表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/6

結幕

@舞台袖

語り部「一難去って、また一難。この交代劇は、まだまだ続きそうです」

――語り部、本から顔を上げる。

語り部「オッと。これは、春の女王様。ご機嫌麗しゅう」

春の女王様「御機嫌よう。わたしの出番は、これだけなの?」

語り部「ハァ。今回は冬の童話ですから、何卒ご了承願います」

春の女王様「そう。それじゃあ、また今度の機会に期待するわね」

語り部「それにしてましても、春の女王様は何ゆえに塔を訪れないのですか?」

春の女王様「簡単な話よ。おおかた、塔で困ったことになってるんでしょうけど、冬子がクールビューティーを装いたい性分なのは知ってますから、あえて手助けしないで待っているのよ」

語り部「なるほど、お見通しでしたか。さてさて、この国に春が訪れるのは、もう少し先になりそうです。つづく」

――語り部、本を閉じる。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ