閑話特別編「鈴屋さんとラジオ的なナニカ ー第十七回ー」
ラジナニです。
箸休めとして、お気軽にどうぞ。
南「ここは本編とは関係ないラジオみたいな何か、通称ラジナニでぇす。ドラゴンスレイヤーになりそこねたパーソナリティの名無子でぇす」
あ「……(気にしてるんだな)」
ラ「……(また呼ばれてしまった)」
鈴「あれってどういう扱いなの? なんか意味あるのかな?」
8「我々が頂いた『竜殺し』の称号ですね。『騎士英雄』の称号と違うのでしょうか?」
ラ「……あの……通常、『英雄』にちなんだ称号は国王様や領主様から授かるものでして、一般の方にも広く知られるものになります。それこそ世界中に、です。一方、私達が授かった『竜殺し』の称号は冒険者ギルドからのもので、『英雄』ほどの認知度はありません……です……」
南「出たわね、ロリ魔女っ子。じゃあ、たいしたことないのかしら?」
ラ「そんなことはありません。スレイヤー系の称号は英雄並の功績が必要ですし、ましてやドラゴンは、その中でも最上級のものです。少なくとも冒険者ギルドに所属する冒険者たちには、間違いなく知れ渡ります。それに他の国の冒険者ギルドに行っても、最初から大きな信頼を得られます」
白「なる〜仕事がやりやすくなるんね」
ラ「はい。それだけでなく大きな助けも得られるはずです」
あ「それにしても、どうやってメンバーを選定したんだろうな。あんな団体戦で……」
ラ「あの大討伐は、冒険者ギルドへ正式に討伐の依頼がされたクエストです。戦闘には参加しない監視だけの役目の人がいまして、その人達が戦闘の一部始終を観察して評価をし、報酬を分配しているんです」
あ「それにしたって、ドレイクのおっさんとかも十分貢献しただろ?」
白「あ〜それは、簡単なん」
鈴「うん、冒険者ギルドに所属してないってことよね」
あ「あぁ…なるほど。ギルドに所属していないんだから、ギルドから称号をもらえるわけもないか」
南「なるほど、よくわかったわ」
あ「お、今回の議題も終わり?」
南「……いいえ。これちょっと見てくれる?」
「第148部分読まないでも大丈夫【海竜編までのキャラ紹介】暇つぶし推奨」のプリント用紙が机の上に置かれる。
鈴「これがどうしたの?」
南「ハチ子さんのとこ見てみてよ」
(一同しばし熟読)
鈴「あっ!」
白「あーーーーーーっ!」
8「えぇっ♡」
あ「なんだ、どこか変わったのか?」
南「よく見なさいよ。『この物語の第二のヒロイン』って書いてあるでしょ」
あ「お……おぉ………まぢか」
8「アーク殿、わたしヒロインに昇格しました♡」
あ「え、これそういう制度なの?」
鈴「………………」
白「……へぇ〜……ほぅ〜……これはこれは……なるほどなるほど〜」
鈴「……ナニ? その目は……」
白「んふぅ〜チャンスあるんだぁ〜」
鈴「!!!!!!」
南「そう、チャンスあるの! だからわたしも本編ヒロインの座、あきらめないわ!」
あ「いや、ないだろ。普通に」
南「(ガーーーーーーーーーーーーーーーン)」
ラ「………(私にもあるのでしょうか)……」
こっそり付け加えてました。気付いた人いたのかな。(笑)




