1/6
1
青い空に空色の雲が浮かんでいたら、どれだけの人がその事に気づくだろうか?
私は…はたして私だろうか?
空にあって当たり前の存在である雲がもし青い空色だったなら、それはあり得ない存在なのに、…
空が青いのは当たり前で、空に雲があるのも当たり前で、でも、青い空色の雲は、当たり前じゃなくて、…
そんな事を考えながら、私は空を見ていた。
何処までも続く青い空は、終わりというか、限りがあり、宇宙へと…
果たして、それはつながっているのか?それとも確実に隔離されているのか?
重力によって囚われた大気をただ無尽蔵に消費する、生命体…
命ってなんだろうか…
わたしの頭上に拡がる青空はただ静かに静かに在り続けた。