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私の初恋。  作者: blackcat
4/11

第四話。

しばらく、二人だけだと思います。

名前も、徐々(じょじょ)に分かってきます。

じっくり見て居なかった、この子の顔。

ショートのかみが、似合っている。

ほおは、やわらかそうに、プックリしている。

林檎リンゴ色に染まって、余計よけいに……可愛かわいい。

真ん丸いひとみ。きっと、目を開けると、そうなのだろう。

前髪まえがみを結んで、横にらしている。

ゴムに、ピンクと赤のハートが付いている。

似合にあっている

服も、チェックのワンピースで、黒とピンクだ。

……デートだったんだろうか

そんな事を、考えてしまう。

知らない内に、この子のカレを想像して、嫉妬しっとしている。

ブンブンッッ

あわてて頭をって、其の事をい出す。

「……俺は、バカか」

そう言いながら、赤くなる俺。

「あー。ヤベェ。歌の練習、しておかないと」

声に出して、練習し始めた。

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 

私は、ユメ…みたいな物を見ていた。

「……あ、れ?何か、聞こえてくる」

そうつぶやいて、耳をました。

   “僕は そっと 写真を見つめる

        ホコリかぶって

      セピア色になって

   それでもまだ 笑いかけている”

「……あ」

私は、この声に聞き覚えがあった。

…助けてくれた、声だった。

子供みたいに、声変わりして無い声。

だけど、大人の声。雰囲気が。

気持ち良い、声。もっと、聞いていたい。

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