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終末世界の創造者  作者: だんちょー
一章 終末世界の始まり
4/33

4話

指摘のあった箇所の修正をいたしました。


「ではまず自己紹介から。」


すると老人が出てくる。

先ほどの保護下に入るかについての第一声がこの老人だった。


「わしは佐藤賢士だ。さきほどは怒鳴ってすまんかったの、えーと」


「山口だ。山口俊。」


「ふむ俊か。よろしく頼む。昔は機械関係の仕事をしていたから是非何かあったら聞いてくれ。」


その後も続々と出てくる。美容師、医者、建築従事者、栄養士、サラリーマーン、高校生、教師など幅広い人がいた。


「とりあえず、自己紹介はこれで終わるか。えーととりあえずこれから何していけばいいか話し合いましょう。」


みんな俊の言葉に驚いた様子をした。

その内の1人が言った。


「あんたが仕切るんじゃないのか。その魔法で?」


「まぁそれもいいけどさ、やっぱその場の空気悪くなるじゃん?だから重たいのは無しでみんなで仲良くしたいんだよ。さっきから口調が厳しくなってたかもしれないけどそれは舐められないためだから。」


その俊の言葉を皮切りに色々な意見が飛び交った。


「まずは食料じゃないか?無いと飢え死にするだけだし。」


「あとは水もだ、生活用水も必要になるから結構重要だぞ!」


「あと服も必要になるんじゃない?」


「医薬品が欲しいです。」


その後も色々な意見が出てきた。

その中でもやはり食料と水は最重要課題だろう。

俊は頭の中で優先順位をつけておく。


「まず食料についてだが、これは俺が畑を作って、耕して、植えて、成長させて、収穫全て出来ると思う。」


「やばいなそれ魔法最強じゃないか!」


男子高校生の1人が言う。確か名前は佐藤隆太だったはずだ。


「まぁそう上手くいかないんだよ、どの魔法でも総じて魔力を使うから限界があるんだよ。だから今のような大規模な魔法は何回も使えない。」


その言葉に皆落胆した。現実はそう上手くはいかなかった。


「では目安として収穫までどのくらいで出来るんじゃ?」


「だいたい一週間だな、ちなみにもし種も魔法で創造すると言うなら一日かかる。あと土地の回復も同じくらいかかるぞ。」


ちなみに魔法について俊独自の見解だが、魔法も何度も同じように使うと魔法で使われる魔力量が減るらしい。例えば魔法の矢も体感だが最初より10%ほど減少している。


「なら食料は民家漁るのか?」


佐藤が少し嫌そうな顔をしながら聞いてきた。


「まぁそういうことになるな。魔法での創造も結構非効率的だからな。まぁ魔法で色々工夫するから安心しろよ。」




ーーーーーーーーーー




「これでいいはずだ。」


現在、食料調達の為に3人1組のグループを2つつくった。彼らには武器として鉄の棒を与えた。またさらに彼らには隠蔽の魔法と身体能力向上の魔法をかけた。


「なぁ鉄の棒とか色々なものを創造できるんだろう?なら色々なものが入る魔法のバックとかも出来ないの?」


女子高生の1人が言う。彼女は学校で襲われる寸前に助けた女性だ。確か鈴木優子だったはず。


「一回ためしてみたんだけどできなかったんだ。たぶんイメージが足りないんだと思う。もし出来たとしても大量の魔力が持ってかれると思う。魔力消費の差は規模の大きさと細かさだと思う。だからどっちにしろ無理だな。あっ車とか言うなよ?魔力的に無理だし、内部までイメージ出来ないから鉄の箱になるぞ?」


「やっぱそう上手くはいかないか。ならとりあえず行ってくるとするか。みんな出発だ!」


佐藤が大声で呼びかける。その声に応えたあと2組は拠点から去って行った。


「では残った皆さんで拠点を整備していきましょう。とりあえず井戸つくります。あとポンプも。」


井戸については地下を掘るだけなので、イメージは簡単だ。またポンプについてはたまたま俊が学校の授業で習ったのが功を奏した。


「ほんと何でもありね、なら鍋とか作れる?」


「売ってるものほどの品質でなくていいなら。」


俊はとりあえず鉄のフライパンや鍋など一通りの調理器具や皿やコップを創造した。


「あと火もなんとかなんない?」


「んー作れるけど毎回はめんどくさいな。どうすればいいかなー、まぁこれでいいかな。」


俊は大量の炭といくつかの火打石を創造する


「ガスとかIHとかだと少し難しいから炭で頑張って。」


「まぁないよりはマシね。これで料理ができるわ。あとは食料が届くのを待つだけね。」


「じゃあ料理の方は任せた。俺は拠点の整備を続けるわ。なんかあったら呼べよ。」


「了解よ。あとトイレとかも作っといてね!」


「わかった。」


俊はとりあえず食料調達班が帰ってくるまでにはある程度拠点を整備しようと思った。

次回も明日です

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