子を指差して言いながら自分も椅子に座った。
「…またここに閉じこもってたんかよ烏魏兄。で?なんだよ」
「こんにちは〜呼び出しってどうしんですかぁ?珍しい…」
二人とも素直に椅子に座ったが疑問を隠せないようだ。
「やぁ二人とも」
「最悪だ…魄がいんのかよ」
「悪い?」
「わぁ…大変ですぅ四人そろうなんて何か悪いことがありそうです。とりあえず喧嘩しちゃイヤです。」
「了解。今回集まったのはちょっとお話しするためだから…魎の相手にする気さらさらないよ?」
「こっちから願い下げだッ!」
ドンと机を叩きながら立ち上がった魎を烏魏兄さんが視線で座らせる。
「さて…話しをはじめるよ?まず気づいてるかわからないけど軍人は『人間』だった可能性があるんだよね。」
「そうなんですか?違和感はあったんですけど…。薄くていろんなのが混じってるかと思って納得してました。僕魄兄ちゃんみたいに鋭い体質じゃないですからそこまでわからないです。」
「ふん。だから何なんだよ。ったく…同胞以外がこの里に入るなど無理だろうが。『人間』の可能性なんてありえねぇ。傷だって血の量から推測するに人間なら出血死してるだろう。…まぁわかんなくもないけどな。同胞として…だとどうしても魅月と雰囲気が似ている点がおかしい。」
「魎にしては冴えてるんじゃない?そうなんだよ。魅月と全く同じなんだよ。感覚的だからちゃんと説明できないけど。僕等は一人一人判断出来るものがあるからね。で…それだと軍人が魅月と同一の存在になっちゃうの。ありえないんだよそんなこと。僕一応、里のみんな大体把握してるからね。その中だって同一なんていないよ。馬鹿な父さんたちは気がついてないけど。」
僕に褒められた魎がうれしそうにそっぽを向きながら顔を赤めるのをニヤニヤしながら見つめる。全くかわいい弟め。
「……成る程な。魄。ようするに魅月が違法を行ったと?」
「…まぁ?違法というより馬鹿な父さんたちが教えなかったから魅月には罪はないと思う。魅月がやったのは今や禁忌とされた『人間』を下僕に変えてしまう…血を飲ませるという行為だ。大方リスクがあるなんて知らずに良心で死にかけた軍人に血を治癒に使ったんだろうね。全く魅月らしいなぁ。ちょっと今回は見逃せない事態になっちゃったけど」
僕は肩をすくめため息をつく。それに賛同するようにみんなため息をついたり目を逸らした。この禁忌について僕等は兄さんから言われ初めて知った。きっと父さんたちは『人間』と関わることなどないと思い教えなかったのだろう。
「それなら簡単じゃん。魅月が軍人に血を飲ませた。で?同胞に変えて連れ込んだ。それだけじゃん。解決」
「解決…か。俺達が外に漏らさなきゃだがな。」
「そうですね…。でも万が一それが里の人や父さんに知られたらまずいですよねぇ…」
「あぁ。まずいだろうな。確実に軍人は殺されるし魄が気づかないわけがないと親父たちは考えるだろう。最悪魄も俺達も無事ではいられない。里内では人間を憎んでいるものは多い。」
「まぁ。里の人たちには教えなきゃ大丈夫だよ。父さんたちも気づくことはまずないし。それに少なくとも今父さんたちは軍人を『気に入ってる』から。」
「本っ当。親父たちはなにをしたいんだ?。俺達を利用して強くなろうとしてる。ま…喰われないように気をつけようぜ?」
「滅多なことを言うな。何のための兄弟だ。協力し守るためだろう。俺達も親父たちも兄弟を売るまで腐ってはいないはずだ。昔はもう少しましだったがな…あの女が来てから変わってしまった。」
兄さんが肩をすくめため息をつく。それに賛同するようにみんなため息をついたり目を逸らした。明らかに親に対する雰囲気ではない。
「昔話はいいから情報を僕等で共有しよう。軍人はしばらくこの里で暮らす新人になりそうだからね。軍人が魅月と繋がりがある限り僕等も『無関係』ではいられないから。」
「了解だ」
「魅月のためならしゃぁねぇな」
一同は頷きため息をついた。こういうところは兄弟らしいと良く言われる。
「魅ぃちゃん…大丈夫ですかね…」
「さぁな。知らね」
「意地張っても得しないと思うが?魎」
「うん。僕もそう思う。素直が一番だよ?魎ちゃん」
「ちゃん言ってんじゃねぇ魄!気持ち悪りぃんだよ!つぅかいつも呼び捨てだろうが!お前らが自由すぎんだよ!もう少し自重しろ!」
「え〜僕も入ってんの〜」
「俺もか…」
「「俺(僕)絶対魄(兄さん)のことだと思った」」
全く我が道独走の兄さんと同じにしないでよね。馬鹿魎ちゃんめ(笑)
「あはは…」
「あ。忘れてた!ここに来る前に部屋行ったんだけど魅月いなかったんだよね〜。多分また脱走してるよ」
「はぁ…またか。まぁ大丈夫だろう。ちゃんと帰ってくるだろうし、外には出ないだろう」
全員慣れた対応だ。父さんたちにはいつも僕等が散歩と言ってるが。しかし今日は残念ながら一人で探検じゃない。
「軍人と二人っきりだけどね☆」
「「「早く言えぇええぇぇ!!!」」」
書物室に絶叫が響き渡った。
え?僕のせいじゃないよ?
焦る姿が見たかっただけだもん☆
なんかわかってきました。
ですが…あれ?
「俺出てねぇぇええ!?」
主役が出ないというww
「イジメじゃね」
「私も出てない…ぐすん」
ここで出られるだけましじゃない?
「薄情だぁぁぁ…」
「むさいわ!男だけなんて!」
兄弟たちが一番好きだよ。あんたら主役よりもね!
「なんだよ…それ…」
はい。
ではまた次回で(`∇´ゞ
「「ちゃんと出してよ!?」」