149◆第二回定時報告会
※お断り※
主人公たちの『前世の記憶』は「2019年6月初旬までしかない」という設定となっています。ご理解の上、ご了承ください。
「…………」
ミーヨが、ずっと無言だ。
プリムローズさんが『とても寒い冬』の要因の諸々について語り出した最中から、なにやら深く考え込んでしまっている。
そのせいで、ミーヨ成分が足りない。もっと声が聞きたい。
あとで補充したい。しっとりと、しっぽりと、ずっぽりと潤いたい。
(漏れてますよ、思念)
「……う」
リン、ゴ――ン。リン、ゴ――ン。
遠くで、『時告げの鐘』が鳴っている。
「朝の二打点ですね。もう解散して、休みましょうか」
プリムローズさんが、そう提案する。
『地球』の感覚だと「午前一時半」てとこだな。確かに、まだ眠れる。
「ですね」
俺も、寝ていた広間に戻る事にする。
「それでは、おやすみなさい」
彼女ら『黒幕』さんたちは別室だ。
ちなみに、さっきの俺の「短い呻き声」は、『神授の真珠』の「時計機能」の時報による「振動」に反応してしまったものだ。ブルブルが来るのだ。変なトコに装着してると、ちょっとヤバいかもだ。かるくイッちゃうかもだ。
(だから漏れてますよ、不適切な思念が)
(カオリちゃん、さっきの俺たちの話、聞いてた?)
まだ『おトイレ』に居るであろう「彼女」に、そう呼びかけてみた。
(聞いてはいません。実はあの個室、防音がしっかりしてて、大きな声以外は聞こえてきませんでした。なので、わたしは、もっぱらヨハンナさんからダダ洩れで伝わってくる思念を読んでました)
……だよね? 実はそうなんだよね。
てことは、『聖女』さまも、俺たちの話の細部までは……聞いてなかった気がするな。
俺たちは『おトイレ』の奥の方で話してたし、入口付近の個室から出て来た彼女からは、死角になって気付かれていないハズだ。
そんで、あのひと……何故か、お尻を痛そうに庇いつつ、さっさと行っちゃったからなあ。一体何が? あ……思い出した。
(何か?)
イヤ、別に。
(それでは、また後で)
うん、また後で。
◇
『とても寒い冬』まで、まだ何カ月かあるし、これから先、色々と問題を整理して……てか、『この世界』の衛星『月』は300年前に砕けてしまって、円い環の『みなみのわっか』になってるらしいのに。
ついつい『前世』のクセで、「月」で考えちゃうよなあ。
月が無いなら、創ればいいじゃない?
それなら、諸々の事が一挙に解決するんじゃない?
とは思うけれど……その手段「どうやって?」が問題だ。
某・魔法少女みたいに、あらゆる物理法則を超越してるような「円環の○」とかには……絶対に成れないだろうし。成ったら成ったで、哀しくて切ないよなあ……。
とりあえず、当面の課題である『巫女選挙』に集中しよう。
さっさと「落選」してしまわないと、自由に身動きとれないしな。
◇
その早朝。
場所は、またまた『おトイレ』の中だ。
時刻は……朝の四打点(※午前5時ちょい前くらい)。
窓の外は、それなりに明るい。東の空には、『明けの明星』が煌めいている。ここって、東西に長――い『一の小宮殿』の、二階の東端にあるのだ。
昨夜も、『巫女選挙』に立候補した『巫女見習い』たちは、全員で雑魚寝だった。
そこで、何かトラブルでも起こしてたら、立候補が取り消しになってたらしい。
でも、今年は特殊な事情で、立候補者が『選挙』が成立するギリギリ8人だから、大人の事情で、前もってその辺を説明して貰っていた。
なので、みんな「いい子」にしてたよ。
「みなさん、おはようございます」
俺は、集まった一同を確認した後、きちんと挨拶した。
「「「「おはようございます!」」」」
うん。こっちもみんな「いい子」で、俺は嬉しいぜ。
「では、第二回定時報告会を始めます。まずはハンナちゃん」
俺は、元『おトイレのハンナちゃん』に振った。
「はい。昨日『握手会』と同時に『投票』も始まり、暫定順位が判明しました」
「それで? いちばん得票数が多いのは?」
誰だろう?
ちょっと予想がつかないな。
クリムソルダ嬢かな? おっぱい一番デカいし(笑)。
「はい。いちばん票が多かったのは、『無効票』です」
「「「「……えっ!?」」」」
「どゆこと?」
「はい。正規の投票箱の横っちょに、有志による私設投票箱が、無許可で勝手に設置されてまして……その宛名は『ヒミコさま』でした」
ハンナちゃんが淡々と言う。
『ヒミコさま』って「先日独立ほやほやの『東の円十二単王国』の初代女王『火巫女』さま」の事だ。
つまりは、ホノカの事だ。
彼女は『巫女選挙』に立候補なんてしてないから、無効票になるのは当然だ。
『東の円』の独立を喧伝するために、最後の最後にちょろっと出て来て、いちばんおいしいところだけを、かっさらっていきやがったのだ。まったくもーもー。
全然関係無いけど、長くシリーズが続いた『東京○種』の最後の『:re』の最終話に突然あらわれた「ふんどし一丁で日本刀持った眼鏡マッチョのおっさん」は、一体誰だったんだろう? あのおっさんが登場したお陰で、それまでの物語の内容が、頭の中から全部すっ飛んだからな……。
ま、それはそれとして――
「それ、どれくらいでしたの?」
「はい。約2千万票だそうです」
そ、そんなに?
「「「「……」」」」
『女王国』の男性の、ハートをガッチリ鷲掴みか?
『お披露目会』で水着姿になった時には、セクスィーなフェイスとボイスでめっちゃ盛り上がってたからな……その件に関しては、俺も少し関わってるけれども……。
「さらに調べたところによると、『ヒミコ』さまは、昨日『西の街区』で『さいん会』なる催しを行っていたそうで、ヨハンナさんが気にしていた例の『火ノ火』という文字を手に付けた人たちというのは、その参加者だったそうです」
そうなんだよ。
『第二次全体握手会』に、そんな連中が混じってたんだよ。
そんな事やってるから、アホな男どもが無駄に大漁に釣れたんだよ。
「……(じ――っ)」
「…………(すっ)」
ホノカとは『魂の双子』であるところのカオリちゃんを見つめたら、すっ、と視線を外されたよ。
「……まあ、いいでしょう。その他の並びは?」
「はっきり上位集団と、下位集団に分かれちゃってます。4人ずつ」
「ほお? で」
「上位集団には……暫定一位から順に……アルルミナさん。クリムソルダさん。シンシアさん。ドロワーさん、です」
「「「「……へー」」」」
暫定トップが、アルルミナ嬢?
言っちゃ悪いけど……ちょっと意外だ。
クリムソルダ嬢かと思ってたのに。
あの子も、かなり目立ってたし、なおかつ、おっぱい一番デカいし。
実は俺、今朝起きてみたら、彼女の「抱き枕」にされてたよ。
なので、ちょっとファンになったよ(笑)。
「……(じ――っ)」
今回初参加のカオリちゃんから、じっとりと見つめられてる。
怖いよー。ちょっと不安になるよ(泣)。
「それで、下位集団の並びが……ヨハンナさん。サレイシャさん。アナベルさん。ポタテさん……です」
言い終わると、突然ハンナちゃんの様子が変わった。
「はわわわ! どん、どん、どーしましょう!? 私はポタテさんの『黒幕』なのに!」
変な風に動揺してる。
てか、俺が暫定5位なの? やったー……らダメだろ。
「そこは心配しなくても平気ですわ! ポタテさんなら、必ず『七人の巫女』に選ばれます!」
俺は力強く断言した。
「そうでしょうか?」
「『黒幕』の貴女が、弱気になってはいけませんわ!」
この俺様が、裏で「票数を操作する」から、心配すんなってんでい!
そう言えば、「デカメロン」って「10日間」って意味なのね?
どうしても意味が気になって、正体バレるの覚悟でプリムローズさんに訊いちゃったよ……って、バレなかったけどね。そのへん雑な人だから。
「では、次にハンナさん」
俺は第一王女殿下の元・第108侍女だったハンナ嬢に振った。
「一昨日の『お披露目会』の時に起きた『怪奇現象』が、街の噂になってました」
「か、怪奇現象?」
イヤな予感。
何だかんだで、3度も『暗黒邪法』を発動させて、会場全員を眠りにつかせてやったからな……。
外部にその目撃者がいて、不審に思われてても、不思議は無いんだよな。
なおかつ、ヘルメスさんの『亡霊』まで現れてたし……。
「雲に映った『天空のパンツ』が、『永遠の道』の『北東路・下り第一の駅』からも見えたそうで……」
そっちか!
そう言えば、そんな事もあったよなあ……。
「もちろん、『王都』の四方にある『対空監視台』からも丸見えで」
「ハイ、もーいいです! では、次にシンシアさんの『黒幕』さん」
「はい」
名は秘すけど、当然のようにして参加してるし。
「『巫女見習い』の中で、『プロペラ小僧ジンくん』が大人気でした」
カオリちゃんを見ながら言ってるし、この「ジンくん」は「替え玉のカオリちゃん」の事だろうな。そのオリジナルである「ジン・コーシュ」氏とは、一切関係無いのだ。……しょんぼり。
なにしろカオリちゃんは、昨日の『朝食前の握手会』でも、エロ親父共に混じって、一人だけ別次元の爽やかさを振りまいてたし、昨夜もみんなの疲労を気遣って『夜の握手会』の開催中止を申し出たり……そりゃ、人気出るだろうよ。少女マンガの登場人物みたいだよ。
「ですが、このままだと、『イケナイアヤマチ』で『巫女見習い』の資格剥奪という事態にも、なりかねません」
注意と言うか、ガチな「警告」らしい。
それって、誰の事なんだ?
「その人とは?」
「名前は出せません!」
キッパリ言いやがった。
ミーヨのくせに生意気だぞ(※名前出しちゃった)。
でも、きっと「あの子」だろうな。『いいよな。』の子。
(間違ったまま、定着させないでください)
かるく怒られた。
そのカオリちゃんにも、話を振るよ。
「最後に、あたくしの『黒幕』のひと」
つっても、特別な諜報活動なんて行っていないし……と思っていたら。
「みなさんは、『密猟者組合』について、どれくらいご存知ですか?」
意外な話が出て来た。
「実はわたし……わたしたちの共通の知り合いである『プロペラ小僧ジン』さんに、接触を試みているようなんですが」
そりゃ、初耳だ。
なんで教えてくれなかったの?
(昨日の『夜の握手会』の、あとだったんですよ)
『密猟者組合』……か。
この『女王国』にあって、「男性の王」の誕生をもくろむ連中だな。ただ、その活動のピークは10年くらい前で、いま現在ゴソゴソやってる連中は「その残党」だって、プリムローズさんが言ってたな。いま不意に、まるで「コピペ」のように思い出したぜ。
「「「……」」」
みんな、少し考え込む中で――
「わたし、『密猟者組合』の秘密の会合場所なら知ってるよ」
ミーヨが、あっさりと言った。
ああ、あの「焼き肉店」かー。
結構、美味かったから、もう一回くらいみんなで行きたいな。
「ええっ!? 凄いです。その情報を『お肉連合会』に売ったら、『組合』を叩き潰せますよ! どこです、そこは?」
ハンナ嬢が、いきなり食いついた。
どうやら、「高く売れる」たぐいの情報らしい。
そしてどうやら、王政転覆を狙う「反体制組織」とかじゃなくて、『お肉連合会』のライバルと言うか「職域荒らし」としてしか、認知されていないらしいな。
ちなみに、『お肉連合会』は、『女王国』全土に展開する食肉関連業者の組合組織だそうだ。実は、俺たちが昨日押し込められた「囚人護送車」みたいな箱馬車は、そこの「家畜運搬用馬車」だったらしい。なんで、そんなもの借りてたんだろ? 生き物の匂いがして、臭かったのに。
「うー……それは、ちょっと」
ミーヨが困って、俺をチラ見してくる。
アイコンタクトで、教えないように合図だ。
彼ら『密猟者組合』の面々も、『巫女選挙』を楽しみにしてたし、このタイミングで潰すのは可哀相だ。
てか、待てよ。
俺って……暫定5位だからな。
めでたく「落選」するためには、順位の変動と言うか「逆転」が必要だ。
彼ら『組合』の弱みに付け込んで……俺よりも暫定順位が下の子たちに、大量に投票させるのも……「アリ」だな。
(……また、そんな)
イヤ、「また」ってなんだよ?
(いま、ハッキリと「弱みに付け込む」とか考えましたよね?)
ううん、違うよ。「下味に漬け込む」って思ったんだよ。お肉だけに。
◇
他にも、ちょっと話をして「パーリー会議」……イヤ、第二回定時報告会は終了した。みんなそんなには時間を取れないのだ。
「北宇……じゃなかった。巫女選っ、ファイトぉーッ!」
「「「「オ――ッ!!」」」」
てか、もう、なんの掛け声なんだ?
カオリちゃん以外は意味分かってないだろ?
とにかく、いったん解散だ。
長い廊下を歩きながら、
「さっき、完全に○宇治って言いかけましたよね?」
カオリ先輩から注意された。
部長(バリトンサックス)と友達だもんね。
小声で「それ、私の(セリフ)」って言われそうだよね。
先輩(トランペット)の事が好きな、デカリボン先輩(トランペット)も、部長になるよね。
そん時、ツインドリル先輩(トロンボーン)もチョココロネ先輩(フルート)も卒業しちゃうよね(泣)。
そん時、第2ボタン貰ってたけど、ツインドリル先輩って、彼氏いたのね(泣)?
二人とも、「担当回」があると思って、密かに期待してたのに(泣)。
「今、チョコって思いましたよね? 罰金です!」
「なんでどすのん?」
合ってますか? コレ。
「と言いますか、TV版は全部で65人ですよ。吹奏楽部。全員に『担当回』があったら、1年以上かかるじゃないですか?」
「流石に全員はいらないよ。……てか、64人じゃなかった? 一人多くね?」
「ホラ、一人受験で退部しちゃうじゃないですか? その後、また一人加わるじゃないですか?」
「ああ、全部合わせるとそうか。○ちゃん抜けて、希○先輩INか」
新作の劇場版は何人なんだろ?
1年生いっぱい入るよね、○田ベイブとか。
「……内○ベイブ?」
名前にインパクトがあったので、たまたま覚えてただけっス。
話は戻るけど、久○子たちの入学直後の自己紹介にいた「ウチヤマダ・ヒロコ」って誰なんだ?
「ところで、本日の予定は?」
訊いてみた。
「第三日目。『自由行動日』です」
「ナニソレ? 修学旅行? 俺ら、どこ行く? 京都駅? あの橋どこにあるの?」
「そうじゃなくて、立候補者が二人一組となって、午前と午後に、それぞれ任意の場所へ行く日なんだそうです」
今日の予定についての説明を受けたよ。
「……と言うか、京都駅?」
カオリちゃんが、不思議そうにしてる。
「『聖地』のひとつだよ。コンサートやってたやん。意味深に新幹線走ってたやん」
『全国』には、バスで行ってたけどね(笑)。
「あと、『うまくなりたい橋』ってどこにあんの? あのシーン好きなんだよ」
「だったら、わたしは『山』に行きたい……ですけど?」
「君はトランペットだからいいだろうけど、俺に重たいユーフォニアムを持って登れって言うのか?」
「言ってません。と言うか、それだとわたしキャラが変わっちゃってるじゃないですか」
「うまい! 座布団……じゃなくて毛布を床に敷き詰めて!」
「響かないじゃないですか! 音が!!」
「そういう練習だし!」
「「……ふう」」
ひと息ついた。ある程度やり切った。
「……ところで『自由行動日』って、何のため?」
改めて質問した。
「ですから、『選挙活動』です。一般の皆さんからの支持を得るために、市内に出て、顔と名前を覚えて貰い、自身への投票を呼び掛けるわけです」
「……へー。で、その組み合わせは?」
ドロワー嬢と組む事になったら、プリムローズさんのゴリ押しで『伝承庫』に行く事になりそうな気がしないでもない。
「上位組と下位組に分かれて抽選だそうです。人気や知名度や票の数なんかを平均化する意図があるんでしょうね」
カオリちゃんは、プロ野球の「ドラフト制度」みたいな事を言うけれども。
「それって……上位組の一人勝ちになると思うけどな」
関係無いけど、カオリちゃんたちの出身地にある某プロ野球チームって「くじびき」強いよね?
「そうかもしれませんね」
どっちの話だよ?
「……ところで、ヨハンナさん。行くあてはあるんですか? わたし、『王都』の地理なんて、ほとんど知りませんよ?」
「『施薬治療院』ってトコに、行こうと思ってるんだけど」
「ええっ……あそこに?」
あれ? 知ってるんじゃん。
「ヨハンナさん。わたし、ホノカの叔母さんに会うの、嫌なんですけど?」
本当に嫌そうに、カオリちゃんから言われた。
「え? 次郎氏の母親って『施薬治療院』にいるの?」
「知らずに行くんですか?」
「知らなかったよ。教えてくれなかったじゃん」
次郎氏の母親とは、『前世の記憶』持ちで、日本のサブカルチャーにド腐れ……イヤ、毒されてる感じのひとだ。
ぶっちゃけ、中身がどう考えても「男」の人だ。
話を聞いたら、『東の円』から『王都』に着いて以来、そこにずっと泊まっているらしい。
『巫女選挙』のお陰でごった返す『全知全能神神殿』には、来客用の宿泊房に空きが無く、仕方なしに『神殿』に隣接する『施薬治療院』の、職員用の「仮眠室」みたいなところに泊っているそうなのだ。
シンシアさんの亡くなられた母君とは双子の関係で、元『巫女』さまだ。
なので、現在も高位の『神官女』らしいのに「仮眠室」とか……酷い扱いだ。
でも、わりと平然と受け入れてるらしい。
その方、『前世』では「なんとかチク」だったのかしら?
あ、カオリちゃん。唐突だけど「ピーチクパーチク雲雀の子」って知ってる?
「なんですか、それ?」
知らないから訊いたのに……知らないのか?
プリムローズさんが、雑談で言ってた意味不明なフレーズっス。
俺も、『前世』で先輩から「B地区は良い地区」だと教わった事があるけれども……あの人も「昭和」だったなあ。もう絶対に会う事は無いだろうけれども。
「てか、そんなに会いたくないの?」
「…………」
性格的に、どうしても合わないそうなのだ。
「姿を見かけたら、隠れてれば?」
「……まあ、会わなければ、どうという事はないですからね」
そりゃそうだけど……ちょっと、ビビってない?
そして、そのセリフ。『ガン○ム』の仮面被ってる人っぽいよ?
とにかく、俺がそこに行くのには、いくつかの理由があるのだ。
◆
名作アニメは永遠に不滅――まる。




