【MOVIE5】CCレモン
(気づいたら、自宅のトイレに居た。)
俺、マーキュリーのビルに泊まってたはずなのに何でだ?
まぁいい、とっとと済まs――って!
ーーーーピクッ
「あっぶねえ! このパターンは完全におもらしする時のソレじゃんか。」
……気づいてよかった。黒歴史を生産するとこだったわ。
時計を見ると、丑三つ時。完全に深夜だ。
ーーーー現実のトイレ(マーキュリーの)へと俺は向かった。
ちょっと歩いて、トイレの角前までたどり着いたその瞬間。
<ドッ>
誰かに、ぶつかった。
「ごめん。」と言って手を伸ばす俺。
そこに居たのはーー
150cmぐらいの背丈。
髪は下ろして、すっぴんだった。
昼間の印象と随分違って、驚きだったが特徴的なまろ眉で誰だかすぐ分かった。
「う、うちは、夜のお仕事で勤務してるもので……!」
その歳でやったら犯罪だよ!
「いや、キヌエじゃん」
「なっ!? なんでうちってわかったんっ!? もう……やだっ」
そう言うと、キヌエは両手を顔の上にあてて隠した。
「眉かな。あと声。」
「眉毛剃って、裏声で話せばよかったぁっ」
「そんなん居たら……不審者だよ」
指の隙間を開いて、キヌエの瞳がひょっこり顔を出す。
「……そ、その、我のこと、軽蔑したか?」
「えっ、なんで?」
「だって、その、わーーう、うちは、だるまになると顔面もだるまになるから……」
『シンデレラの魔法』ってのはこれのことか。
「全然、だるまとか、そんなんじゃないと思うけど……」
「そーいうお世辞いらないっ! しょーじきにはなせ。」
お世辞じゃないんだけどなぁ。つーか、はやくお○っこしてー。
「正直に言ってる。むしろ、かわいいと思うよ。」
おしっこしたい。おしっこしたい。
「か、かわいい!? うち、この姿でかわいいって言われたこと無いから……お世辞でもそう言ってくれて、うち、うれs――」
「お世辞とかじゃなく、ホントに。手を顔にあてて、照れ隠したり、指の間から眼だしたりして、そういう仕草がかわいいと思うよ! じゃ!」
おしっこしたい。おしっこしたい。おしっこしたい。おしっこしたい。おしっこしたい。
――がしっ
「そ、その……ゆ、結人。『かわいい』って言ってほしい」
「かわいい、んじゃ!」
おしっこしたい。おしっこしたい。おしっこしたい。おしっこしたい。おしっこしたい。おしっこしたい。おしっこしたい。おしっこしたい。おしっこしたい。おしっこしたい。
ーがしっ
「あと10回、言ってほしい。」
・・・なん・・・だと・・・。
「かわいい、かわいい、かわいい、かわいい、かわiーー」
ーーーーうっ
我慢の限界になった俺は両手でち○こを抑えた。
「おしっこしたい。おしっこしたい……! おしっこしたい! おしっこしたい!! おしっこしたい!!!」
「お、おっしこ!? う、うち……そ、そういうのは……。」
「頼むキヌエ! おしっこさせてくれ!!!!!」
「……えっ、えっ、ええっ!?」
「わりい! 俺もう我慢できねえ!」
「ゆ、結人がど、どうしても飲mと――」
<ばんっ>
ーーーーシャーッ
いつか鉄は錆びるだろう。
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あとがき
ワンポイント秘話
キ(すっぴんモード)「結人はそ、そういうプレイが好きなのか!? わrじゃなくて私、頑張ってみるから...」
結「なんか変な勘違いしてるぞ!!」
「キヌエのすっぴんかわいい」「勘違いが特殊すぎる」「読者もゴニョゴニョしたい!」
と思った方は、感想、ブックマーク、★評価、レビューをよろしくお願いします。




