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15話 マッティーニ


 SC 179.11



 宇宙でもチラホラと、モックス同士の戦闘が始まりました。作業用ポッドを改造した棺桶こと、ボールも大量に報告されています。

 一機一機の性能は低くても、数は力になります。


 地上では、いよいよ連邦の反攻作戦、ドネツクの奪還作戦が始まろうとしています。


 その対応の為にアメリアさんは、青い三連星を含むダム2個大隊をドネツクに追加で配備したそうです。

 ウクライナ南部は平地が多いので、ダムは活躍できそうですね! 山とか森林が多い場所では、デュフの方が取り回しが良さそうですが。


 しかし、地上での戦闘では宇宙ほどのアドバンテージは、モックスにはありませんので、2個大隊程度の増援では史実通りに苦戦するんだろうなぁ。


 私たち親衛隊第一独立遊撃艦隊はラウム3で、お留守番です。今世では、まだ一度も地球に降りていないので、いつかは行ってみたいですね。

 恐らく、私がこの戦争中に地球に行くことはないでしょうけれども。


 ラウム3から、苦戦が確実な地球戦線を見ているだけなのも歯痒いのですが、こればかりは仕方ありません。宇宙でも、連邦の反撃が始まっているのですから。


 ここで、イオン軍のモックスの編成をば、



 小隊→3機


 中隊→小隊×4=12機


 大隊→中隊×4=48機


 師団→大隊×4=192機



 基本は、これなんですけど、定員割れでも師団ですし、シーマ艦隊のように18機でも中隊だったりします。増強中隊って呼ばれているのはご存知の通りですよね。


 アメリアさんが言った台詞で、



「青い三連星だけで一個師団に相当する」



 こんなのがありましたけど、そんなことは、ありえませんよね?


 3VS192。これで勝てるのならば、イオンは既に連邦に勝利して戦争は終わっていますね。アメリアさんは酸素欠乏症に掛かってしまったのかな?

 おそらくは、言葉の綾だとは思いますけど。


 まあ、通常戦力の一個師団なのかも知れないけど。通常戦力ってなんだろ? ミサイルとか戦車とかかな?



 ちなみに、連隊はありません。あえて連隊と呼ぶなら、2個大隊くらいの規模に纏まったのを連隊、3個大隊で旅団とか呼ぶんでしょうかね?


 あと、モックスの運用ですけど、師団単位での運用をすることは稀ですね。今回のドネツクの場合は、防衛戦で場所もドネツク近辺と限定的です。

 この場合の補給は、ドネツクがベースになりますので、基本的に補給の心配がないので、多数のモックスを纏めて運用できるわけです。


 これが、侵攻戦だと補給の関係で師団単位での運用は難しくなります。


 当然、これは宇宙でも同じです。宇宙の方が厳しいともいいます。母艦の数が限られているわけですから。宇宙でモックスを師団単位で運用しようと思ったら、

予備機を含めた場合では、ムサシ級軽巡洋艦が64隻。予備機も無しの全力出撃の場合でも、48隻のムサシ級が必要になるのです。


 いかにモックスを師団単位で運用するのが難しいのかが、分かったかと思います。


 それはさておき、


 私たちシーマ艦隊所属のMOX増強中隊はモックスの更新です。新型に更新して、どうなったかといいますと、



 MOX-14Fs  シーマ、クリス、ルーデル  シーマ様専用マッティーニってワンオフ機じゃなかったのね。


 MOX-14F  他のみなさん。



 MOX-14F、マッティーニ・シュッズスタフェル? 略して、マッティーニSS。マッティーニ親衛隊仕様って意味ですかね? 外見はマリーネみたいな感じですけど。


 スペックはといいますと、



 MOX-14Fs、マッティーニ・シュッズスタフェル指揮官機


 ジェネレーター出力 1490kw 推力 89,500kg

 武装は、MRB-110ビームライフル、腕部110mm速射砲×2、ビームサーベル、40mm頭部バルカン。臀部に予備でMMP-80マシンガン、大型シールド

 増設プロペラントタンクは4基装備



 もう、一年戦争では、ほぼ最強に近いモックスといっても過言ではないですよね!



 MS-14F、マッティーニ・シュッズスタフェル量産機


 ジェネレーター出力 1440kw 推力 69,000kg

 武装は、ビームライフル、腕部110mm速射砲×2、ビームサーベル、臀部に予備でMMP-80マシンガン、大型シールド

 増設プロペラントタンクは2基装備



 うん、量産機としては、この機体も一年戦争では最強かも知れない。



 オマケ


 MOX-06R-2S マリア・アインブルク  私の愛馬は凶暴です。じゃなくて、私の愛機は変わりません。MOX-14Fsだったら欲しかったなぁ。グスン。



 マッティーニは盾も標準装備になって、安心感が増しましたね。予備にお尻にマシンガンも取り付けてあって、ビームライフルの弾が切れても安心です。

 てっきり、MOX-14Aが回ってくるとばかり思っていたので、嬉しい誤算でしたね!


 それと、Fs機にはパーソナルカラーが設定されましたよ!


 シーマ様は、紫色の胴体とカーキ色の四肢で、膝から下のカバーは紫色  多分、史実とおなじ配色みたいな感じですね。


 クリス・アルフォンスは、ピンク。全身ピンク!  ピンクでもパーツによって、ショッキングピンクやら色の濃淡はありますよ? 


 ルーデルは、灰色と黒のツートン  ルーデルやったね! 脱モブだよ! まだ、台詞はないけどさ。


 ちなみに、二人とも配色の構図は、シーマ様とおなじですね。

 一般機は灰色がメインの塗装です。こうして見ますと、クリス大尉のピンクのマッティーニが目立ち過ぎますよね。


 なぜ、ピンクにした……



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