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不遇の錬金術師  作者: 秀一
最終章 大戦編
117/146

117話 馬車の中で


 次の日、僕は馬車に乗り、ファーランドへと向かった。

 

 食事をして寝た事で概ね回復したけど、まだ馬に乗るのは厳しい。そんなわけで馬車の旅だ。中にはドロテアと姫様が居る。

 

「まったく、心配したんだからね……」

 そう言う姫様。

「姫様、ずっと看病してましたもんね」

 ドロテアはそう言った。

 

「すいません、姫様。看病してくださるとは……」

 僕は言った。

「でも無事で良かった。フェイまで居なくなったら、私ひとりぼっちだもん。寂しいよ……」

 姫様はそう言った。嘘ではないだろう。

 

「コーネリアはベルクランドに占領されてしまったんですか?」

 僕は聞いた。

「ほとんどはね。一部の城塞は抵抗してるみたいだけど……。どちらにせよ、あの爆石砲相手ではどうにもならないわ。無意味に死者を増やすだけよ」

 姫様はそう言った。

「私は見た事無いんだけど、そんなに大砲って凄いの?」

 そう聞くドロテア。

 

「確か、アーダちゃんも開発してたみたいだけどね。大砲が使えれば、ちょっとは状況もマシになるかもしれないけど……」

 僕はそう言った。

「へえ、あれ作れる人が居るの? 凄いね」

 感心する姫様。

「危なっかしいだけだと思うけどね……」

 ドロテアはそうつぶやいた。

 

 

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