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不遇の錬金術師  作者: 秀一
最終章 大戦編
116/146

116話 情勢


 僕が軽い食事をとっていると、色んな人がやってきた。

 

「フェイ! 無事だったか!」

 ブランカ師匠はそう言った。

「良かったのう。もし死んだら、どうしたものかと思ったわ」

 シルヴィア師匠はそう言った。

「全く、心配させないでよね!」

 そう言うドロテア。

 

「……? ちなみに僕は、どれくらい寝ていたの?」

 僕は聞いた。

「今日で4日目よ。もう目覚めないんじゃないかと……」

 姫様はそう言った。

「う、そんなに寝てたのか……」

 僕は驚いた。

 

「まあ、過労だろう。もう少し休んだ方が良いぞ」

 ブランカ師匠は言った。

「そうですか……。わかりました。情勢はどうなってるんです?」

 僕は聞いた。

 

「色々酷い事にはなってますけど、聞かない方が良いのでは?」

 そう言うアーダちゃん。

「そうかもしれないけど、そうはいかないよ。少しずつでいいから、教えて欲しい」

 僕は言った。

 

 そうして、姫様やブランカ師匠が色々教えてくれた。

 

 コーネリアが滅亡したこと。ハイランドも陥落し、エルフたちがこちらに逃げてきたこと。イリスは包囲されていること。

 

 現状、カランの指揮はユリアナが行っているらしい。特にそれで大きな問題は起こっていないようだ。ただ、西からベルクランドの軍がやって来ることもあって、対処に困っているらしい。

 

「大変だね。まさに風雲急か……」

 僕は言った。

「近々、ファーランドで大きな会議が行われるらしいけど、どうする?」

 姫様は聞いた。

「行くよ。行かないと……」

 僕は言った。

「無理だ。もう少し休んだ方が良い」

 ブランカ師匠はそう言った。

 

「いや、行きます。このまま寝てるわけにはいきません」

 僕はそう言った。

 

 

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