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不遇の錬金術師  作者: 秀一
最終章 大戦編
137/146

137話 姫様の帰還


 ベルクランドとの和平が成立し、僕達はコーネリア東部を視察した。

 

 そこは平和そのものだった。ドワーフたちは、特に無茶をしなかったようだ。ただ、抵抗した城塞群は破壊されていた。

 

 コーネリア国東部、最大の街、ソラ。

 

 ここは非常に豊かな街で、しかもドワーフも攻撃しなかった。この街にある城に、姫様は落ち着いた。

 

「ふう……。何とかまた、姫やれそうだね、私」

 そう言う姫様。

「良かったです」

 僕は言った。

「ふふ、でもできたら、フェイと一緒に行きたいけどね、私」

 姫様はそう言っていた。

 

「それやったら、行けばええんやで」

 そう言ったのは、リザードマンのドミニクだ。

「ドミニク! 無事だったのね」

 姫様は叫んだ。

「ああ、泳いでここに避難してたんや。姫様も無事やったんやな」

 ドミニクはそう言った。

「そうだったんですね。ミカエルさんは?」

 僕はそう聞いた。

 

「残念やけど、あのおっちゃんは最後までドワーフと戦ってたで。強いというのも考え物やな」

 そう言うドミニク。

「そうですか……。残念です」

 姫様は言った。

 

 姫様は決意して言った。

「フェイ、私はひとまず、東コーネリアを復興します。いずれ援軍を送りますから、アルパとの戦い、勝利してください」

 姫様はそう言った。

「わかりました……。またお別れですね、僕達」

 僕は言った。

「しばしのね。また絶対、会いに行くから」

 姫様はそう言った。

 


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