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不遇の錬金術師  作者: 秀一
第三章 海の国 ファーランド共和国編
62/146

62話 イリスの食堂


 朝のうちに、僕達はイリスへと到着した。

 民会は午後から会堂で行われる。まだ少し余裕があるだろう。僕達は食堂へと入り、時間を潰すことにした。

 

 挽肉のスパゲッティを頼み、待っていると、見知った顔が話しかけてきた。

「まあ、お久しぶりですわ、フェイ様」

 そう言ったのは、ドワーフの娘、カンデさんだ。

「お久しぶりです、カンデさん」

 僕はそう言った。

「お元気そうで何よりです。あの時は何も言わず離れて申し訳ありませんでした。私も迷っていまして」

 そう言うカンデさん。

「良いんですよ。迷うのは当然でしょうし」

 僕はそう言った。

 

 スパゲッティが来た。挽肉にたくさんのチーズがのっている。食べてみると、モチモチした麺と濃厚な味がすばらしく美味しい。

 

「美味しいですね。これはカランだとあまり食べられないかも」

 僕はそう言った。

「ここにはたくさん美味しいものがありますよ。とても豊かな街ですから」

 カンデさんはそう言った。

 

「それにしても、フェイ様は何故ここに?」

 そう聞くカンデさん。

「僕は議員ですからね。民会に来たんですよ」

 僕は言った。

「まあ、そうでしたか。それは何とも、お疲れ様です」

 カンデさんはそう言った。

 

 ドロテアはピザを食べていた。お気に入りなんだろう。

 

「そういやさ。議員ってどんな奴がいるの?」

 そう聞くドロテア。

「別に皆さん普通の方ですわ。まあ中には、変わった方もおられるかもしれませんが」

 そう言うカンデさん。

 

「変わった方と言うと?」

 僕は聞いた。

「んー、グランテイルの方も来られると思いますわ。魔族の方も結構人気はありますね」

 そう言うカンデさん。珍しさだろうか。

 


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