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不遇の錬金術師  作者: 秀一
最終章 大戦編
130/146

130話 来襲


 その日の夜中。

 

 皆が寝静まった頃に、突然人がやってきた。

 

「失礼! フェイ様はおられるか!」

 叫ぶ男。兵士のようだ。

 

「な、なんだテメエ! 今真夜中だぞ!」

 イラついて叫ぶルシールさん。

「失礼。フェイ殿は?」

 そう聞く兵士らしき男。

「寝てるよ。何だ? 用件を聞かせろ」

 ルシールさんはそう聞いた。

 

「西部からベルクランドの部隊が攻撃してきました! 哨戒所は廃墟と化し、明日にもファーランド首都に襲い掛かるのではないかと、今首都は大騒ぎになっております!」

 そう言う兵士。

 

 それにしても眠いが……、起きざるを得ないようだ。

 

「その報告、間違いは無いか……?」

 僕は近づき、そう聞いた。

「おられましたか。レフ様より書状が」

 兵士は書状を渡してくれた。僕は封を切り、それを読んだ。

 

 ―――

 

  西部より敵来る。すぐ戻られたし。

    レフ

    

 ―――

 

 間違いなく本人の書状だ。それにしても簡潔だが……。

 

「仕方ない。ルシールさん、それに兵士殿も、申し訳ないが皆を起こして頂きたい」

 僕は言った。

「しゃーねーな……。おい! 起きろ!」

 ルシールさんは叫んで兵士たちを起こしてくれた。

 


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