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閑話特別編「鈴屋さんとラジオ的なナニカ ー第三十三回ー」

今週も出張です。

きっと、お待たせします。


とりあえずラジナニでも、どうぞ。

挿絵(By みてみん)

南「ここは本編とは関係ないラジオみたいな何か、通称ラジナニでぇす。ここでは、本編では語られない知られざる裏話や、本編では触れられない話を、本編で絶賛活躍中の南無子が紹介していきまぁ〜す♪ 」

あ「本編、まじで久々だな」

鈴「でも相変わらず、ひとりだけコメディーだよね」

南「うっさいわね……」

8「議題は、なんですか?」

南「今日はちょっとした、武器と防具講座ね。たとえば、アルフィーの鎧とか」

白「あたしん? スケイルメイルとか?」

南「そうそう。TRPGとかしてる人は、そのへんの区別もしっかりしているだろうけど、軽いタッチのファンタジーだと、その辺の違いや特性が適当だからね。私が講義してあげるわ」

鈴「さすが、鍛冶師!」

南「ふふん! ……ってわけで、どぅぅん!」


挿絵(By みてみん)


あ「おぉぅ」

白「なんで、あたしなん?」

南「スケイルメイルの説明だからよ」

白「なんで下着なん?」

南「サービスね。それ、ちなみに水着よ」

鈴「鱗の鎧ってやつよね」

8「アルフィーのはバジリスクの鱗でしたっけ?」

白「そうなん。動きやすいんよ」

南「売っているのは金属片を結び付けて、全体を覆ったものね。でも実際にモンスターの鱗を使用したりもするわ。それこそ竜の鱗とかね」

鈴「アルフィーは盾役なのに、タンク系の装備じゃないよね」

白「いわゆる重戦士系じゃないんよ。重戦士といえば、チェインメイル、プレートメイル、フルプレートと、ラージシールドなん。あたしは中戦士だから、バランスタイプなんよ」

南「チェインやリングメイルは金属の輪をつなぎあわせた鎧ね。構造上の特性として斬りには強いけど、突き刺す攻撃は通しやすいわ。プレートメイルは板金鎧で、可動部分をチェインにしたやつね。フルプレートは可動部分も板金鎧にしたものよ。よく飾られる鎧はこれね。どれも防御力は高いけど、重くて動きに制限がつくわ」

鈴「ゲームのタンクとか壁役って、だいたいこの鎧に、タワーシールドとか、カイトシールドでガチガチに固めるよね~」

8「なぜアルフィーは、そういった装備にしないのですか?」

白「あたしスモールシールドで、相手の攻撃を全部受ける自信あるん。それに、あたしにはジュレオ神の加護もあるかんね」

8「だから兜も、かぶらないのですか?」

白「そうなん。本気で防御に専念するなら、盾二枚持つから大丈夫なん」

南「ちなみに、鉄を身に着けられない精霊魔法使いや、隠密行動をする盗賊は、ソフトレザーかハードレザーが主流ね。ソフトは革ジャンみたいな感じ、ハードレザーは厚さ五ミリで少し重い革鎧。ラスターが着ているのも、この類ね」

8「私やアーク殿のは?」

南「アークやハチ子さんのは一応、クロースの類かしらね。どちらも、ちょっとした防御魔法の効果が付与されてるから、ハードレザーくらいの強度はありそうね」

8「武器もみんな片刃の曲刀ですが、それぞれ違いますよね」

南「そうね。アルフィーのサーベルは、騎兵がよく使う80センチくらいの片刃の長剣ね」

白「長いし軽いし、受け流しやすくてお気になん」

鈴「ハチ子さんのは、シミターだっけ?」

南「シャムシールともいうわね。長さが90㎝の曲刀で、剣先がかなり反っているのが特徴よ」

8「シミターは、なぜか暗殺者界隈で人気です」

鈴「あー君のは、日本刀?」

南「んーと、最初のは忍者刀ね。長さは40㎝。ダマスカス刀は太刀……というより、打刀かな。刃を上に向けて腰に差すタイプ」

鈴「よく時代劇で見る、侍みたいな?」

南「そうそう。アーク、かなり筋力値が上がってそうだったから試しに作ってみたんだけど、普通に使えたみたいね。しかもいつの間にか、侍スキルを会得していってるみたいね」

8「忍殺一閃ですか?」

白「忍殺っていうてるんに侍なん?」

南「その辺は本編でそのうちね。それよりアークが、さっきから静かなんだけど……」

白「……あーちゃん、さっきからずっとあたしの絵を見てるん」

あ「え、あ、いや……」

鈴「目線が完全に右端にいってた……」

あ「そりゃいくよ、仕方ないだろ。男の子だもん」

8「アーク殿……」

あ「そんな残念そうな目されても、こんなの目の前にして、抗える男子なんぞいないと俺は胸を張って言ってやるぞ」

南「胸を張ることか……」

鈴「鈴屋は、情けなくて泣きそうです」

白「さすがに、ちぃとばかし恥ずかしぃん」

あ「お、俺は健全だ……最低かもしれんが……」

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