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128話 結希とダニエル

晴れていた空が曇り、やがて雨が降り始めた。

死を求める刃が幾度も掠めていくうちに、周囲は瓦礫と化した。

「なぜ当たらない」

黒光りする巨大な傘が、視界の半分以上を闇に染めた。

こちらの目を塞ぐつもりなのだろう。

だが、今の結希は視ることに頼らずとも、

張り巡らせた『トールの雷』の力で、物の位置関係が把握できる。

前後左右から飛来する小さな礫と、

傘自体から生じた鋭い槍を悠々と躱す。

結希は触れるもの全てを焦がす雷を指先一点に集中させた。

雷光は瞬く間もなく傘を突き抜け、ダニエルに到達する。

「うぐっ!!」

彼の体の半分を焼いたところで、砂鉄の津波が雷光を握り潰した。

ダニエルは呼気に白煙を混じらせ、足元をふらつかせた。

宿敵は青ざめている。対する結希に疲労はない。

「まるで、悪夢のようだ」彼が指揮者のように腕を振るう。

紙のように薄くならされた砂鉄が、

広い範囲に伸びて、空間ごと断つように放たれた。

造作もなく回避する。

薄い砂鉄はその後、幾重にも重なって襲ってきたが、

ひとつずつ丁寧に躱して、結希は悠々と離れた地面に着地する。

次の瞬間、あらゆる方向から手裏剣が飛来してきた。

結希は手裏剣の側面を叩いて全て叩き落としてしまう。

想定内の出来事が繰り返されるせいで、

見えるもの全てがスローモーションになったように感じる。

「ばかなっ」

ダニエルがだらりと両腕を下げ、荒い呼吸を吐き出した。

彼の間合いにいながら、結希は視線を外した。

それほどに余裕があったのだ。

遠くの雲の隙間から、稲妻が零れ落ちるのを見る。

少し遅れて、聞き慣れた轟音が響く。

髪を濡らした雨水が、眉間の間をするりと冷やして落ちる。

地上のあらゆるものが、自分の味方をしているようだ。

結希はこの瞬間、完全にダニエルを上回っていた。

「・・・仕方ない」

ダニエルがこちらに向けていた砂鉄の槍を地面に落とした。

「結希は強い。

だから自分も捨て身で戦おう」

彼の言葉を合図に、目の前に朝焼けが生じた。

朝焼けはダニエルを中心として、周囲一辺を照らしている。

生きている全てのものを狂わせるような光だ。

光はやがて紅くなり、結希に世界の終わりを連想させた。

ついにきた。

これから目の当たりにするのは、おそらくダニエルの奥の手だろう。

それを出さざるを得ないほどに、結希は彼を追い詰めたのだ。

「・・・」

静かに『ある境地』を解く。

今から起こる戦いは、おそらく『麒麟』では対応不可能な領域にある。

ボディバックから携帯食料を取り出すと、おもむろに齧りついた。

ボトルの水とともに一気に流し込む。

人の枠を超えた代謝能力が、結希の体温をぐんぐん引き上げていく。

ボトルとボディバックを地面に置いて上着を脱ぐ。

その場で跳ねながら肩や背中、尻を叩いて気合を入れる。

「出番だぞ」

己の内にある『雷獣』を呼び覚ます。

足先、足首、膝、腰へと『雷獣』の力が、

身体に齧りつくようにしてせり上がってきた。

雷電が生み出す火花が呼気に混ざる。

じんじんと痛みに似た爽快感が全身を満たす。

つま先で地面を軽く叩くと、

雷が生じて爆竹が炸裂したような音が響いた。

今までで一番速く動ける予感がする。

ダニエルが発する夕焼けが徐々に収束していく。

変化の終わりが近付いているのだ。

発散された力動が収束した先に、とてつもない気配があった。

やがて風が止まり音も消えた。

光すら一段階暗くなったように感じる。

赤銅色の鎧を着たダニエルが立ち上がった。

手には普通の人には扱えないだろう巨大な斧が握られている。

彼が斧を軽々と持ち上げた姿を見て、

結希は恐ろしいまでの膂力を想像した。

「またせたね」

いつでも動き出せるよう、結希は軽く膝を曲げて構えた。

直後、半円を描いた斧が地面を刈り取った。

ダニエルは目にも止まらぬ速さで振りかぶると、斧を上から叩きつけた。

重低音とともに、粉々になった礫が結希へ向かって飛来して来る。

「っ!!」

出し惜しみなしの『雷獣』で被弾範囲から逃れると、

回り込みながらダニエルの背後へ走った。

宿敵が地面を踏み鳴らす。

それだけで恐ろしい衝撃波が結希の身体を押し戻した。

「ぐっ!!」

怯んだ隙を埋めるごとく、巨大な斧が真上から襲ってきた。

どのように躱したか記憶が消える程の衝撃が、足元で爆ぜる。

気付けばそれまで立っていた地面が粉々に失せていた。

浮遊した身体を制御する結希は、ダニエルが拳を後ろに引いたのを目撃する。

真っ黒な闇に吸い込まれるような錯覚に陥る。

没した地面につま先が到着した瞬間、強く蹴った。

身体を捻って回転させ、突き出された必死の拳から逃れようとする。

究極の暴力が背筋をかすめた。肉が削り取られて鮮血が舞う。

生じた暴風を利用して身体をさらに回転させると、

すれ違いざまに、5つの雷槍をダニエルの背中に突き刺した。

コンマ数秒後に炸裂した迅雷は連続する小爆発を起こすが、

彼の鎧を貫くには至らない。

堅い。

雷を受けながら、ダニエルが斧を振っている。

速い。

反射的に後ろに飛んだことが幸いして、紙一重で躱せた。

斧が雨と空気を巻き込んで、結希の全身に烈風をぶち当てた。

くらっていたら間違いなく死んでいただろう。

着地と同時、結希は自らに『トールの雷竜』を叩き込む。

『雷獣』が『雷竜』を喰らって、さらに力を上げた。

巨大な竜がごとく雷光を身に纏い、結希は猛った。

「うおおぉぉああああああああああああ!!!!」

何もかも出し切らなくては彼には勝てない。

泥に濡れた地面のさらに奥、堅い地盤を踏み抜いて加速する。

神速で間合いに入り、高速で身を捩ると、

遠心力を十分に利用した後ろ回し蹴りを放つ。

体重の何倍もの圧力が込められた足の裏が、鎧の一部を打ち砕いた。

わずかに体勢を崩したものの、

ダニエルは斧を水平に振って反撃してきた。

その場で跳び上がって何とか躱すが、

足が地面に着く前に、斧がありえない速さで往復していた。

致命の一撃がくる。

しかし空中では逃れることは叶わない。

結希は全身に纏った『雷獣』のエネルギーを手中に集めると、

瞬時に『雷竜』に変換して、斧めがけてぶち込んだ。

斧と『雷竜』の顎が衝突すると、両者の間で霹靂が爆ぜた。

「うがああああぁぁぁぁあああ!!」

信じられないことに、ダニエルは『雷竜』の首根っこを掴むと、

地面に叩きつけて組み伏せた。

ばかな。

ダニエルが空間を削り取るように踏み込んできた。

衝撃が結希の全身を貫いて、後方の空間を揺らす。

「ぐぎゃっ!!」

ダニエルのタックルをまともにくらった結希は、

はるか後方へ投げ出され、水切りのように地面を跳ねながら

山となった瓦礫に突っ込んだ。

「うげっ」

口からどろどろした何かが飛び出した。

自分がどこにいるのか、一瞬わからなくなる。

混乱収まらぬうちから本能的に前を向くと、

クルクルと回転する視界の中心に、ダニエルの拳があった。

全体重の乗ったそれは、まともに食らえば頭が砕けるだろう。

「っっ!!」

頭部を守りながら左に転がると、

そこにサッカーボールキックが飛んできた。

台風のような蹴りは、両腕でガードした結希の身体を宙で一回転させた。

強烈な衝撃を受けて、腕と背骨がぺきぺきと音を立てる。

すぐに動かなくては死ぬ。

朦朧とした意識の中で思った結希は、『麒麟』に命運を託す。

水たまりに落ちた直後、地面を蹴って追撃の踏みつけを躱した。

頭部の代わりに弾けた瓦礫が、頬にぱらぱらと当たってくる。

次に『麒麟』が選んだ選択肢は、反撃だった。

ダニエルが斧を振ったタイミングに合わせて、

体重の乗った前蹴りが鎧に突き刺さる。

その瞬間、『麒麟』を解いて『雷獣』を呼び覚ます。

「うおおおおお!!」

足を痛めることも厭わず、全力の『雷獣』でダニエルを押し返す。

よろめいたダニエルの顔面へ、飛び膝蹴りをぶちかます。

結希の体はダニエルを蹴って尚、上に飛び上がった。

下に落ちる勢いを利用して、

そのまま全体重の載ったひじ打ちを叩きこむ。

「がはっ・・・」

ダニエルの身体が勢いよく地面に叩きつけられた。

頭部の鎧が砕けたことで衝撃が直に伝わったらしく、

彼が動きを止めた。

だが結希の方も、肉体的な限界をすでに超えている。

「うえ・・・」血を吐きながら、前のめりに体を折る。

内臓に受けたダメージが、急激な動きのせいで悪化したのだ。

息が止まり、景色が真っ白になる。

酷い耳鳴りのせいで、周囲の音が全く聞こえない。

呼吸だ。呼吸をしなければ。

「あがっ・・・・がはっ!!

ぜぇ・・・ぜぇ・・・はぁ・・・」

真っ白だった景色にようやく色が戻ってきた時、

ダニエルが立ち上がった。

結希は心臓の熱量を雷に変える。まさに命をかけた所業だった。

雷は心臓から肺へ、肺から両腕へ、さらに両手に向かっていく。

手の際を雷電が激しく往復する。

弓のように引き絞り、宿敵の体に狙いをつけた。

ダニエルの方は斧を水平に構えると、

斧と鎧の一部を変化させ、前面に大きな盾を形作っていく。

全力でこちらの攻撃を受け止めるつもりだ。

力と精神が、前へ進めと切に願っている。

たとえ砕かれたとしても前へ進め。

打ち放て。

結希の命を発射台にして『トールの雷竜』が放たれる。

『雷竜』の巨大な顎が、ダニエルの盾に喰らいついた。

「ぐぅぅううううううううう!!」

手が焦げるのも構わず、結希は体中の力を振り絞った。

「うおおおおおおおぉぉあああああ!!」

ダニエルもあらん限りの力で押し返してくる。

結希が力を出し切ったと同時、彼の盾が崩壊した。

わずかな余力を残した『雷竜』がダニエルへ直撃する。

雷が鎧を完全に崩壊させ、彼の体を吹き飛ばした。

ダニエルがもんどりうって倒れる。

対する結希の方も、力を使い果たして膝をついた。

「うぐ・・・ぐうう・・・うが」

頭の中で、巨大な楽器が高音を鳴り響かせ、

目の中で赤い花が咲いては枯れ落ちていく。

限界を超えた身体が、おかしな反応を繰り返しはじめた。

がちがちと音を立てる奥歯。痙攣する内臓を押さえられない。

顎が勝手に上がってきて、前のめりに倒れそうになる。

身体が中心から膨張して、しまいには破裂してしまいそうだ。

だが、それでも結希の手足は前へ進んだ。

「な、なんで・・・動け・・・るんだ」宿敵の顔が驚愕にそまる。

じわりじわりと近づく結希から、彼が後退っていく。

「うう・・・うあああああ」

慌てたダニエルは足を泥にとられて転んだ。

立ち上がろうとする足を掴まえた。

「うわああああああ!」

彼は叫びながら砂鉄で作ったナイフを突き出してきた。

結希は手のひらで鋭利なナイフを受け止めた。

突き刺さり、切っ先が反対側に飛び出す。

鮮血にまみれた手を握り締め、ダニエルを引き寄せた。

「だあああぁぁ!」

叫びながら持ち上げた肘をぶつけてやった。

「うぐ!」彼が頭を押さえてうずくまる。

結希は刺さったナイフを引き抜いて、後ろに放り投げた。

彼の襟を掴んで持ち上げると、傷ついた拳でぶん殴る。

一発。

引き寄せて、もう一発。

「うぎ・・・あがが」ダニエルが必死で逃げようとする。

「なんで・・・なんで・・・っ。

動けるんだぁ・・・っ?」

結希は追うのを止めた。

もう手足が痺れてほとんど動けなかったのだ。

苦しみを面の下に押し隠すと、何とか口を開く。

「あ、あんたは、人に、失望したんだろ?」

「そ・・・そうだっ。

人は生きている価値がないんだ!!」

彼の瞼が数度上下した。瞳は青かった。

ダニエルの言葉に、半ば痙攣しながら首肯する。

「確かに、そう・・・かもね」

返事に満足したように、ダニエルが笑む。

こころが燃え始める。

その笑みだけは、どうしても否定しなくてはいけなかった。

「でも、僕には、いるんだ。

暗い玄関で、一緒に数えてくれる、人が」

燃えたこころが、雷を生み出す原動力となる。

限界を超えた自分にもまだ、わずかな力が残されているのだ。

「どういう意味だ?」声が明確に怒っていた。

彼は子どものように、言葉の真意を知りたがっている。

「・・・葵が、い、一緒に、数えてくれた」

身体の端々に残された雷を、指先の一点に集めた。

指が灯を宿したように輝き始める。

これが今生じさせることのできる、精一杯の雷だ。

「たった1人からの、わずかな善意のために、

結希は、戦っているっていうのか?」

首を振った。「僕は、いろんな人に救われた」

ダニエルが頭を抱える。顔を振り乱して、彼は苦しみ始めた。

「私には、なかった!!」

「ダニエルにも、あったはずだ」

「どこにもなかったさ!」彼が呵々と笑う。

結希は冷え切った胸に手を当てた。

「じゃあ・・・なんで世界に、失望、したんだよ?」

ダニエルの顔が硬直する。

結希の言葉が彼に刺さったのを感じる。

「あんたには、大切な人がいた。

失って・・・し、失望したんじゃないのか?」

硬直した彼の顔が小刻みに震え始め、がたがたと振戦に至る。

その怒りは切実すぎて余裕がなく、

身を滅ぼしかねない痛みを伴っていた。

「お前にぃ!! 何がわかるんだぁあああ!!」

彼が腰に手を回した。

右手には黒光りするリボルバーが握られている。

ああ、くそ。

「何もかも、あいつらが奪ったんだ!!

奪ったんだぁぁぁぁああああああああ!!」

立て続けに6発。

1発が胸に、1発が腰に当たった。

結希の身体は力を失って倒れるしかない。

「う・・・」

みるみる血が失われ、手足が急激に冷たくなっていくのを感じる。

ダニエルは足を引き摺りながらこちらに来ると、結希の上に跨った。

「許さないぞ・・・。

許さんっ・・・絶対にぃい!!」呪詛のように繰り返す彼の声。

結希はリボルバーへ弾が込められていくのをじっと見つめた。


いーち


彼はまさに鬼の形相で、結希の額に銃口を押し付けた。

「うぅぅうう!!」

獣のような唸り声が、瞼を押し潰した。

表に出せば正気を失う程の怒りと悲しみを、彼はずっと抱えてきた。


にーい


「うごごごごがあああああああ!!!」

震える銃口に結希は抗わなかった。

自分の人生には、幾度も救いがあったからだ。


さーん


結希は泣いていた。

求めることすらできなくなった彼の痛みとは、

どれほどのものだったのだろうか。

こころを血みどろにして、噛みしめようとする。


しーい


降りしきる雨が、命を奪い去っていく。

弾丸が撃ち込まれるまでもなく、自分は死ぬだろう。


ごーお


気付けば結希は数えていた。

誰に言われたわけでもなく、祈るように。

ちゃんと自分で気付けたのだ。


ろーく


視線を逸らしたその先に、

泣いている男の子が立っている。


しーち


結希にはわかった。

彼は僕だ。

指先にはまだ雷の灯が残っている。


はーち


いつか葵がしてくれたように、笑ってみせた。

男の子の目が不思議そうにこちらを見る。

誰かに言われたからじゃない。

自分の意志で、これから数えていくんだよ。


きゅーう


意識を真上に向けた。

天へと。

空と線で繫がったような感覚に包まれる。

雲の中で、荒々しく身をうねらせる雷鳴に耳を澄ませる。

「来て・・・」結希は呟いた。

呟きは宙で霧散せず、巨大な質量の雷へと届いた。

雷は雲の中をもがき苦しむように走り回り、呼びかけに抵抗する。


わかっている。

期待して傷つくなんて嫌だ。

だから、いたずらに失うことばかり怖がり続けてしまった。

でも、本当はずっとこうしたかった。

失うことを恐れずに、誰かの力を借りることを。


「頼む・・・。

彼を止めて、あげたいんだ」

強い呼びかけに反応して、雷が矛先を下へ向けた。

轟音とともに降りてくる雷が『雷竜』へと姿を変え、大口をあけた。

雨も銃弾も、怒りも悲しみも、過去も未来も、結希もダニエルも、

幾千もの目映い閃光がすべてを貫いていく。

溜まった澱をかき混ぜるように、空気と地面が大きく跳ねた。

終わりは刹那の間だったが、2人とっては少し長い。

瞬間を引き延ばした時間の中で、ダニエルと少しだけ目が合った。

「自分も・・・父にもらったものがある」

彼が嬉しそうに言った。

「なに?」

「尊厳さ。

ありがとう結希。思い出させてくれて」

ダニエルの満足そうな顔が、金色に輝きながら消えていく。

輝きは小川の水のように、空へと流れていく。

そうして、2人の長い戦いが終わった。

「・・・ふぅ」結希が長息したとき、

常人なら一瞬で死に至るほどの雷電が流れ込んできた。

<結希>

雷光が声の主の輪郭を浮かび上がらせる。

<一緒に歩めて、嬉しかった>

その声は、間近くで和太鼓を叩くような振動に似ていた。

結希は、古ぼけた本を読んだ時からの相棒へ微笑んでみせた。

「僕の方こそ」

<結希のように、私も大切な者達を忘れずにいよう>

トールはずっと後悔していたのだろう。

ともに守り切ったことで、彼も安らかになれただろうか。

「僕も・・・忘れない」祈るように手を握る。

轟、轟、と大地を鳴らす稲妻が体を通り過ぎて、天へ昇っていく。

自分の場所へと帰るのだ。

結希も帰ろう。

きっと彼女の所へ。

ゆっくりと目を閉じて、全身から力を抜いた。

ありがとうございました。


長い戦いが終わりました。

あと2話です。

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