表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
244/262

235☆シン最終章[7]◆神授祭 2日目②



「おひさしぶりです。『聖女』さま」

「おひさしぶりね。『巫女……見習い』? ……ドロレスちゃん!?」


 そう言えば、『冶金の丘』はドロレスちゃんの生息地……じゃなくて、居住地だったよ。


「あたしのこと、忘れてませんでした?」

「な、なにを言ってるの、忘れるワケがないじゃ有馬温泉」


 動揺して、かなりしょうもない事を言ってしまった。


「……(むー)……」


 不満そうだ。


「もうすぐ、お誕生日ですわね」


 彼女、『黒の日々』の最後の『焼き肉の日』……じゃなくて、『お肉の日』生まれのはずだ。それって、明日だ。


「違いますよ。あたし、『王都大火』の最中(さなか)に生まれてるので、誕生日変えられてるんです」

「そうでしたの?」


 どこの「五女」だ?

 って、「五女」はそうはいないぞ? 特定されちゃうぞ。


 でも、彼女は『(なな)の姫』だったりする。

 養女に出されてるけど、元・王女様なのだ。


「最初に会った時に、『あたし12歳ですよ』って言ったじゃないですか」

「ああ、あの猫耳奴隷のフリしてた時ね」


 記憶を辿りながら何気なく言うと、ドロレスちゃんは黙り込んだ。


「…………」

「……な、なに?」


 白いヴェールの奥で、ニカッ☆ と笑ったのが分かった。


「やっぱり、このヨハンナさんは、『お兄さん』なんですね」

「…………」


 またまた「ひっかけ」かあ。

 バレバレかあ……。『ばれんたいん・きっす』か。椎○真昼か。


 前にも一度「身バレ」してるから、別にいいけどさ。


「なんで分かったの? あと、セシリアの猫耳にも『盗聴器』なんて無かったよ?」


 一応、(あらた)めてみたのだ。

 いつ、気付かれたんだろ?


「そんなの、『話し方』で分かりますよ」

「…………」


 まあ、そうかもな。


 でも、疑われた最初のきっかけは、「俺の双子の妹(?)」という設定だったカオリちゃん(※当時男の子)が突然いなくなったから、なのだそうだ。


 俺たちのやることって、色々と雑で、穴だらけだもんな。


 まあ、『仮面の男』のこととか、訊きたい事は色々あるし。


「あ、これ差し入れです。みなさんでどうぞ」


 『出迎えの儀』のために「南の正門」に並ぶ面々に、あたたかい「お茶」がふるまわれた。でも、こんなんいただくと、またまた『おトイレ』が近くなる気がするよ。


      ◇


「おひさしぶりです。『聖女』さま」

「おひさしぶりね。『巫女』サレイシャ……って、え!?」


 久しぶりに再会したサレイシャ嬢は、記憶の中の姿と異なっていた。


 黒髪で大人びた風貌。ウエストのくびれたナイスバディな美人さん。


 ……そんな印象がある。


 だがしかし――


「……貴女。そんなに『色白』でした?」


 俺と同じような、浅黒い「褐色(かっしょく)」の肌だったはずなのに……それはどこにいったんだ?


「あれは、『日焼け』だったんです」

「ええええええええっ!?」


 褐色日焼け少女だった、だとう!?


 いろんなアニメで、夏に海行って「日焼け」とか「寝てるあいだにイタズラ」とか「刻まれし罪の烙印」とか「完全防備で日焼け対策」とか「イカの墨で紫外線防御」とか「日焼け止めを素手で塗り塗り」とか「日焼け止めを足で塗り塗り」とか「シャワーでひりひり」とか「日焼け跡の見せっこ」とか「それを逆手にとっての期間限定ジャングル喫茶」とか色々あるけれども……ええええええ!?


      ◇


(褐色日焼け少女と言えば、『ミオミオ』だべさ)


 勝手な愛称で呼んでるけれども、「小○(みお)」は名作『サマータイム○ンダ』に登場するスクール水着の日焼け跡が(なま)(ちろ)いセーラー服少女だ。


 俺が個人的に好きな「方言しゃべる女子」でもある。


(中の人の白砂(しらす)さんは、和歌山県ご出身で、ネイティヴなのだべさ)


 ほほう?

 てことは、『わかのうら』を飲んだことがおありなのかしら?


 なお、メインヒロインである姉の「○舟(うしお)」は、金髪で色白なスク水少女だ。白い縁取りのある「新スク」だ。「白い貝殻の小さなペンダント」もつけてたりする。


 で、「ミオミオ」とか呼んでる根拠としては、ある事情で、「○舟澪」は二人存在しているからなのであった。


 それでいくと、我々は「ヨハヨハ」だな。


(して、どっちが好きなんだべか?)


 俺は「どエム」なので、どちらかと言うと冷酷な「影」のほうが、たまら……イヤ、そういう話ではなく。


(『タマランチ会長』だべか?)


 それ誰やねん?


(『YA○RA!』だべさ。『キンちゃん』てキャラもいたのだべさ)


 そんで、「キンちゃん」は会長のことを「タマちゃん」と呼ぶのだそうだ。てか、いたのか? 男性のタマちゃん(笑)。


 で、『○WARA!』って、女子柔道のお話だよな?


 それから何年ぶりなんだろ?

 2023年冬アニメ『もう○っぽん!』も、女子柔道のお話だったよ。


 柔道の「道着」って、日焼けしてると痛いらしいよ。


      ◇


 慣例の「再会の抱擁(ほうよう)」もすませた。

 『巫女』サイレシャの方が、『聖女』ヨハンナよりも背が高いので、上に載せられる感じだった。


(何がのせられたの?)⇒ミーヨ。


 おっぱいだ。


 なお、『巫女』アナベルの時には、その点に触れなかったけれども……まあ、そういうことだ。


 だが、俺は「おっぱい博愛主義者」なので、それも悪くないのであった。

 たまに、胸がないのをイジられるキャラもいるけれども、胸はそこにあるのだ。だから、登るんだ。たとえ、「エターナル胸ぺったん」であっても。


(『刀使(とじ)巫女(みこ)』の『○条姫和(ひより)』ですね?)


 ちなみに、そう言ったのは「益○薫」だ。「ねね」の友人だ。

 ただ、二人とも直後に「古波蔵(こはぐら)○レン」によって撃沈されてたよ。


 それはそれとして、俺とサレイシャ嬢は、「奉納品」を積んだ『馬車』が倉庫群の方に向かうのを見届けるために、並んで立っている。


(『光眼(コウガン)』。受光。嘘発見モード起動)⇒俺。


 ふと思い当たることがあったので、訊いてみた。


「もしかして、『美南海(みなみ)』の島の『万緑(みどり)(あか)』を任地として希望してらしたのは、『日焼け』をするためでしたの?」


 そこは、惑星『アアス』の赤道付近にある「常夏(とこなつ)の島」なのだ。


「…………」


 サレイシャ嬢は、深いため息をついて、奇妙な表情で微笑した。

 吐息が、白く輝いてる。冬なので、気温が低いのだ。


「……はい。ですが、『巫女』ともなると、裸で日光浴……というわけにもいかず、いつの間にか、こんな風に肌が色褪(いろあ)せてしまいました」

「……ふむ」


 嘘はついてないようだ。サレイシャ嬢は「輝いていない」。


 てことは、意図的に、何かを隠すために、わざわざ「日焼け」してたってことだろうな。……たぶん、「あの事」だろうな。


「『王都』にいるときは、どうしてらしたので?」

「『神殿』に、秘密文書用の読書室があるんです」


 そんなのあるんだ?

 紫外線……ブラックライトを出す『ユカリちゃんの体液』が入った『水灯(すいとう)』で、『消える青墨(あおずみ)』で書かれた「消失文字」を読むための、専用の部屋なのだそうだ。


「そんなところで、全裸で日焼けを?」

「はい。お恥ずかしい話ですが」


 絵面(えづら)を思い浮かべると、笑ってしまいそうになるよ。

 そんで、「紫外線を浴びると日焼けする」ってのを、知ってる人は知っている、って事なんだな。


「でも、どうして日焼けを? 肌が白いのが、イヤなので?」

「以前もお話ししましたが、私は『逃亡奴隷』なのです」


 やっぱ、それか。


「他人に素性を知られないように、肌の白さを隠しておくようにと、忠告されていたのですけれど」

「忠告? 誰にです?」  


「逃亡生活を助けていただいた『キ・コーシュ』さんという方に」

「…………」


 旧『北の帝国』では「入れ違い」で会えなかったけれど、俺の父親って「獣耳奴隷」の逃亡を手伝う『落とし屋』でもあるらしいのだ。


「その方、『プロペラ小僧』さまの父君なんだそうです」

「そう言えば、以前。彼に対して、『あの時は、ありがとうございました』とか、言ってませんでした?」


 任地の『神殿』から立ち去る時に、そんな事を言われて、ずっと謎だったのだ。


「……ああ、そうですね。『あの時は、ありがとうございました、と、お父様にお伝えください』と言いたかったのですが、途中までしか言えなくて……プロペラ小僧さまは、とても不思議そうな顔をしていらっしゃいました」


 その時の様子を思い出したらしく、声を立てずに笑ってるし。


「……そうでしたのねん」


 そんな事だったのか。

 でも、俺だって俺の親父が、いまどこでなにをやってるのかなんて、知りもしないしな。


「では、お先に失礼いたします」

「ハイ。またあとで」


 車列を見送り終わったので、『全知全能神神殿』に入り、各方面に、もろもろの挨拶をするのだそうだ。


 彼女とも、後でまた色々と話をしないとな。

 てか、『私的な祈願』の内容を聞き忘れてたよ。


      ◇


「お久しぶりですってば」

「……おひさしぶりね。『巫女』アルルミナ」


 天然なお嬢様キャラに、そう変化はなかった。

 あざやかな赤い髪と明るい青い瞳をした、おっとりした感じの子だ。


「「……(ハグう)……」」


 妄想ではなく、実際に抱き合った。

 身長が同じくらいなので、当たってる。当たってる。


(何が当たってるの?)⇒ミーヨ。


 おっぱいです。

 ただ、お互いに冬用の防寒装備なので、そんなには来ません。


(何が来ないの?)


 心地よさです(笑)。


「『聖女』さま、いい匂い。『()ぐや姫』の香りなのですってば」

「『嗅ぐや姫』?」


 『女体樹』の一種というのは知ってるけれど、それ以上の詳細は存じ上げないよ。


 てか、この子は『美南海』と『太陽の大洋』をつなぐ貿易港『美南海(みなみ)水都(みなと)』の『太守』さまだったりする。彼の地は、さまざまな交易品の集積地なのだ。それで知ってるんだろうな。


「眠りを深くして、よい夢を見るために()く『お香』なのですって」

「……ああ……なるほど」


 実は、『聖女の部屋』での就寝前に、勝手に()かれるのであった。


 首筋とかに、その「残り()」があったのかな?

 てか、鼻がいいんだな、アルルミナ嬢。「アルス○トリア嬢」みたい。


 にしても、あの香りには、そんな効能があったのか?

 アロマテラピー的なやつだったのか? てことは、今夜もまたまたヘンな夢を見そう。でも、某アニメの10……いえ、なんでもないです。


      ◇


 髪のびたなあ。


 カスタードクリームみたいなねっとりした質感の金髪が、とても特徴的な(ふた)つのふくらみの上に載ってる。でも、これだとギリで「髪ブラ」は無理だな。隠せないよ。


(何を隠せないの?)⇒ミーヨ。


 おっぱいだ。

 正確に言うと、とても特徴的な「陥凹◎頭」だ。


 ちなみに、『生徒○役員共』の「番外編」に、「ストレートだと毛が◎首にこすれて気持ちいいですよね」というサブタイトルがあるのは内緒だ。


(内緒? 思いっきり、思ってるけど?)⇒ミーヨ。


 しかしまあ、「ふくらみ」が目立つこと目立つこと。


 目が合うと、とろんとした緑色の瞳が、笑顔で細まった。


「おーひーさーしーぶりですう!」

「おひさしぶりね。メロンおっ……じゃなくて、『巫女』クリムソルダ」


 会いたかったよ。はやくハグしよ(笑)。


「「……(ハグう)……」」


 こ、これはっ。


「……(ポンポン)……」


 誰かに肩をポンポンされた。

 だが、そんなの知ったこっちゃないぜ。


「「……(ハグう)……」」


 たまらんち。


「早く離れなさい!」

「……はぐあっ!」


 姉のロザリンダ嬢に怒られて、首根っこを引っ張られて、引き()がされた。手荒すぎるよ。俺、『聖女』さまだよ?


 ちなみに『巫女』クリムソルダは、ミーヨの亡き母アウロラさんの故郷『銀の都』からのご来着だよ。


 そんで、『出迎えの儀』って、いったん始まってしまうと、膨大な数の馬車の車列が次から次へ現れて、まったく停滞がなく(よど)みなかった。


 聞いたら、各地からの一団は、『王都』から最短距離の『駅』か「馬車溜まり」で待機していて、『神殿』からの「キュー」で順々に発進するように調整してあるらしい。事前の準備というか事前の仕込みは大事なんだな。


 以前、俺たちが『魔法の馬車』で高速走行して、予定を無視して『王都』入りして、プリムローズさんに怒られた事があったけれど……そういうトコなんだろうな。


 それは置いて……冬場に外で立ちっぱなしなので、とても冷える。


「『鐘楼の都』のみなさん、発進お願いします」


 『★伝心☆』なのに、声に出してるロザリンダ嬢に提案してみた。


「一度、『おトイレ』休憩を(はさ)みません?」

「……発進中止。そのまま待機を」


 珍しく、俺の提案が受け入れられたよ。


      ◇


 髪切った?


 それなりに長かった黒髪が、ショートカットになっていた。

 ま、これはこれでラブリーだ。で、彼女も俺と同じく『アアス』でいちばん多い、混血のすすんだ感じの浅黒い肌だ。それに変わりはない。


 けれど、全体的に身にまとっている雰囲気と言うか――


「お久しぶりです。『聖女』さま」

「おひさしぶりね。『巫女』ポタテ」


 ああ、この子。いちばん変わったかも。

 自信がついたのか、堂々としてる。ちゃんと『巫女』だ。めっちゃミコミコしてる。


「実は私。最近『改名』したんです」


 ま、「ポタテ」って、本来は家畜の飼料の事なんだよな。

 そして、彼女の任地である『鐘楼の都』は、広大な農耕地帯のど真ん中にあるらしいよ。『鐘楼』の鐘の音で、『空からの恐怖』を追い払ったりしてるそうだよ。


「それで、あたらしいお名前は、なんと?」

「カル○ーポテトチップスです」


「…………ウソでしょ?」


「冗談です」

「冗談かよ! 略して『ポテチちゃん』て呼ぶとこだったよ!」


 からかうのも、いい加減にしなよ。

 ついでに言うと、「ヴィルヘルミーナ」が「ミーちゃん」だよ。長いから。


「「……(ハグう)……」」


 ふむふむ。ほほう?


(どんな感じ?)⇒ミーヨ。


 悪くないです。


「それで……結局、なんと改名されたので?」


 もしや、「Calpeeポテチップ」かな?

 イヤ、だから「ピー」はダメだってば!


「冗談なんです。実はポタテのままなんです」

「…………」


 なんか……疲れた。

 芸風も変わってしまってるよ、ポタテちゃん。


 でもな、「カ○ビーポテトチップス」なんて、誰に聞いて知ったんだろ?


(それはあたしだべさ)


 お前くわぁあ!!!!!!!!


      ◇


 あれ? 髪切った?


「おひさしぶり? です。『聖女』さま」


 昨日会ってるので、いたずらっぽく笑っている。


「おひさしぶりね、『巫女』シンシア」


 これは、慣例としての「返し」なのだ。


 でも、昨日会った時とは、本当に髪型が変わってる。

 長い黒髪なのだけれど、両サイドが耳元あたりでカットされて段差がある。『平安時代』の貴族のおひめさまみたいな髪型だ。


(『(ひめ)カット』ってやつだべさ)


 血縁的には、シンシアさんの双子の姉のホノカだ。


(『姫カット』と言えば……)


 イヤ、待って! 

 それは後で、たっぷりとやろう(笑)。


「「……(ハグう)……」」


 再会の抱擁をかわしながら、訊いてみた。


「髪型、変わられましたのね?」

「はい。毛先を焦がしてしまって、それで人に勧められまして」


 なんかヘマやったらしい。でも、それもまた可愛い。

 で、これまた誰に誰に勧められたんだろ?


(それはあたしだべさ)


 ……また、お前か?


(切ってあげたのは、わたしだよ)⇒ミーヨ。


 だから、どんな交友関係があるんだ、君らは?


「「……(ハグう)……」」


 ついつい長めにハグしてたら、耳元で恐ろしいことをささやかれたよ。


「……ジンさん?」


「あたくしは、ヨハンナです!」

「それなら、そういうことにしておきますね」


「…………」


 ひっかけ……だよな?


 『英知な都』の『全知神神殿』の『巫女』であるシンシアさんは、どことなく謎めいた雰囲気がある長い黒髪の美少女なのであった。


      ◇


 以上が、今代(こんだい)の『七人の巫女』だ。俺もいれて。


 でも、カオリちゃんと入れ替わってるので、実際には「8人」だ。


 ネタバレ禁止でタイトル秘密だけど、某アニメも「7人」と見せかけといての「8人」だった。でも、1話とか2話を観返すと、ちゃんといるんだよね。8人目が。


      ◇


 にしても、夏休み明けの女子校みたいな事になってたよ。

 変わる子は、大きく変わるよ。びっくりしたよ。


(ジンさんて、『明日(あけび)ちゃんのセーラー○』好きじゃないですか?)


 ああ、まあね。

 そんで、あの作品でも、ちゃんと座るときに「セルフチカン行為」やってたよ。3周目で気付いたよ。


(男の人って、ああいう女子校ものを、どんな風に観てるんですか?)


 俺にとっては「異世界ファンタジー」だよ(笑)。

 他の男の人は知らないけどね。


(……ふうん。あ、よろしければ、『本当は怖い女子校の話』をしてあげましょうか?)


 いえ、していただかなくても大丈夫です。


 そんな事より、「姫カット」の話をしよう。

 黒髪ストレート限定で、両サイドに段差カットな。


(それなら、メインヒロイン限定で『地○少女』とか『化○語』とか『賭け○ルイ』とか『喰○』とか『黄昏乙女×アム○ジア』とか)


 ……な、なんで、そんな怖いのばっか?

 俺、メインヒロインが怖いアニメ苦手だから、断片的にしか観てないよ。


(したら、『けい○ん!』のミオちゃんとか『響け!』の高坂○奈とか『ぼっち』のPAさんとか『ゾンビランド○ガ』の山田さんとか)


 音楽つながり?

 最後、意表を突いたな。ナイスチョイス!


 ならば俺は、『とある』の佐○さんとか『○菓』の千反○さん(※微妙)とか『冴えカ○』の霞ヶ丘詩○(※微妙)とか『スタァ○イト』の神楽ひか○とか。前出の『刀使(とじ)巫女(みこ)』の○条姫和(ひより)とか『機巧少女は○つかない』の夜○とか『天体○メソッド』の○川汐音(しおね)とか『サン○ャイン!!』には判定が難しいキャラが4人も。あと『ゆゆゆ』の東○さんとか『ふらいんぐう○っち』の木幡○琴とか『サク○クエスト』の凛○子とか『俺○イル』のゆき○ん(※微妙)と鶴○さんとか『俺○も』の●猫とか『ギ○ティクラウン』のツグ○とか『ガル○ン』の冷○さんとか『ダンベル』のお嬢様(※名前忘れた)とか『ア○ルトリリィ』の伊東さんとか『ス○イ教室』のティ○とか『G○E』のロ○リィとか。


 ……はあ……はあ……。


 どうだ? たっぷりとやってやったぜ。

 俺のやることだから、たぶん「漏れ」もあるだろうけれども。


(基本、○リじゃないですか?)


 なんでやねん!


 なお、「黒髪ストレート限定」なので、ふたつ結びにしてる『○スト』の○鏡花とか『SHIR○BAK○』の○原絵麻や、完全な「姫カット」だけど頭髪が栗毛とか水色とか金髪とか銀髪の子たちは、泣く泣く除外してあるよ。


 でもな、『cit○s』の「姫カット」の子の名前が出てこないよ。


(『はるみん』だべか? して、あれは黒髪だべか?)

(基本、百合じゃないですか?)


 あの子は違うやん。


 あと、質問があるんですけど……「PAさん」の「PA」って何の略?


(ピーナッツ・アーニャ……かな?)

(パイ○ップル・アーミー……かな?)


 二人とも知らないらしい。

 ここは「異世界」だし、これまた「永遠の謎」になってしまうのか?


 ちなみに、「P.A.○ークス」のは「Progressive Animation」だよ。


      ◇


 『全知全能神神殿』の中核『双塔大拝堂』にある円形の広間『まん丸い()』。


 そこに、我々『七人の巫女』は再集結した。

 『神官』やら『神官女』とか『乙女神官』とかも、いっぱいいるけどね。


 で、12年前の『王都大火』で亡くなったとされている『()の姫』ロザリンダ王女が、本当に生きていて、この『七人の巫女』の中にいるんだろうか……。


 年齢は置くとして、「黒髪」と「色白」ってことなら……シンシアさん。アナベル嬢。サレイシャ嬢。この三人だな。


(だから、条件を満たしてる人がいるじゃないですか?)


 黒髪。色白。今年19歳。……誰?


 そんで、その人。

 もしかすると、俺と父親が同じ「異母姉」かもしないのだ。複雑な心境だよ。


 そんで、おねえちゃん……か。甘えさせてくれるかな?



      ギギ……ギギイイ……



 うん、いいよね。『閃光のハサ○ェイ』のギ○。(もてあそ)ばれたい(笑)。


 ……じゃなくて、ここの地下にある『とても神聖なところ』に下るために、床と一体化してる扉が、「跳ね橋」みたいに持ち上げられたのだ。重い木の扉が、自重で(きし)む音がしてるのだ。


 ところで、『とても神聖なところ』で何するんだろう?


「久しぶりですね。『明日の約束の儀』は」


 シンシアさんが言った言葉で、ああアレか……と思い当たった。

 『アアス』の「集団的意識共有体」の代表格的な『全知神』さまと『全能神』さまを呼び出して、「明日もまた来てくれるかな?」って儀式だ。返事は、お約束のアレだけど、「だが断る」って言われたら、どーすんだろ?


 と言うことは、『神前重量挙げ大会』って「明日」なんだな。


(だから、『日程表』読んでないんですか?)


 読んだけど、行事が、ただ羅列されてるだけだったよ?


(それを、きちんと把握しておいてくださいよ)


 そんなの、いちいち覚えてられないよ。


      ◇


()でませ。出でませ」


 音頭をとるのは、またまた『乙女神官』ロザリンダ嬢だった。


「「「「「出でませ。出でませ」」」」」


 それに、皆が唱和する。


 これで、ミーヨの出産が促進されたりはしないのやろか?


「「「「「出でませ。出でませ」」」」」


 ならば、俺も叫ぼう。


「たまちゃん、カムヒア!」


 『とても神聖なところ』が、まばゆい光にあふれた。


 こ、これはッッ。


      ☆☆☆


『およびとあらば、即参上』

『情け無用じゃのう』

『……来ちゃった』


 『とても神聖なところ』に、三柱(みはしら)の神々があらわれた。


 自称『三賢者』の最後のおひとり、無限に拡がる大宇宙を旅する『旅する惑星』と一体化し、すでにそれそのものとなってしまっているという『全球神』さまも『ご光臨』だ。その「キャラ付け」は、「男の()」だったりする。


 まだ若い感じの、妙に甲高(かんだか)い思念波が、性別不詳なのだ。もう、「男の娘」という印象しかないのだ。


「「「「「……え? ……誰!?」」」」」


 俺は『宇宙』で「たまちゃん」と会ってたけど、『神殿』関係者のみなさんは初対面だったらしい。めっちゃざわついたよ。


      ◇


「それじゃあ、明日も来てくれるかな?」


『『『いいとも!』』』


 いいんだ?


 儀式は、さっくりと終わり、三柱(みはしら)の神々は消え去った。


 ハイ、終わった。終わった。


「「「「「……(ざわざわざわ)……」」」」」


 ま、初登場の「たまちゃん」こと『全球神』さまについて、色々と『神殿』のお偉いさんたちが、ざわついているけれど、俺の知ったこっちゃないし。


 実は俺、2度目の『宇宙』滞在時に、『軌道リング』から放射状に延びてる『毛』の最先端部を見に行って、そこでついうっかりと手を離してしまい、『アアス』の重力を脱して外宇宙にまで到達可能な超強力な「遠心力」で吹っ飛ばされて、『宇宙』を漂流することになったのだ。


 そこを、たまたま通りかかった「たまちゃん」に助けてもらったのだ。

 彼(?)は、俺の生命の恩人なのだ。


(……そ、そんなことがあったんですか? しかしまあ、それをさっくりと)


 いつもの『★伝心☆』が、さすがに「圏外」で不通になったからな。

 泣きそうに……というか思い出すと、また泣きそうになるよ(泣)。


 自分でも、いま生きてるのが不思議に感じるよ。

 ちなみに、その話は別な物語としては語られないよ。


 それに、実を言うと『とても寒い冬』を阻止した「オペレーション・スプリットブレイク」も手伝ってもらったし、反射鏡面衛星『大きな星』と太陽光収束衛星『小さな星』の管理と運用を、彼(?)に「丸投げ」してたりするのだ。


 彼(?)の「本体」である『旅する惑星』そのものは、まだまだ到着に時間がかかるけど、その「アバター」である例の「発光体」は、光の速度で大容量なんだそうだ。


 ま、それはそれとして、そろそろ「今年19歳」の人を教えてくれる?


(……唐突ですね。この流れで、ですか?)


 無駄に引っ張るもアレだし。


(彼女、言ってたんですよ。ちょっと待ってくださいね。過去ログ見てみますから)


 だいぶ前の話だけど、『巫女選挙』の『お披露目会』の夜に行われた『誓いの夜』の様子が、『神造の双子』であるカオリちゃんには「ダダ漏れ」で伝わっていたのだそうだ。


 ……って、過去ログ!?


(えーっとですね。サレイシャさんが、ポタテさんに言った言葉です)


 ああ、サレイシャ嬢だったんだ?


 彼女の「浅黒い肌」は、実は「日焼け」だった事が判明してる。

 なので、「黒髪」と「色白」のふたつに合致してしまってるのだ。


(こう言ってます。『貴女が売られてきたのが5年前ね? 間違いないわ。そうか……あの『化物(ケモノ)』。4年も『私』に化けたまま農奴として生き続けてたんだ……』と)


 でも、それがなんで「19」なの?


(『獣耳奴隷』の『真性奴隷』って、どんなシステムでした?)


 『前世の罪の証』と誤解されてる「蒙古斑(もうこはん)」がついて生まれてしまった子が、「消えるまでの期間」の3倍の年数のあいだ、自由を奪われるんだよ、ひでー話だよ。


(それって、何歳から始まるんでしたっけ?)


 10歳からだよ。『地球』じゃ、完全にOUTだよね?


(だから、10+5+4で19じゃないですか?)


 ……そういうこと?


 てことは、サレイシャ嬢っで、『奴隷期間』が始まってすぐに、『化物(ケモノ)』を「替え玉」にして逃げ出したんだ?


 ズル~い!


 ……んんん?


      ビロリラピロロン!


 これはッ!?

 ニュー○イプ音……イヤ、「フレクサトーン」の音じゃあないか!?


 一体、誰からの『★伝心☆』なんだ?


(……オレオレ)


 誰!?


      ◆


 ドロレスちゃんだ(ひでぇネタバレfinal)。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ