宇宙蛇足編●224H◇星の海とアンドロメダ
「★解除っ☆」
魔法照明『★光球☆』を解除した。
うん、実は使ってたのだ。それゆえに発見した「ゲーム機」の色が「オレンジ」だと判別出来てたのだ。
(なにやら言い訳がましいべさ。して、オレンジ? 今日は火曜だべか?)
火曜? なんの話?
俺、『キャ○ル&チューズデイ』なら知ってるよ。
(『ド級編隊エグゼ○ス』の小ネタだべさ)
タイトルから察するに、明らかに「HENTAI ANIME」だな(笑)。
(『Hネルギー』を溜めて戦うのだべさ)
しかも、謎な感じに服が弾け飛ぶらしい。
パン○ラと流れ星の類似性について哲学的に語ったのが、この作品らしい。
(『神田川』には、エ○リー・オレンジって子がいたべさ)
『神田川』ってなに?
昭和の楽曲? やっぱり、おばあちゃんかな?
(『JET GIRLS』だべさ。ショットがヒットすっとスーツがパージするのだべさ)
うん、明らかにえっちい(笑)。そんなアニメがあったのね?
(あと、えっちくはないけども……)
別に、えっちくなくてもいいから。
(『86』のファイ○君が、健気でめんこかったのだべさ)
ファ○ド君? 犬かなにか?
(『スカベンジャー』だべさ)
どこかの暗部組織みたい。
(実戦部隊に付き従う四足歩行の支援機で、機体の色が『オレンジ』なのだべさ)
何言ってんのかと思えば、「オレンジつながり」だったのか?
俺、前にやってるしな。
そしたら、俺も小ネタに走るけど、『ラブ○イブ!』の2期目では「ハロウィーン(※誤字ではありません)」の時に、「小泉さん」が『オレンジ』になってたよ。そしてその時、いちばん大きい「東條さん」が、バレーボールのユニフォーム着てたよ。意味深だよね(笑)。
ま、それはそれとして、このオレンジ色の「ゲーム機」。
カラーバリエーションがあって、他の色もあるらしい。
で、オレンジは『○'s』の「高○穂乃果」のイメージカラーだ。
でも、ホノカは「ピンク」を選ぶだろうな。あるいは「サーモンピンク」かな?
(サーモンピンクは『舞○』ちゃんのイメージカラーだべさ)
はてさて、どこの「○菜」ちゃんだろう?
癒しの美声の持ち主「舞菜香」さんなら知ってるけれども。
『多田君』のヒロインだよ。ちなみに俺の『前世の記憶』は、西暦2019年半ばあたりまでしかないよ。
(それよりも、『眼鏡』。かならず本体の近くにあるはずだべさ)
◇
(それだべさ)
ゲーム機を発見したグローブボックスを再度さぐると、あっさりと「メガネ」……イヤ、その「ケース」を見つけた。てか、気づいてたけど、ただの眼鏡ケースだと思ってスルーしてたよ。
未来人ホノカによれば、これはゲーム機付属の「装着式ディスプレイ」のケースであると同時に、「コントローラ」でもあるんだそうだ。
(中の眼鏡を取り出して、また閉じてみてもらえるべか)
言われるがままに、ふたを開けて、ケースの中から「メガネ」を取り出し、また閉じる。メガネはそのまま掛けてみた。視界はそのままだ。見た感じ、ただの「伊達メガネ」だな。
ケースの方を見ると、中央部分がすこし凹んで、左右には両手の手のひらに収まる感じの、丸くとがったグリップが付き出てる。
ああ、なるほど、アレだ。
「……めっちゃなつかしいな。この握り心地」
しっかりとした硬度と適度な弾力がある。イヤ、ヘンな意味じゃなしに。
元が「眼鏡ケース」なだけに、中は「中空」だ。
なのに、表面がタッチパネル的な構造になっていて、コントローラとして機能するらしい。当然のように接続ケーブルのたぐいは無い。無線接続なんだろう。
「上上下下左右左右……」
ついつい「コ○ミコマンド」を入れてみる(笑)。
(『メガネ』が起動してれば、音声入力も可能なのだべさ)
したら、マイクどこ?
電源も、「Hコンテナ」で、なんとかなりそうだし。
なんらかのコンテンツが入ってるであろう「未来の記録媒体」も、すでに発見してある。
なんかこう、試してみたくて、うずうずしてきた。
ハードがあるということは、ソフトもあるということで、実はグローブボックスの中に、例の「クリスタル・ビーイング」もあった。ここのは、きちんと「ケース」に入ってたよ。だから、あの「謎のガラス部屋」行きにならずにすんでるのかも。
大きさは、ちょうど「カバ○食品株式会社」の『フィンガー○ョコレート』くらいの「石英の結晶体」だ。
その中身は……って、あれ?
……イヤ、待って!
(なんだべか?)
これって、どうやって中身を確認すんの?
見た目が、まったくおんなじクリスタル状のアレを、すでに百個近く入手してるんだけど……どうやって内容を知ればいいんだ?
(そのメガネを掛けて、クリスタルば見っと、インデックスその他のデータがAR表示されるのだべさ)
インデックス?
明らかにヒロインの座を……じゃなくて、データがAR表示される?
(対象物の暗号化された情報が、ネット上のクラウドに記録されてるのだべさ)
イヤ、だから、その「インターネット」がねえんだよ。
ここは「異世界」なんだよ。
(……したら、『CB』を一個一個『総当たり』で見てくしかないんでないべか?)
……またそれ?
(あと、忘れてたけども、『ミス○ーシービー』もいたのだべさ)
『娘』なのに「ミスター」とは、これ如何に?
(イカでなくて、『ウマ』だべさ)
……とりあえず、お腹も空いてるし、未来油槽船『はれるや』の調査はこれくらいで切り上げて、『たいげい型潜水艦』に戻ろうっと。
◇
とか言いつつ、うろうろしてたら船内で迷子になった。
電気自動車がいっぱいの駐車場的空間から奥へ進む通路を見つけて、行ってみたくなったのだ。
「……うっわ!」
すっげー、長――い通路。果てが見えないよ。
これなら、あの電気自動車が船内移動に使用されてたのがわかるってもんだよ。
しかし、この通路。クルマ一台分くらいの幅しかないぞ?
鉄道で言ったら「単線」だ。どうやって、すれ違うの? まさかの全面「一方通行」?
ん? ああ、「待避所」的な空間があった。どっかの山奥の道路みたい。
……あ、なんかある。こ、これは……。
(なんだべか?)
大したもんじゃないよ。
誰の持ち物だろ? リール付きの「釣り竿」を見つけたよ。
『宇宙』だし、こんなんあっても意味はないな。
あとで「コピペ」が可能になるように、ぺたぺた触っておこう。何かの役には立つかもしれんし。
でも、この通路。
……何か、すごい違和感がある。なんだろう? この違和感の正体は?
あ、わかった。
船の通路にしては、「配管」が無いんだ。壁面がつるんとしてて、何も無いよ。
潜水艦の内部は、隔壁みたいなので区画化されてたり、配管がごちゃごちゃしてたり、めっちゃ複雑なのに。
(『はれるや』には、船内ネットワークがあるのだべさ)
で、あの「メガネ」を掛けてれば、地図その他の情報は「AR(拡張現実)表示」されてたらしい。
てか、「ゲーム機」をそのまま転用してるんだ?
でもまあ、なんかの「軍用ドローン」を、ゲーム機のコントローラで操作してるのを見た事あるな。
(して、操船系も通信系もワイヤレスなのだべさ)
したら、「操作系」とか「強化系」とか「具現化系」とか「変化系」とか「放出系」とか「特質系」とかは? ただ、明らかに「糸」を使ってる能力があるから、ワイヤレスじゃないか。
あるいは『PSYCH○-PASS』みたいに、いざとなったら「有線接続」なのか?
アクセスリンクが無い場所だと、ケーブル伸ばしながら、中継用の機材を引っ張ってくのか?
(『3』では、『パルクール』みたいだったべさ)
『3』? 俺の「知らない未来」に、続編があったのね?
(船の中枢部は、光ファイバーケーブルがいっぱいで、わしゃしわしゃしてるはずだべさ)
飛行機の「フライ・バイ・ライト」みたいになってんのやろか?
でも、それ聞いて『美南海』の航海に使った帆船を思い出したよ。
あっちは全部「有線」による操作だったよ。
びっくりするくらい膨大な量の「ロープ」が張られてたよ。あと「滑車」がめっちゃ多かった。
そんで、船をあやつる「操舵輪」が、それと一体化したキャプスタンでロープを巻き取って、でかい「弓」みたいな物体を動かして、その両端についたロープで「舵」を切ってたよ。すげー大がかりな装置だったよ。
『東の円』で乗った「和船」の舵みたいに「てこの原理」的に動かしたり、じゃなきゃ、何かの「歯車機構」になってるのかと思ってたら、まったく違ってたよ。
(歯車? ピラーの内部? 『戦翼の○グルドリーヴァ』だべか?)
聞いたことのないタイトルだ。
俺は「歯車機構」と言えば……『亡国のア○ト』の「ヴェル○ンゲトリクス」とか『ハンド○ェイカー』の「武器」を思い出すよ。もっと色々あるけどね。
「……お、ドアだ」
このドア。めっちゃ見覚えがある。
『軌道リング』の「謎のガラス部屋」のドアと、ほぼ同じものだ。これを転用したのが、アレなのかも。
で、中が気になる。ちょっと入ってみよう。
ノックして、開けてみる。
でも、どこか「変なところ」に飛ばされませんように。
「失礼しまーす」
なん……だと?
(なんだべか?)
『宇宙』だ。星の海だ。外に出るためのドアだったよ。
◇
茫然と、星の海を見ている。
「……馬みたい」
(『タ○モクロス』も『タマちゃん』なのを忘れてたべさ)
そう言うこっちゃなくて、星の海の中に、四足動物みたいなカタチの「星雲」があるよ。見たことないから、「南半球」でしか見れない星座なのかも。
で、『地球』から見える星空には「馬頭星雲」とかあるんだっけ?
肉眼では、「小さな光の点」にしか見えなくても、宇宙望遠鏡とかで拡大して見ると、「蝶」とか「十字架」とか「リボン」とか……『宇宙』には、形も色も千差万別な星々があふれてるもんな。
天体望遠鏡で星空を見上げるアニメはいくつかあるけれども……ガチな天文部のアニメって、なんかあった?
(『宙の○にまに』とか『○する小惑星』とかだべか)
某『G』では、「天体観測」はタブーだったりするけれども。
(ただし、『恋する小惑☆』のは、『天文部』と『地質研』が合併しての『地学部』だったべさ)
星空の考証がしっかりしてると、天文界隈で評価が高かったらしい。
あと、『○の知らない物語』って、なんの楽曲なんだろ?
めっちゃ人気あったよ。俺も好きだし。
(『物語』シリーズの楽曲だべさ)
デネブ、アルタイル、ベガ。夏の大三角を、あの楽曲で覚えたよ(笑)。
でも、いずれの星も、『地球』からじゃないと見れないだろうな。
……ところで、『チキウ岬』ってどこにあるの?
(『噴火湾』だべさ)
それ、どこなんだ?
星の海の中には、なんらかの天体衝突の残骸であろう『真っ赤な薔薇』が見えてるよ。
これって、なんでこんなにも「赤い」んだろうな?
(『ドップラー効果』の『赤方偏移』でないべか)
対象が観測者から遠ざかっている場合、波長が引き伸ばされるんだっけ?
とにかく、アレと『太陽』とが重なると、『真っ赤な太陽』って天体現象が発生するらしい。
俺が阻止しようとしている『とても寒い冬』の原因である『みなみのわっか』を割ってしまうと、代わりにソレが発生するのだ。等価交換でトレードオフなのだ。……使い方合ってるかな?
星の海を見渡すと……他には『プロペラ星』が目立ってる。
惑星『アアス』の、北半球での「北極星」にあたる天体だ。名前の通り、回転してるプロペラみたいだ。てか、ホントに銀河だって、ぐるぐる「公転」してるもんな。
ものすごくデカく見える「棒渦巻銀河」だよ。
『地球』の星空に例えると、「満月」くらいあるよ。
あの銀河が、とんでもなくデカいのか、それとも距離が近いのか……。
普通、よその「銀河」なんて、「点」くらいにしか見えないはずなのに。
(そんなことないべさ。『地球』から見た『アンドロメダ銀河』は、満月の数倍くらいの大きさがあるのだべさ)
え!? そんなにデカいの?
(『アンドロメダ銀河』の直径は約22万光年。『天の川銀河』の2倍くらいあるのだべさ。ふたつの銀河は、いずれ合体して『ミルコメダ銀河』になるのだべさ)
ミルコメダ? 俺が知ってる「仮称」とは違うな。
そっちは、珈琲店みたい。「シ○ノワール」食いたいな。
で、『太陽系』からの距離は、どれくらいあんの?
(約250万光年だべさ)
……めっちゃ遠いやん。
『大マゼラン』よりも、遥かに遠いやん。
でもな、満月の数倍とか言われても、そんなにデカくは見えないよ?
(端っこの光が『拡散』してるのだべさ。『アンドロメダ』だけに)
……お前、それが言いたくて『アンドロメダ銀河』とか言い出したろ?
で、『アンドロメダ銀河』は中心である「銀河核」がふたつあったり、いくつもの「球状星団」やら「伴銀河」を従えてたり、とにかくめちゃくちゃデカいらしい。
(『局部銀河団』でいちばんデカいのだべさ)
でもまあ、『宇宙の大規模構造』とか聞くし。「銀河」のさらに上の「銀河群」とか「銀河団」とか……インフレしてるもんな。「無限に拡がる大宇宙」だもんな。
俺らの「オリジナル」がいた『地球』って、この星の海の中の、どのへんにあるんだろうな?
(帰りたいのだべか?)
……イヤ、「帰る」ってのもヘンだよ。
俺たちが生まれたのは……いま眼下に見えてる惑星『アアス』なんだし。
◇◇◇
作業三日目――
新造した『ロリハルコン』製の「ミルクタンク」にまたがった。
乗ってて振り落とされないように、両足の膝でタンクを強く抑え込む「ニーグリップ」が重要だ。なので、感覚的にはバイクみたいだったりする。
ふと、『ZZ』の「ライダー」が思い浮かぶな。
アレは、陸上移動用だったけれども。
コックをひねり、水蒸気を噴射して、『みなみのわっか』外縁部に向かう。
いろいろな金属が、アナログレコードみたいに、みぞれつってるところだ。
ホノカに聞いた話だと、『地球』では2020年代に世界中で「アナログレコード」が人気を復活させ、国によっては「CD」よりも売れたりしてたらしい。関連機器を作りつづけた製造メーカーは、「残存者利益」ってやつを得たらしい。
でも、個人的には「アナログレコード」には、まったく思い出が無いし、アニメネタも無いよ。
(『坂道の○ポロン』のヒロインの実家が『レコード屋』ですよ)
それって、時代が「昭和」でしょ?
あ、でも『チャージ○ン研!』に「殺人レコード」とかあったな。これも昭和だけど。
(2021年に、盤面に絵が入ってる『ピクチュアレコード』がストーリーにからむ『サイ○ーのように言葉が湧き上がる』ってアニメがあったべさ)
主人公が、「五・七・五」の「俳句」好きなんだそうだ。
ちなみに、ソーダ水である「サイダー」と「ラムネ」の違いは、「ビー玉栓」の有無だけだ。これは『だが○かし』で観た。
(『Dr.ST○NE』では、ガラスでレコード作ってたのだべさ)
すげえな、科学王国。
(あと、叔母さんに聞いた話では、アナログレコードには盤面が透明な『クリスタルディスク』てのもあったらしいべさ)
CDやDVDとかと違って、反射面必要ないもんな。
でも、盤面に針を落とす時に、見えなくてタイヘンだったらしい。
……てか、アナログレコードのプレーヤーって、手動で操作するの?
(いちばんシンプルな『ターンテーブル』はそうだったらしいべさ)
よく知らんけど、DJぽい。
一方で、フルオートのやったもあったらしい。
……イヤ、考えたら俺。
『ジュークボックス』は知ってるな。どっかで見かけた事あるよ。
◇
氷の環ゾーンを超えて、金属の環ゾーンに到着。
逆 噴 射用のコックを開けて減速。相対的に「静止」する。
そして、姿勢制御用に持ってきてるハンドガンタイプの「ミニスラスタ」で、身体の向きを変える。
うん。なんにでも「慣れる」もので、感覚的に出来るようになってる。
ホノカが以前、『魔法』で航空機を飛ばすコツについて、「大事なのは感覚だべさ」とか言ってたけど、まさに「考えるな、感じろ!」ってやつだ。
ちなみに、ハンドガンは、どこかに飛んでかないように、手首にコードで結んでたりする。
でもこれ、スキーのストックとかみたいで微妙だ。きちんとした「ホルダ」を用意すべきだった。
(『学生カバン』に隠しとけばいいべさ)
なんのアニメ?
(『リコ○コ』だべさ)
『リ○リコ』ってなに?
俺、「リッコリコにしてやんよ」って感じの「理子」なら知ってるよ?
(『ワサビノリコ』ちゃんなら出てくるけども、人名では無いのだべさ)
聞いたら、『○コリス・リコイル』が正式なタイトルで、制服少女2人組のガンアクションものらしい。銃器類は、学生カバンに隠して持ち歩いてるらしい。
で、『ワサビノリコ』は、某所に潜入した時に使用した偽名なんだそうだ。
(『井ノ上たき○』ちゃんは、男装して『カバヤキタロウ』だったべさ)
俺、「タキ井上」っていう、伝説的な「F1ドライバー」を知ってるけれど……違うだろうな。
ガンアクションものなら、『ガンスリンガー○ール』観たことあるよ。
ヘンリ○ッタが、バイオリンケースに入れて銃器を持ち歩いてたのを思い出したよ。そんで、リ○はどうしてたっけ?
あと、スカートの中から、謎な感じに銃火器取り出すのもあったよなあ。
胸の谷間からデリンジャー取り出すのは、『ル○ン』の不○子ちゃん? イヤ、スカートの中のふとももにホルダつけてるんだったか?
(『ヤ○ト』の森○ちゃんのは、アレでいいのだべか?)
右手用にグリップを前にして、なおかつ左側にホルダをつけてるもんな。
とっさの場合、抜きにくそうだよな。なんか色々思い出しちゃうな。
ま、それはそれとして、俺には探しものがある。
さて、どこだろう?
ある意図があって、「モリブデン」を探している。
モリブデンは、「徹甲弾」の弾芯などに使われる「硬くて重いやつ」だ。
(したら、『モリブデン』でなくて、『タングステン』だべさ)
…………。
……。
ある意図があって、「タングステン」を探している。
(いまさら言い直してもムダだべさ)
だって、ニンゲンだもの(泣)。
てか、ちゃんと分かってるのに……なんで間違えたんだろう?
(『ヤマ○』の森○ちゃんの話してたからでないべか)
ああ、そうかも。
あの素敵な艦内服のことを思い出してたかも。特に後ろ姿(笑)。
(続編では、違う服なのだべさ。ご昇進したのだべさ)
え!? そしたら、誰がセク……「ヒロイン枠」を担当するんだ?
いつの間にか、「岬さん」も「星名さん」になってたし(泣)。
◇
確認しつつ、ゆっくり進もう。
微速前進? 前進微速? どっちが正しいんだ?
(ジン君は、『パンスペルミア説』てのを聞いたことないべか?)
スペルミア?
名前からして、「放出系」だな(笑)。
(『地球』の生物の起源を、『地球』以外の別な天体なんでないか、とする説なのだべさ)
ああ、うん。聞いたことはあるよ。
で、それが何か?
(そんな説が生まれたきっかけが、さっき言ってた『モリブデン』なのだべさ)
モリブデンは、『地球』の生物の生命活動には欠かせない元素らしい。
でも、『地球』には「ごくごく微量」しか存在しないらしい。
(にもかかわらず、『必須』な元素なのだべさ)
『地球』にたくさんある他の元素ではなく、どちらかというと『宇宙』に多いモリブデンが「必須」なのは「不自然なこと」なのではないか? という疑念を抱いた科学者がいたんだそうだ。
ちなみに、『地球』の日本の名古屋の「大須」の名物であった巨大なゴールデンなボールであるところの「金○」は、2017年8月に撤去されてしまっているらしい。これは『八十○ちゃんかんさつにっき』で観た。
(であるならば、生命の起源が『宇宙』だと考えたほうが、『自然なこと』じゃね? ってことなのだべさ)
だども、それは「論理の飛躍」ってやつでないべか?
『地球』には、約46億年もの長い長い歴史があるんだぞ? その間に、いろいろと環境が変化してるんじゃあないの?
(さらに言えば、『意図的バンスペルミア説』てのもあるのだべさ)
これはもう、『宇宙人』が『人間』を進化させたのではないか? という「都市伝説」的なやつらしい。
でも、アニメにも「その説」を取り入れてる作品がいくつかあるよな。
ただ、『地球』には「生きとし生けるものすべて」に共通な、いちばん最初の「ご先祖さま」がいるんじゃなかった?
(『LUCA』だべか?)
ルカ? 『地球』の生命のご先祖さまって、「男の娘」なの?
(『Last Universal Common Ancestor』。『最終的普遍共通祖先』だべさ)
いちばん最初なのに「ラスト」なんだ?
(ちゃんとした女の子の『ルカちゃん』ならば、『ベル○ルク』とか『彼方のアス○ラ』とか『白い砂のアクア○ープ』とか『BLUE REFLECTION RAY/○』とか『彼女、お○りします』とかにもいるのだべさ)
最後の! 借りれるものなの!?
そして、『ベルセル○』のは、年齢的に微妙だぞ!
(して、『宇宙』には生命の部品になる『アミノ酸』が、わりとありふれた形で、たくさん存在してるのだべさ)
アニメの監督に「アミノさん」がいた気がする。
考えたら、俺たちは別な惑星の別な生命系統の生き物を「おいしくいただいてる」しな。
なにかを食べて、ヒトが「美味しい」と感じるのは、「グルタミン酸」とかのアミノ酸がはいってるからだろうし、つまりはそういう事なんだろうか? 逆に、『地球』由来の生物が、おいしくいただかれちゃってるのもあるようだし(泣)。
あ、『黄金の○』に「涙目の○カ」ってのがいたな。……男だけど。
ここで、カオリちゃんが割り込んで来た。
(ところで、いつになったら『黄金』を採取するんです? いつなんですか、ゴールデンタイムは? あ、ちなみに今回のはアニメのタイトルじゃないですから)
ゴールデンタイム? TVの放送時間帯じゃないよね?
(だから、『黄金』採取のお時間ですよ)
でも、直訳すると「金時」だよ。「抹茶金時」食いたいな。
(金時? 『銀○』だべか?)
ラスト付近で色々あったけれど、見事に完結したのだそうだ。
漫画界に燦然と輝く金字塔が、またひとつ完成したんだな。銀の字だけど。
で、作中に、某「●゛」のお薬が実名で登場するやん?
(『○ラギノール』だべか?)
それで俺……ま、いいか。やめとこ。
……んんん?
◇
(それで、ヒサヤちゃんがね)
こんなタイミングで、ミーヨからの『★伝心☆』がはいるのであった。
(『自分の名前は、プロペラ小僧ジンさまに付けてもらいました。真名はヒサヤ・ダイ○クドーです』って言ったら、それを知ってる『前世の記憶』持ちのひとがいて、『真実』を知って、すごい衝撃を受けたんだって)
…………。
『アアス』に帰還したら、会って、誠意をこめて謝罪しよう。
そして、あの子のために、俺に出来る限りの事はしてやろう。
そう決意しました。ハイ。
◆
宇宙蛇足編●224Iにつづく。




