9話
誤字あったらすみません。半分寝てます。
俊は現在、市内の中心部に向かっている。理由は昨日の夜に佐藤に言っていた新たな拠点入居者探しのためである。ちなみになぜ中心部かというとそういうところの方が専門知識のある人が居そうだからである。つまり適当である。
「さてこの場合はどうすればいいかな、やっぱ医療関係者か?それともものを作るような人たちか?」
前者は神からの願いを叶えるためには必要だし、後者は創造するためのしっかりとしたイメージを作るために重要である。
「空とか飛べたら楽なんだけどな、なんせイメージが難しいんだよな。まぁ身体能力上昇の魔法だけで実際車並みの速度出るし、まぁいいよな。」
俊は己の創造の能力について考えながら市内へと向かう。
「ふぅとりあえずこの病院でいいかな。」
俊はとりあえず市内で一番大きな病院に着いた。
「うわぁ流石にこれはひどいぞ、これは患者が感染していて、あとは病院内でゾンビが大量発生って流れか?もしそうなら生存者はいない可能があるな。まぁとりあえず調べるけど探すの面倒だな。ふむ、ここは創造の出番かな。」
俊はゾンビと人間の位置がわかる魔法をつくった。
これは探索範囲を指定できて、広くなるほど魔力量も比例して大きくなるらしい。
俊は早速この探索魔法をつかった。
「んーやっぱり誰もいないか。なら他を当たるかな。」
俊はとりあえずこの場所の周辺を探索魔法を使いながら調べていく。
「お!人間発見!しかも複数。さっそく行ってみますか。」
そこはとある高層マンションだった。
どうやらマンション内では感染が起きていないらしい。
「これはすごいな。100人はいるぞ。管理人がうまくやったのかな?」
その時だった。
作業着のような壮年の男が声を掛けてきた。
「君!1人かい!急いで入りなさい!」
「じゃあお言葉に甘えて。」
俊は固く閉じられていたドアを通ってマンションに入った。
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「君は1人かい?」
「んーまぁ1人といえば1人ですね。ただ拠点には30人くらいの人が居ますけど。」
「ではなぜこのようなところへ?」
「拠点の新規入居者の募集です。どうですか?ここにいる皆さんを受け入れることは出来ますよ?」
「ほーそんなに大規模なのか。しかしだなぁ見てくれ。このようなところほど安全な場所がどこにあると言うのだい?正直ここほど安全な場所はないと思うよ?」
「まぁたしかに快適と言えばそうですね。ですが、私たちの拠点の方が安全でしょう。まずこちらを見ていただきたい。」
俊は火球をつくった。
「おわぁ!びっくりしたー、ん?え?なんで火が急に?というか熱くないんですか!?」
「驚かせてすみませんね。これは簡単に言うと魔法です。私の拠点は私の魔法によって成り立っております。少なくとも食料の自給自足。安全、快適な生活を送れることは保証しましょう。」
「いや、それより魔法ですよ!!何さも当然のように扱ってるのですか!それは一体なんなんですか?先天的なものですか?いったいどうやって手に入れてのですか!?」
「そちらについては皆さんの入居時にまとめてしようと思います。」
「分かりました!ではこちらの説得は私に任せてください!明日も来れますか?」
「ええ、大丈夫ですよ。よいお返事期待しています。」