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殺人ナース参戦


 「一度ナラズ二度マデモ

 ワガ主人ヲ泣カセルトハ・・・

 ヨッポド死ニタイラシイナァァァ!!!!!」


 「だから違うって言ってんだろうがぁぁぁ!!」


  俺と目が合った瞬間に

 さっきまでの聖母の微笑みは消えて

 代わりに鬼のような形相で

 体中から生えている刃物を

 俺に投げつけてくる


  投げつけられた刃物が

 瓦礫や壁をまるで豆腐のように

 軽々と切断していく


 「何でハサミや包丁で

 石を切断できるんだよ!?」


  必死に部屋中に散らばっている

 壁の瓦礫に次々に隠れながら

 刃物人間に向かって文句を言う


 「おい!!

 後ろでメイがクスクス笑ってるぞ!!」


 「ギクッ・・・」


  俺の文句でメイが一瞬だけ硬直したが


 「ひぐっ、怖かったよぉぉぉ」



  また顔をふせて

 何事もなかったかのようにぐすぐすと泣き出す


  ・・・きたねぇ!!


  いい加減

 瓦礫に隠れながら逃げ回るのも限界だ


  血を流しすぎたせいで

 頭がクラクラしてきた




 「ソコダァァァァァ!!!!!」


 「ッッッ!!」


  一瞬気が抜けた隙を突いて

 刃物人間が手元の包丁を投げる


  もう・・・無理か・・・ 


  迫りくる包丁をぼんやりと眺めながら

 俺がゆっくりと目を閉じようとした時






  キンッッッ!!!!




 「待った」



 「ニーナ!?」


  殺人ナースがいつの間にか

 俺の前に立ちはだかり手に持ったメスで

 飛んできた包丁をたたき落とした


 「ナゼ、ソイツヲ庇ウ!?」


  刃物人間の言葉を無視して

 部屋の中を一通り見回す殺人ナース



 「隠し部屋に、【遠見の水晶玉】・・・」



  ブツブツと何かつぶやいた後

 殺人ナースはメイに鋭い視線を向ける

   

 「・・・ご主人様?」


 「ひゃい!!」


 「詳しい話・・・

 聞かせてもらいますよ」

 

 「オ、オイ・・・ニーナ?」


 「先輩は黙ってて下さい」


 「ア、ハイ・・・」


  異常な雰囲気を察した

 刃物人間が殺人ナースに話しかけるが

 一瞬で切って捨てられる


  元の世界でも同じような視線を

 京子に向けられた記憶がある


  確か・・・


  待ち合わせの時間に遅れそうな時に

 落とし物を探している女の子に

 助けを求められて

 仕方なく一緒に探しているところを

 俺を心配して探しに来た京子に

 見られた時だった 




 『その女の子は誰かな?優くん』




  そんな状態の京子をなだめる方法はただ一つ


  黙って言うことを聞くだけ

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