(^ω^⊂彡☆)) ω )・;'.、 = ◔ ◔
「おーい唯斗、お呼び出しだぞー」
「ごめんなさい死んで下さいって言っといて。」
「相変わらずひでぇな。せめて自分で行ってこいよ。その前にもうちょいオブラートに包めよ。」
「僕はこんなにも嫌悪してるのにオブラートで包んだ言動で期待させといて実は影では物凄く嫌われてるっていう状況の方が酷いと思うよ。」
「歪みねぇな。」
はい、只今の会話が例の王子とその友達Aによるものです。
これは悪魔で彼らの日常的な会話であり、毎日これに類似した内容を私は耳にしています。
そう、彼はほぼ毎日告白というものを体験している。
流石王子。
少女漫画の王道をしっかりとおさえてらっしゃる。
まぁそれはともかく、さっきのお二方の言動からもお分かり頂けると思いますが、桐山君に告白をしてきた勇気ある乙女達は皆敗北しています。
答えは簡単、相手が皆”女子”だから。
この一言だと桐山君の男色疑惑が浮かぶのも無理はないと思いますが、なんと残念彼はノーマルです。
一時期そんな噂がたったこともなくはなかったが、桐山君本人が顔を歪めて物凄く不快そうに否定していた記憶があるのできっとノーマルです。
そんなノーマルでモテ男の彼ですが、この通り重度の女嫌い病を患っているため色恋の噂なんて一度も耳にした事がありません。
そもそも女子とまともに会話したことがあるのかどうかも疑問に思います。
いつも女子の前だと口を開く度に罵倒が炸裂するのが桐山君なので。
大分余談が長くなりましたね。
そろそろ会話文が欲しくなるのも分からなくないです。
でも今授業中で、声を発しているのは先生お一人なんですよね。
読み上げられてく古文を書き上げていったところでなんの需要も生まれないので。
さてどうしたものか。
とりあえず尺を稼ぐ為に無理矢理会話文を入れてみます。
A「……」
王子「……」
1年4組生徒一同「……」
先生「えー、ラ行変格活用の覚え方として、ありおりはべりというものがあります。まぁ、難しく考えずに音で覚えればどうにかなります。」
……はい、如何でしょうか?これが我が校1年4組の日常的な授業風景になります。
………
はいごめんなさい申し訳ないですお願いだからこのタブを閉じないで!
い、今は特にこれといったネタもないのでお開きにするとします。次はドキドキハラハラワクワクウキウキなネタもってくるよ!
で、ではでは次のページでまたお会いしましょう!あははあはは!(逃)