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【MOVIE1】大物ユーチューバーになってやる!

<キンコーンカンコーン>

チャイムが教室に鳴り響く。

バタンっと、椅子が動く音がすると後ろに座る間切の周りに人が集まってきた。

「間切さんがユーチューバーってほんと?」

「こないだの動画見たよ!かわいかった!」

「ネットで晒されてれる動画ってほんとに間切さん?」


「……え、えっと。」

戸惑う間切のことなんか、お構いなしに質問攻めする生徒たち。

(……質問するならせめて一個ずつにしてやれよ。)

つーか、何か俺と話してる時と態度ちがくね?

あいつの性格だと『うっさい! 引っ込め!バカ!』とでも言いそうなんだけど。


そんなことを考えていると騒音の如き声たちを遮る勇者が現れた。


「やめてください! もも様困ってます!」


振り向くと、すっごく背の低い少女が立っていた。140あるのかって思うぐらいちっちゃい背丈。髪は黒髪でショートヘア、一部だけコバルトブルーでその部分は編まれていた。

メイクはどちらかと言うと、正統派ギャルよりで間切とは対照的。

ロリ顔で、声もむっちゃロリで、制服を来てる姿がちょっと不自然で、そのギャップがたまらなくロリかわいい。

……けど、おっぱいだった。


俺はこの子みたいに低身長ロリ系は、おっぱいよりちっぱいが好みだし、間切みたいに普通の身長なら、ちっぱいよりおっぱいが好みだったから『なんだかなぁ……』って感じだった。


「なにお前、間切さんの何なの?」

「ウチらの邪魔しないでくれる?」

「そーだ!そーだ!」


「……うぅ。」

縮こまるロリ子。

よっわ。 さっきまでの勢いはどこいったんだよ。

(……巻き込まれたらめんどくさそうだし、帰るか。)

そう思った俺は自分の席を立って、後ろに座る間切の机を横切る。

ちょうど通路上に居たロリ子と目が合って、ニヤリと笑みを浮かべた。

――その瞬間。


<パァン>

物凄い破裂音がすると、モクモクと七色の煙が教室中に漂い始めた。

教室中から「ゴホンゴホン」と咳が聞こえる。


「なんだ!? 新手のテロリストか?」

「いえ、現役JKです」

と耳にあのロリ声が響いた。

「ちょっと来てください」

――グイッと、制服を引っ張られる俺。

「行きますよ、もも様。」

とまたロリ声。

「う、うん」

どうやら、間切のやつも手を引かれたらしい。


―――――手を引かれた俺たちは階段下の踊り場へ到着した。

「もも様、怪我は無いですか!?」

「うん。ありがと、藍那。」

間切がロリ子の頭を撫でると、ロリ子は「えへへ」と微笑んだ。

その笑顔を見てるこっちまで微笑ましくなってくる。

んなことを考えていると、ロリ子が振り返って俺の方へ歩いてきた。


「はいこれ、鞄です。」

ロリ子に俺の鞄を手渡された。

「ありがとな。……えっと、名前なんてんだっけ」

「いんてるあいなです。 ボクのことは藍那で良いですよ。」

「分かった。」下の名前で呼んで!って言われたの初めてかも。「―今はそれよりも」

「……さっきの、お前だよな!? 何しやがったんだ?」

「スモークボールとクラッカーボールをぶん投げてやりました」

それって煙花火とかんしゃく玉!?

んな危ないこと無表情で言うなよ……。

「……とんでもないことすんだな、お前。」

「ボクはもも様のためなら何でもしますから。」

ニコッと微笑むロリ子。

「それより、教室でyoutubeの話は禁止ですっ!」

「……いいですね!?」



床に横になって、俺はスマホでバイトの求人を探していた。

すると、間切の声が頭をよぎってきやがった。

『この炎上を利用しなさい。成功すれば生活費どころか一生遊んで暮らせるわよ。』

『失敗を恐れて何も行動をしない人に、成功なんてあるわけないじゃない。』

『必要なのは出来る自信じゃない。やってやる!ってあんた自身でしょ。』


るっせえ、沸いてくるんじゃねえよ。


偉そうでムカつくのに、あんな暴言の塊みたいな、口先マシンガンギャルの言ったことなのに、返す言葉が見つからないのは何故だろう。

「バイト、したくねーしな……。」


結論から言おう。

俺はユーチューバーを目指すことにした!


……失敗したら?


そんなこと考えるのはあとだ、失敗してから考えればいい。

宝くじだって、馬券だって、きなこ棒だって、買わなきゃ当たりは出ない。

何も行動しない奴に、成功は無い。

ムカつくけど、マジでその通りだよ。

思い返せば、俺の人生失敗ばかりだった。

親族には捨てられ、バイトはクビ、気づけば大炎上。

この機に動かずにいつ動くっていうんだ!


炎上だがなんだか知んねーけど、利用してやるよ。

ただし、利用するのは間切、てめえもだ。

お前の力全部利用して、大物ユーチューバーになってやる!

俺はYoutubeのことなんざ、全く分かんねえからな。

そんでもって、てめえを越した暁には「お前も、大したことねーな!自称スーパー美少女ユーチューバーさんよぉ!」とでも言って嘲笑ってやる。

あいつが地面に足つく姿、想像するだけで笑いが止まんねえぜ。

「フ…フハハ……フハッハハハハハ!!!」

突然、バタッと障子が開く。

「うっさい!」

こつんと、妹の真衣から軽いチョップをもらった。

「にーに、また漫画の真似ですか……?」

ジト目で俺を睨む真衣。

「ちげーよ。俺はそういうのはもう卒業したんだ。」

「今日からの俺はnew結人だ!」

「……へ?(DSじゃないんだから……)」

作者PS.主人公の好みの女を語る描写で寒気がウッっっっwwwww

あ、今の俺の好みは事実的に可愛いかどうかより、可愛くあろうとする美意識の高い人です。

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