表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
17/81

17

 巨大な影がこちらにくる。

「よっしゃあ!」

 女の子は勢いを持って向かっていった。

 巨大な影は丸太ほどある腕を振り下ろす。

 女の子はひょいと避ける。

 鉄球のような拳が衝突。体育館の床が破壊された。ピーナッツの殻のようだった。

 床の破片が楓の方に飛んできた。

 破片が頬をかすめる。

 切れたのは気にせずに、戦いの様子を見つめていた。

(私もあんな風に戦えたらいいのに)

 楓のポケットが光った。

 女の子は光をチラと見た。

「……」  

 巨大な影の攻撃をさらに避ける。

 攻撃を剣で受けて、吹っ飛ばされた。壁に激突、する前にくるりと回転して、壁に着地。タタッ、と床に戻って巨大な影に斬りかかる。影の拳に剣が激突するかに思われたが、剣は拳を切り裂いた。

 影は残った腕で攻撃をし続ける。

 少女は影の腕をバク宙で回避。

「ほいさ」

「凄い」

 と楓が感嘆した。

 少女は何回か巨大な影と攻防を繰り返してからもう片腕を切り落とす。

「これで、終わり!」

 巨大な影は頭から二つになった。

「やっつけちゃった」

 と楓が独語する。

「いえーい」

 ピースサイン。

 体育館の全ての窓ガラスが散るように割れた。

 大小様々な影が体育館の窓という窓から侵入。

 少女は影の大群の方を向く。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ