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私の初恋。  作者: blackcat
6/11

第六話。


「えっ!?…聞いていたんだ…」

彼は、驚いていた。

私は我慢できずに、目をつぶった。

目の前に、赤くなった彼が見えるようで、笑ってしまった。

「…クスクスッ」

「わ、笑わないでよ…」

やっぱり、明るい声だ。可愛いとも、思える。

私は、ゆっくりと目を開けた。

まだ、眩しかった。けど、彼は見えた。

キャップは取っていて、少しツンツンした茶髪。

整った顔立ちは、文句の付けようが無いほど、綺麗だった。

少し吊り上がり気味の目も、薄い唇も、スッと通った鼻筋も。

耳には、ピアスを三つしていて、似合っていた。

格好、良かった。

「…良かった、無事で」

彼は、優しく微笑んだ。

其れは、心の底から笑ってくれていた。

歌声のトキの、憂いは無かった。

「助けて、くれたんですよね。ありがとうございました」

私は寝たまま、礼を言った。

私は其れに気付いて慌てて起き上がる。

…失礼すぎるよ、私。

「あっ。止めた方が…」

彼は、そう言うけど……。

そう思っていると………


ズキンッッ


頭に、響いた。

後頭部を殴られるようで。

脳が、締め付けられるようで。

私は後ろに倒れ込んだ。

「うわっ。危ないよ」

彼は私を受け止めてくれた。

頭を、抱えてくれた。

「……あっ。すいません…」

「すいません、か…。ねぇ、危なかったんだってよ?え、っと……」

私は、自己紹介をしていなかった事に気付いて、慌てて名前を言った。

「う、『海原うなばら 南奈なな』です」

ごめんなさい!!

色々ゴタゴタありまして……。

私の、片思い中の男子がですね…引っ越すらしくて……。

精神的に落ち込んでいて無理でした……。

っと、こんなの言い訳ですね。

今日は二話連続で投稿いたします!

こんな私ですが、今後とも宜しくお願いします!m(— —)m

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