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不遇の錬金術師  作者: 秀一
最終章 大戦編
121/146

121話 体調不良


 僕は1000人の兵を率いて、カランに戻った。

 

 しかし無理がたたったのか、僕の体調は最悪だった。

 

「フェイ! 熱が出てるじゃない!」

 姫様が僕のおでこを触って言った。

「馬鹿者! 休めと言っただろう!」

 ブランカ師匠は怒っていた。

 

 僕は結局、休むしかなかった。ひとまず、部屋にユリアナを呼んだ。

 

「失礼します」

 ユリアナはやってきた。

 

 僕はベッドに寝ていた。辛い……。

 

「呼び立てしてすまない。しばらく、君に全てを任せようと思ってね」

 僕は言った。

「そんな……。私はゴブリンなんですよ?」

 不安そうなユリアナ。

 

「そんなのどうでもいいさ。いずれにせよ、僕はあまり役にたてそうにないしね……、ゴホッゴホッ」

 咳が出た……。

「大丈夫ですか? あなたが総司令官なのに……」

 そういうユリアナ。

 

「まったく、情けない総司令官だよね……。でももうしばらく寝るからさ、とにかく君に任せるよ。ああ、でもさ。アーダちゃんと、ブランカ師匠とシルヴィア師匠の言う事はちゃんと聞くようにね」

 僕は言った。

「錬金術師の方々ですね。皆さん信用できるでしょうか?」

 そう聞くユリアナ。

「もちろんさ。僕なんかよりよっぽどね。君も良くやってくれているみたいだし……。みんなで協力して、乗り越えてくれ」

 僕は言った。

「わかりました……。先生も、お体ご自愛下さい」

 ユリアナはそう言ってくれた。

 



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