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不遇の錬金術師  作者: 秀一
最終章 大戦編
105/146

105話 豪雨と援軍


 そして、雨が降ってきた……。

 

 しとしと、しとしと……、ザーーー……。

 

 あっという間に、豪雨になった。ドーン! と雷が落ちる。

 

 敵も困惑しているようだ。騒ぎながら、敵の声が離れていく。

 

 静かになり、ただ雨音が続く。僕達は城壁の上から、敵を警戒する。

 

「敵はいなくなったでしょうか?」

 そう聞くエルフの女性。

「かもしれないけど、警戒は解けない。注意して」

 僕は言った。

「はい……。しかし大変ですね……」

 そういう女性。

 

 実際これは辛い。ただでさえ緊張感の抜けない状況で、この雨だ。とはいえ、敵も嫌がっているだろう。

 

 雨が続く中、エルフの男がやってきた。

「フェイさん、味方の援軍のようです」

 そう言った。

「確かなのか?」

 僕は聞いた。

「わかりませんが、ファーランドの軍との事」

 そういうエルフの男。

 

 僕は確かめに行った。確かに味方の軍のようだ。敵襲を聞いて、心配して駆けつけて来てくれたようだ。

 

「ご無事か、フェイ殿」

 そう言ったのは、青色のリザードマン、レフさんだった。

「レフさん、助けに来てくれたんですか」

 僕は言った。

「うむ。しかし敵のパラディンは壊滅していたようだが……」

 そう言うレフさん。

「あれはセラさんがやってくれたのですが、敵はまだ西側に居ます」

 僕は言った。

 

 ざー、と雨が降る中。

 

 援軍は西側を調査した。しかし、敵はもういないようだった。逃げたのだろうか。

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