表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
不遇の錬金術師  作者: 秀一
第一章 アルパ王国編
1/146

1話 いじめ


「やーい、バーカバーカ!」

「きゃはっははははっははは!」


 今日も何か馬鹿にされる僕。魔法学園の休み時間。

 

 僕はフェイ。錬金術師だ。どうして錬金術師なのか……。魔術師とか神官ならばもう少し評価されたんだろうけど。でも生まれつきで魔術の才能はほぼ決まってしまうので、仕方ない。

 

「おいフェイ! パン買って来いよ!」

 そんなことを言う剣士の男の子。

「や、やだよ。僕お金ないし……」

 本当にあんまりない。うちは貧乏なんだ。

「なんだと! この野郎!」

 そう言って顔を殴られる僕。

「うわーん!」

 泣きながら部屋の隅に籠る僕。

 

「きゃはは! フェイ君また泣いてるー」

「やーい、泣き虫フェイー」

 ひたすら馬鹿にされる僕。

 

「ちょっと! やめなさい!」

 そんな僕をかばってくれる小人族のソフィーちゃん。ちっちゃい。と言っても、一メートルぐらいはあるけど。

 

「なんだソフィー! 邪魔するのかよ!」

「えーい!」

 魔術師の女の子が衝撃波の魔法を放ち、ソフィーちゃんは吹っ飛ばされた。僕にぶつかる。

「きゃああ!」「うわあ!」

 びっくりする僕達。

 

「あはははは!」

「きゃはははは!」

 僕達はひたすら笑われていた……。

 


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ