表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
私の初恋。  作者: blackcat
7/11

第七話。


「南奈…ちゃん、じゃ、馴れ馴れしいか。…海原さん」

私は、少しがっかりした。

…名前で、呼んで欲しかったな…。


「風邪。ひいてるのに、雨に打たれたんだって?」

彼の瞳が、少し厳しくなった。

…え。


「お陰で、肺炎にまでこじらせてるよ。長期入院の、一歩手前だって」

今度は、泣きそうな顔になって、言った。

…え。


「死んじゃうかと思った……」

彼は、泣き出して私に抱きついた。

…ええ!?


「…わっ。ちょっ。……大丈夫ですか?」

返事が無く、泣いたままだった。

私は、手を彼の背中に回した。

「……ごめんなさい。其所まで、心配してくれていたのですね」

此所まで、赤の他人が心配してくれたのは、初めてだった。

けど、何だか、違和感が無くて、抱きしめ返した。

頭を撫でて、髪の毛に顔を埋めた。

シャンプーの匂いが、心地よかった。

「心配させて、ごめんなさい」

名前も知らない人なのに、繋がりができた。


私は、この人を好きになる。


直感だった。


・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 


俺は、一目惚れをしていた。

気付いたら、抱きしめていた。

南奈のことが、好きになっていた。

……キスまでしたくなった。


「ゴメン、急に……」

「いえ。別に良いです。此所まで心配されたのは、初めてでしたから」


南奈は、首を傾げてニッコリと微笑んだ。

可愛くて、可愛くて。

本能を理性で押しつけた。


「あっ、そうです。お名前、聞いていませんが……」


…すみません、ボロボロですね。

次回は早めに投稿です!

これからも宜しくです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ