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ボッチスパイ一般女性に手込めにされる  作者: ざっくん
最強スパイ手込めにされる
2/5

コ、コイツ、ヤベー

 知らない天井だ…


 スパイが布団の中で目を覚ます。


「ん?起きた?」


 女性がスパイの顔を覗き込む。


この態勢、この感触、まさか膝枕!?ん?待て、ここはどこだ?


 スパイは一瞬正気を失いかけたが、ギリギリで留まった。


「俺はどうして気を失ったんだ…」


「それ、私のせい、」


何やりやがったコイツ?


「こう首をトンって」


女性はジェスチャー付きで答えた。


 それができるのはフィクションだけだぞ?嘘も大概にしておけ。


「あっ、その時何か壊しちゃったみたい…」


はぁ?首に仕込み武器なんて仕掛けてないが…


スパイは自身の首を確かめる。


#体内装甲__プロテクター__#が逝ったーー!!

 なんだコレは、どう言うことなんだ?分からん?は?え?コレは俺様の自信作、徹甲弾も一回限りなら完璧に防げる代物だぞ!?一体どうやっ…


「だから、首をこうトン、って」


あー、そう言う見え見えの嘘はいい。粗方、催眠ガスがなんかで…待て、心読まれてないか?


「読んでないよ?」


よ、読まれてる!


「ちょっと待ってくれ、聞きたいことが山ほどある、いいか?」


「ん?いいよ」


「まず一つ目俺はどうして気絶した?」


「首をこう…」


 そんな嘘はどうでもいいんだよ。信用されたいなら証拠の一つでも出しやがれ!


「ん、分かった」


「は?」


女性は手を伸ばし前屈みになって何かを掴んだ。


「あ、ごめん」


 女性の胸がスパイの顔に当たる。


「別に構わん、それで何なんだ?その球体は?」


「鉄の玉?」


 何故疑問型?いや待て、それをどうするつもりだ!?


「フン!」


パーン!


 その球は金属とは思えない音を出して弾け飛んだ。


「あっ……」


 スパイは恐怖のあまり気絶してしまった。

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