25話 結希
25話です。よろしくお願いいたします。
怪我の状態は酷く、噴水公園までの道すがら、
結希は何度もこのまま倒れて死ぬのだと思った。
間違いなく、小鬼1匹とでも遭遇すれば、
あえなく死んでいただろう。
痛みと疲労との戦いは苛烈なものだった。
結希は幸運にも、何とか噴水公園まで戻ることができた。
傷自体は噴水の水で回復したが、身体が思うように動かない。
大鬼から受けた負傷はもちろんだが、
自らに雷を流して、身体を無理やり動かし続けたことは、
全身に凄まじいダメージを負わせていた。
『困難を与えられるほどに強くなる肉体』の
効果にも手伝ってもらわなくては、元通りにはならない。
そのためには、十分な食事をしっかり摂らなくてはいけないだろう。
その晩結希は、噴水の下で気を失うように眠った。
◇
結希は目を覚ますと、すぐに行動を開始した。
先日入ったスポーツ店でボトルを2つ拾うと、
噴水公園に戻ってボトルに水を汲み、
繁華街を目指した。
途中、小鬼達との小競り合いになった時に負った傷を、
結希はボトルの水で治そうとした。
しかし、血は流れても、傷までは治らない。
傷を癒す水は噴水から離れるとその効力を失うのだ。
結希は繁華街に入ると、
見るも無残に荒らされたスイーツ店を見つけた。
この通りは甘いものが中心の店が並んでいるようで、
他にもクレープ屋やケーキ屋があった。
結希は重くなったリュックを道の脇に置き、通りの探索を始めた。
小鬼が数匹ケーキ屋の中にいた。
何かを漁っているわけでもなく、
ただ憂さ晴らしをするように暴れている。
結希は音を立てることなく、迅速に物陰へ隠れた。
外敵が傍にいる状態にあっても、
身体が強張ることがなくなっている。
非常時に身もこころも慣れてきたのか、
それとも、あの大鬼のような恐怖を、
小鬼達からは感じないからかもしれない。
結希は暴れる小鬼の背にゆっくりと忍び寄り、
『トールの雷』を脳髄に見舞った。
咄嗟に顎を引いて、小鬼達が暴れる手足にぶつからないようにする。
「・・・ん?」
小鬼に対する雷の通りが良いのに気付き、結希は両手を見た。
手の平は先程ボトルの水を使った時に濡れたままだ。
「ああ、そうか」
手を濡らすことで、電気が伝わりやすくなったのだ。
結希はボトルを取り、手を濡らして、再度小鬼へアタックした。
やはり、『トールの雷』が外敵に伝わりやすくなっている。
「これは使えるな」
結希ははっきりとした手ごたえを感じつつ頷いた。
他所も含めて、合計6匹の小鬼を仕留めた結希は、
『缶詰スイーツ!!』というおかしな看板をした店を見つけた。
入口付近に1匹、呆然と空を見上げたままの小鬼がいる。
リュックからボトルを出して、タオルに水をしみこませる。
背後から近寄り、小鬼の首にタオルを巻きつけて雷を叩きこむ。
脳の中枢に電流が入り込むまで、ほんの一瞬しかかからない。
小鬼はやがて絶命し、光を発しながら消滅した。
店内から気配を感じて見を翻した。
中にも小鬼がいる。
こちらを確認しようとした小鬼へ向かって、
結希は迅速に走り、手に持ったタオルを押し当てた。
直後、雷を送り込む。
結希は切れた息を整えながら、小さくガッツポーズをとった。
手の平はすぐ乾いてしまうので、いちいち濡らすのが面倒くさい。
だがその点、水に含ませたタオルは使いやすい。
これは重宝しそうだ。
店の中は思ったほど汚れていない。
冷蔵庫の中にいくつかケーキ入りの缶詰を見つける。
中身はストロベリーチーズケーキらしい。
それにしても不思議な商品だ。巷では流行っていたのだろうか。
缶詰だけに賞味期限は一週間と記載がある。
結希は3つを回収して、店内を後にする。
他にもクレープ屋、プリン専門店、アイス専門店、
それからおしゃれなカフェがあったが、
残念ながら全て外敵に食いつくされた後だった。
この辺りにはもう食べ物は残っていないようだ。
繁華街の中心部で、日用品を扱っている店を見つける。
こころの中で持ち主に謝罪しながら、
ガラスを破壊して侵入する。
レジ横にガムや飴玉、チョコレートなどのお菓子があった。
小鬼達は食べ物の匂いに反応する傾向があるので、
結希はレジ袋を数枚重ねてお菓子を包んだ。
空腹なので少し食べて行きたかったが、
口から漏れた匂いで気付かれると厄介なので後回しにする。
フラッシュライトが使えるか試したが、ダメだった。
やはり電気機器は使えない。
マッチとライターを試すと使えたので、すかさずリュックに入れる。
ひとつだけ残っていたオイルランプの封を開ける。
点いた。
これがあれば配送センターの暗い地下も歩いて回れそうだ。
「よしよし」
ランプに使うオイルの予備も忘れずにリュックに入れた。
リュックはもうパンパンになので、
これ以上歩き回って良い物を見つけたとしても、
持ち運べそうもない。
結希は一旦噴水公園に帰ることにした。
噴水公園に帰り缶詰スイーツを開けてみた。
中にはドロドロに溶けているケーキが入っていた。
気を失ってから丸2日、まともな食べ物に
ありつけなかった結希は、甘ったるい匂いに身震いした。
指で掬って舐めてみる。
口の中が痛くなるほどうまかった。
缶の中に手を突っ込んで、口元が汚れるのも構わずに食べた。
ケーキはあっという間になくなった。
結希の手は止まらず、さらにガム、
グミ、チョコレートを食べる。
「うし」
スタミナは十分。大鬼と戦う準備は出来た。
結希は頬を両手で思いっきり叩いた。
◇
結希は配送センターの詰所からなだらかな坂を下りて、
搬入口のある広いホールまでやってきた。
以前大鬼と出会った場所だ。
やつの気配はない。
オイルランプの光を最大にして、その場に置く。
光はかなり明るく、周囲5メートルくらいならば
はっきりと見える。
結希は水の入ったボトルと、タオルをリュックから取り出した。
慎重にタオルを水で浸していく。
手に持った濡れタオルの重さを確かめ、
念のためもう一度タオルを濡らす。
準備運動をしていると、奥からあの大鬼が現れた。
角を赤々と光らせ、憤るように唸っている。
懲りずにやってきた結希に怒っているのだろう。
吐く息すら震えそうな緊張の中、
強張る体を緩めるためにとんとんと地面を跳ねる。
今にも襲い掛かってきそうな大鬼を前にして、肩を上下させる。
命を懸けた戦いでは、迅速に動けるかが勝負の分かれ目となる。
動くためには緊張よりも弛緩が重要だと結希は分かっていた。
大鬼は前進したと同時に、丸太のような腕が振り上げた。
来る。
結希の体を粉砕せんとする腕を真横に躱し、タオルを振る。
水を含んだタオルは遠心力によって大きく広がり、
鬼の顔を包むようにしてぶち当たった。
大きな音を立ててタオルが弾け、水分をまき散らす。
結希はすぐさま飛び退き、追撃を免れる。
顔面を濡らした大鬼が苛立ちをあらわにし、
何かを叫びながら、猛然と向かってきた。
そこへすかさずタオルを投げつける。
大鬼はタオルに殺傷力が無いと理解しているようで、
胴に受けながらかまわず進んでくる。
大鬼の突進を、地面を転げまわりながら躱した結希は、
顔面から胴体に至るまで、大鬼が水で濡れたことを確認すると、
口の端を上げた。
間合いをとって大鬼の手足をやりすごし、素早く手を出す。
これは、相手に何らかのダメージを期待した一撃ではない。
ただ、触れることだけを目的とした一撃だ。
大鬼の脇腹に、結希の手が触れる。
『トールの雷』が濡れた大鬼の体に奔った。
電流が末端の神経が破壊した後、
吸いこまれるように頭部へ向かう。
その時、首輪を手元に引くように、電流が瘤によって吸いこまれる。
だが、これは予想通りだ。
結希は大鬼の脇腹から手を離さないように注意しつつ、
もう片方の手を大鬼の肩に当てた。
「おらぁあああ!!」
結希の心臓と腹から生み出される『トールの雷は』苛烈となり、
大鬼の体内に次々と送り込まれる。
ややあって、瘤が破裂した。雷を吸収する許容範囲を超えたのだ。
それにも関わらず、結希のスタミナはまだ十分残っていた。
水を使った効果が如実に表れているのだ。
ついに『トールの雷』が大鬼の脳に達した。
結希は心臓にも重大なダメージを与えることを忘れない。
脳と心臓の死。
それはすなわち、生命活動の停止を意味する。
結希は油断なく、大鬼の体に電気を流し続けた。
やがて大鬼の角から光が消える。
死んだ。倒した。
そう思った結希がわずかに『トールの雷』を弱めた瞬間、
大鬼が動いた。
結希は咄嗟の動きで体の正面を庇うと、
そこへ向かって巨大な拳が放たれた。
結希の体が浮かんで、壁まで吹き飛ばされる。
背中を打ちつけ、膝をついた結希は必死で大鬼の方を見た。
脳に電流を流して、追い打ちもした。
それなのに、なぜ生きている。
大鬼は全身に大きなダメージを負っているが、
その膂力は衰えていない。
結希は愕然としながらも、
手足に電流を流して、負傷した体を無理やり起き上がらせた。
体の内部で軋むような嫌な音がする。
結希は歯を食い縛る。
「ぐぐ・・・」
雷の力で体を無理矢理動かすにはリスクが伴うが、
今はそんなことを言っている場合ではない。
大鬼は大きく一歩踏み出して、真上から拳を叩きつけてきた。
結希は右へ飛んでそれを躱す。
飛んだ、というのは比喩ではない。
右足の力だけで3メートルは移動している。
明らかに自分の運動能力を超えていた。
着地に失敗して地面を転がってから立ち上がろうとして、
結希は異変に気付いた。
「?!」
無茶な負担をかけたせいで、足がまったく動かない。
「くそ」
何とか片足だけで体を支えて立ち上がる。
だが、これでは大鬼の攻撃を躱すことは出来ない。
大鬼が壁にめり込んだ拳を引き抜いている間に、結希は考えた。
どうにかして、もう一度、雷を叩きこむしかない。
今出すことのできる一番強い力を、両手に集める。
「ふぅ・・・・ふぅ・・・」
わずかに姿勢を低くして、待ち構える。
鬼が小さく唸り、口から白煙を上げた。
その時だった。
「え」
大鬼が前のめりに倒れた。
結希はすかさず、渾身の力を込めた右手を、
大鬼の頭に叩きこんだ。
脳細胞を焼き切ってしまえば、絶命するはず。
全ての力を使い切り、空っぽになった結希は地面に突っ伏した。
首をねじって大鬼を見ると、光に包まれて消えるところが見えた。
◇
大鬼が消えてしまうと、ホールには暗闇と静寂が残された。
あれから、どれほどの時間が経過したのだろうか。
結希は倒れたまま、動けないでいた。
呼吸をする度に、脇腹と背中に激痛が走る。
重症なのか『困難を与えられるほどに強くなる肉体』は、
思うような効果を上げない。
きっと、噴水の水を飲まなくては助からないだろう。
結希はオイルランプの光をじっと見ていた。
光だけが、結希の生を繋いでくれているような気がする。
だが、疲労と痛みが結希の目を徐々に霞ませていく。
いよいよ終わりか。
せっかく女神に生き返らせてもらったのに、不甲斐ない。
惜しむらくは葵に出会えなかったこと。
彼女はどうなったのだろうか。
結希と同じように外敵に襲われてしんでしまったのだろうか。
目を閉じた。
考えるだけ無駄だ。自分は死ぬのだから。
<結希さん>
虚空から結希に向けた言葉が、はっきりと聞こえた。
結希は再度目を開く。滲んだ光が見えた。
<結希さん>
福音にも似た声は、聞き覚えのある女神に間違いない。
「は・・・い」
<ああ、よかった>
死に瀕した自分を案じる声が、
思ったよりも近くにあることに気付く。
<大鬼はあなたを殺すために、ミーミルが仕掛けたようです。
だから、私も約束を違えて、あなたに話をしました>
「・・・は、はぁ」
<あなたが先程使ったのは、『雷獣』といいます。
身体に『トールの雷』を流して体を強くする術です。
体に負担がかかりますが、『困難を与えられるほどに強くなる肉体』と
非常に相性が良いものです>
「はぁ・・・」
<結希さん。しっかりなさい。あなたはまだ死にません>
自分は死なないと言われても、身体は動かずいまだ激痛に苛まれている。
フォルトゥーナの言には、説得力がなかった。
<葵は生きています>
死への恐怖、強烈な痛み、不安、
不甲斐なさ、恥、全てを断ち切る言葉だった。
「本当ですか?」
結希は浅い呼吸をやめて、思い切り息を吸った。
<結希さんはまだ元気です。死にはしません>
聞いているうち、本当にそんな気になってくる。
<ですが、情けないですね。
あなたは1000兆人目だというのに。
よくお聞きなさい>
「は、はい」
結希は顎を上げた。
<肉体の限界を超える『雷獣』の術と対となる
『麒麟』の術というものがあります。
『麒麟』は自らの肉体に雷を流すことは『雷獣』と同じですが、
自らの意志よりも先に肉体を動かすことができるという点が異なります>
「意志よりも先に・・・?」
<あなたは『麒麟』の一端を先程見せました。
意志に関わらず、雷の力のみで肉体を動かしたのです>
結希は先程の戦いを思い出す。
確かにフォルトゥーナのいうような側面もあった気がする。
<生物は見てから反応するため、動き出すまでに時間が必要となります。
ただし、『麒麟』を使えばその時間は必要なくなります。
見た瞬間に、判断を抜きで動き出せるのですから。
使いこなせば、まさに疾風迅雷のごとき速さを得ることになるでしょう>
結希は息を呑んだ。
そんなことが可能なのか。
だが、女神の言った通りにできれば、凄まじい力を得られるかもしれない。
<倒れている場合ではありません。
まずは『雷獣』を使い、立ち上がるのです>
「・・・は、はい」
しかし、結希は『トールの雷』を出すことはおろか、
身体に力を入れることすらできなかった。
<雷の源は、心臓です。心臓から力を絞り出すの>
結希は胸に手を当てた。
まだ、自分の心臓は力強く鼓動している。
心臓。
そこから生えるように雷が出てくるイメージを思い浮かべる。
出た。
『トールの雷』が背骨を通って、上半身に行き渡る。
結希は腕に力を入れて上肢を持ち上げた。
<よろしい。幸運にもその先には女神の噴水があります。
そこで傷を癒せます。
女神の噴水近くには、鬼達は入れません。そこでしっかり休みなさい>
赤い色のついていそうな息を吐きながら、結希は立ち上がる。
「た、立てた・・・」
<あの扉の奥へ行きなさい。
これで最後です。結希さん。
葵のためにも、生きてください>
声と気配が離れていく。
女神の気配が消えると、結希は『雷獣』が解けないよう気を付けながら、
オイルランプを手に取った。
「ふぅ・・・ふぅ・・・根性、だ」
体は動くものの、痛みは変わらない。
結希は盛大に顔を顰める。
大きな搬入口の右手にあるドアを目指す。
フォルトゥーナはこの奥に女神の噴水があると言った。
噴水があれば傷を癒せる。
この苦痛から解放される。
そして、どこかでまだ生きている葵に会うのだ。
ドアの前で手が震えた。
なんでこんな時に。
ここは玄関前ではないのに。
すぐに声が聞こえてくる。以前も聞こえた、子どもの声だ。
よく見ると、ドアの前に小さな黒い影が佇んでいた。
「いーち・・・にーぃ・・・さーん・・・・よーん」
小さな影が数を数える毎に、不安が増していく。
なぜ、不安が増していくのかはわからない。
自分はおかしくなったのだろうか。
「くそ・・・」
汗が目に入ってきた。
それだけで結希はひどく混乱する。
子どもの声がどうした。自分がおかしいのは、ずっと前からだ。
今更、この位でびびってたまるか。
自らを鼓舞して、ドアを押す。
「・・・あれ」
中に入ると、小さな影と子どもの声は消えていた。
◇
搬入口の奥は、だだっ広いホールになっていた。
その中心に、女神の噴水はあった。
噴水の周囲数メートルにある棚や荷物は綺麗にくり抜かれており、
代わりに噴水公園で見たのと同じ石畳が敷かれていた。
結希はその異様な光景に息を呑む。
まさに神の所業だ。
ホール内は地下にある部屋ということもあって、
真っ暗闇だが、噴水が仄かに青白い光を放っており、
辺りは少し明るい。
結希はオイルランプの火を弱めて進んでいった。
噴水の縁に腰かけて、衣服を脱いで池の中に入る。
すぐに結希の身体に変化が起こった。
身体中にあった痛みが徐々に抜けていく。
フォルトゥーナが言っていた通り、
ここの噴水も、噴水公園と同じ治癒効果があるようだ。
結希は潜った。
水中で息を止めたまま、
「情けない」とフォルトゥーナに言われたことを思う。
力が欲しい。もっと強くなりたい。
それに、葵は生きている。
決意を胸に結希は水から飛び出した。
体を拭くと、今度は腹が減ってきた。
食べ物を求めて配送センター内を探索する。
ホールの周りにはいくつも黄色いテープが張られていた。
おそらく、女神の噴水が突然現れたことで、
この辺りが立ち入り禁止になったのだろう。
「いきなり職場がこんなになって、困っただろうな」
見取り図を確認すると、地下は3階まであり、
冷蔵庫のある地下1階以外は荷詰めされた段ボールの
保管庫となっているのがわかった。
結希は地下1階の奥にある巨大な冷凍庫に向かった。
冷凍庫は稼働していなかったが、中はかなり冷たい。
冷気が逃げないよう、結希はすぐに入口を閉める。
どこかのレストランに配送するのか、
加工・調理されてから冷凍されたたくさんの食べ物が、
段ボールに詰められている。
結希はこれを見て叫び声を上げた。
こんなにあるなら、しばらくは食べ物には困らない。
段ボールを開けると、ソースに浸けられたハンバーグが
真空パックされていくつも入っていた。
湯煎に入れればそのまま食べられそうだ。
結希は必要分を持って出ると、冷凍庫を閉めた。
「でも、冷凍庫が温くなったら、すぐに痛んじゃいそうだな」
手に持った段ボールの表面はまだ凍っているが、
中の冷気はいつまでもつだろうか。
冷凍庫の出入りは極力減らした方がよさそうだ。
結希はすぐに繁華街に出かけて、キャンプ用品店から
カセットコンロと湯煎を運んできた。
また、その際に運よく大きめのスポーツ店から
プロテインを3キロ分入手する。
とうとう運が自分に向いてきた気がする。
夜は、湯煎でハンバーグとチャーハンを2食分も食べた。
腹いっぱいで眠くなり、結希はそのまま就寝した。
ありがとうございました。
次話は来週更新いたします。




