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終末世界の創造者  作者: だんちょー
二章 敵襲来
32/33

31話

戦闘シーンに慣れてなく、投稿に時間がかかります

俊はとりあえずダメ元でもう一度火球を放つ。

しかしゾンビの目の前で火球が消える。


(魔法はやっぱり効かないのか)


俊はもう一度刀を構える。

そして普通の者ならまだ追いつかないような速さでゾンビの首に斬りかかる。しかし切ってもすぐに再生してしまう。だが俊は気にせずゾンビを斬りつける。

ゾンビの脚が飛び、腕が飛び、頭が飛び、上半身が飛ぶ。しかし何事もなかったかのようにゾンビは再生してしまう。


「キクヌゾ」


ゾンビは一言だけ発して襲ってくる。

ゾンビは俊の腹めがけて殴りかかる

しかしそれは俊の刀が振るわれ腕が斬られることで止められ……なかった。斬ったと思った瞬間、腕が今までにない速度で再生したのだ。そのせいで俊は腹を殴られ、宙に浮かぶ。


「カハァッ」


「マダダ」


ゾンビは俊の落下地点に入り、落ちてくる俊に追撃する。しかしとっさに俊は空中で態勢を立て直し、真下にいるゾンビの脳天めがけて刀を下に向け、落下する。すると今まで攻撃を受け続けていたゾンビが初めて回避した。


(なんだ?急に焦ったように見えたんだが)


俊もそのゾンビの行動に疑問に思ったようだが、現在は戦闘中であり、ゾンビの攻撃により思考は中断させられる。


ゾンビは怒涛の攻撃を仕掛けてくる。俊はそれを刀で受け止めたり、回避したりなど攻撃には手が回らない。


(本当なら魔法と刀で戦いたいが、魔法は効かないみたいだしな……待てよ…これならいけるか?)


俊は戦いながらも創造を行う。するとゾンビの真上に1立方メートルくらいの箱が現れる。するとそれは重力に従って落ちてくる。ゾンビはとっさに回避するが脚は間に合わず箱が脚の上に落ちる。そして箱の下敷きとなったゾンビの脚が潰れたのだ。そう俊が創造した箱は数トンに及ぶほどの重さだったのだ。ゾンビも見かけが普通の箱だったので、まさかここまでになるほどの重量だと思ってなかったらしくゾンビは動きが一瞬止まる。そこを俊はのがすほど甘くはなく、更に箱を何個も創造する。回避を優先させてるためゾンビは脚が潰れながらもなんとか避けているが、今も腕が潰されてしまった。


「ちっしぶといな!これでどうだ!」


俊は箱ではなく板のようなものを創造する。もちろん先ほどの箱のように重さは見かけによらないほどの重い。更に大きさが何倍もあり、手負いのゾンビでは避けられない。

そして創造した板はゾンビを下にして、大きな音をあげながら地面に落ちる。


「ふーやったか?」


しかしその言葉を否定するかのように板が小刻みに震える。そして板の下からゾンビが這い出してくる。その後に続いて亀が出てきた。


「亀?」


俊は突然現れた亀に驚いていた。


「なんで急に……あゾンビを生み出す力か?ならゾンビがこの亀は挟まれる寸前に生み出して、甲羅で隙間をつくったってとこか」


俊は再びゾンビに向き合って、冷静に考える。


(考えろ。こいつの弱点を。ゾンビは基本頭をやればいいが、こいつは首を斬り落として倒せなかった。なら他に弱点があるはずだ。とりあえず斬りまくるしかないな。斬りまくって肉片にするくらいに)


俊はゾンビを斬りまくる。斬って、斬って、斬って、斬る。その時だった。頭を縦に斬ろうとした瞬間ゾンビが避けたのだ。


「ほぅ、お前の弱点は頭か。なんで首を斬り落として倒せないのか知らないが、まぁ弱点には変わりない」


「ジャクテンシル。ムイミ。オマエキレナイ。シネ」


ゾンビは特に動揺せず俊に襲いかかる。


「残念だが、もうお前は勝てないよ。せめて早く終わらしてやるさ」


俊は手招きし、ゾンビを誘い出すのであったのだ。


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