第8話 料理と怪人
夏の茹だるような暑さ。
まるで空間の歪むような熱気の世界。
しかし、俺はそんな真夏の暑さとは向き合わず。
喫茶溶鉱炉で、エアコンという文明の利器の恩恵を全身で感じていた。
フォルノンジャーに復帰してよかったと思える数少ない時間だ。
夏の暑さのさなか、涼しさを感じることが出来る。
コレは現代社会を生きる一部の者にだけ許されたまぎれもない幸福なのだ。
そして、俺が涼しさを謳歌しているその時。
「まじでか!!!」
そんな声が響いた。
「あん?」
その叫びに俺が声のした方向を見ると。そこには赤坊が立っていた。
「まじでか!!」
再度赤坊が声を上げた。
「なんだよ、さっきから大声出して」
「いや、目の前の現実が理解できなくて」
「?なんだ?現実って」
パチパチと目を瞬きさをさせながら赤ガキが俺を凝視している。
意味がわからない。
現実が理解できないと言う事は人生においてままあることだ。
俺は今日に至るまで、何度もそんな事態に陥ってきた。
水道を止められた時とか、食料が底を付いた時とか、突然かつての知り合いがフォルノンジャーになれと脅迫してきた時とか。
理解できない、いや、理解したくないような現実でこの世界はあふれている。
しかし、なぜ今この赤ガキが俺に向かってそんな事を言うのかがわからない。今この男の目の前には俺しか居ないのだから。
あれか?若かった男もやがて俺のようなオッサンになるという事実が理解できないってことか?
「いやいやいやいや、オッサン自分の姿を鏡で見てみろよ」
そう言われて俺は自分の格好を店の窓に写してみた。
特に変なところはない。
寝ぐせはついてないし、服のボタンもずれてない。社会の窓も開いてないし。
まあ無精髭は生えてるし、ズボンはしわくちゃだけど、それは今に始まったことじゃない。
たしかに適当な格好かもしれないが、叫び声をあげられるような格好ではないはずだ。
「?別に普通だろ?」
「普通じゃねーよ」
俺が普通だと思うこの格好の何処が異常だと言うのだろう。全く持ってこの若者の基準と言うものがわからない。
若者の流行的に俺の格好がありえないと言う事だろうか?
まあ、確かに服装に無頓着だ、俺自身、自らがこんなにも服装に執着が無くなるとは思わなかった。だが人間ってのはオッサンになるほど服装が気にならなくなるし、それは俺以外のオッサンも同じはずだ。
むしろ、俺はそんなオッサンの中でもまだマシな方だ。
世の中には夏場に肌着とステテコで堂々と外を歩くオッサンだって居る。そんなオッサンファッションの中では、俺の今の格好はまだ常識の範囲内だと思うのだが。
「普通の格好じゃねーか」
「いや、オッサンがフリルのエプロンとか、完全に事件だぜ!」
そんなことを言われてしまった。
「あ、コレか」
言われてはじめて気がついた。
たしかに今、俺はフリルの付いたエプロンをつけている。
「なんでそんな格好を?そんな趣味がオッサンにはあったのか?」
「趣味…と言うか、まあライフワークだな」
「ライフワーク!?」
俺のその言葉に、アカガキは更に大きな声を出した。
この男、いちいちリアクションが五月蝿い。
「まあ、世の中じゃ趣味でやってる奴もいるが、俺はまあ 普通に当然のこととしてやってるな」
「当然として!?」
「まあ、今時珍しくも無いだろ?」
「え?あ、いや、どうなんだろ。その…比率は知らないけれど…俺はそういうのしないし」
「なんだ、お前はやらないのか?」
「やらねーよ!!!」
「でも、アレだぞ?今のうちにしておいたほうがいいぞ?」
「いやいやいやいや!ありえねーよ!」
そう言って赤は大慌てで首を横にふる。
「そんなに嫌いか?料理」
「え?料理?」
「まあ、確かに男らしくない印象もあるけどな。でも一人暮らしするとなると最低限、自分の食うものくらい作れるようになっておいたほうが良いぞ?」
「え?あ、そうか、趣味ってそういう、あ、なるほど、料理ってことね?」
「何を言ってるんだお前は」
何か考えこむような仕草を見せる赤に俺は戸惑う。
どうも若者の行動と言うのは良くわからない。
「なんだ、オッサンは料理をしようとその格好をしてるんだよな?」
「お前は何を当然の事を言ってるんだ?」
「あ、いや。その、オッサンが料理をするってのが意外で………しかし、なんでまた此処で料理なんてしてるんだ?」
「いや、腹が減ったから此処で何か食おうと思ったんだがな、来て早々に天地くんが用事があるとかでどっか行っちゃってさ。仕方ないから自分で作ろうと思って自炊しているわけだ」
そう言って俺は鍋の蓋を開ける。
「うお、いい匂い」
「そりゃあまあ、プロ並みとは言わないがな、基本的な料理くらいはひと通り作れるさ」
そう言って俺は作った料理を皿に盛る。俺のよそった料理がテーブルの上を占領していく、
使いやすい厨房と冷蔵庫の中の潤沢な材料に、テンションが少々上がって作りすぎてしまった気もする。
目の前に広がる料理はもう俺一人の胃袋のキャパシティを明らかに凌駕している。
「お前も食うか?」
「え?良いのか?」
「おう、遠慮せずに食え」
おれがそう言うと、赤坊はまるで飢えた犬の如く人皿の料理を口に含んだ。
「お、うめえ!」
「そ…そうか?」
別に美味いと言われることを期待していたわけではないが、こうして美味いと言われると悪い気はしない。
そこで、店の入口のベルが鳴った。
「こんにちは…あれ?何してるんですか?」
「おこんちわーっす、あれ?何してんの?わ!いい匂いがする!」
そう言いながら青瓢箪と黄チビが入ってくる。
「おいお前らも食ってみろよ、美味いぜ」
「どうしたんですかこの料理?」
「オッサンが作ったんだよ」
「おじさんが?うそだあ」
「嘘じゃねーよ」
俺の18年の料理スキルを否定するなよ。
「でもこれ本当に美味いぜ」
「そうなんですか?」
「食べたーい」
まあ、量は沢山あるので今更2人ほど増えたところで俺は構わないが。
「じゃあそこに座ってろ、ほい、とりあえず水」
そう言って俺は二人の前にコップを差し出す。
「ああ、ありがとうございます」
「ありが…あれ?なんで私のコップにスプーンが刺さってるの?」
「まあ、好きなの食べてくれ。イエローにはとりあえずカレーを4枚な」
「いやいや、なんでカレーなの?しかも4杯も。無理、食べられないよ」
「いや、4枚食べられるだろう」
「2杯で十分ですよ」
「いや、4枚だ」
「だから2杯で十分ですって」
「NO,four.Two.Two.Four!」
「2杯で十分ですよ!わかってくださいよ!」
何がわかってくださいだ。
イエローと言えば、兎に角大量にカレーを食べるものだ。
むしろ寸胴そのままで出さないだけありがたいと思うべきだ。
「あ、これ美味しいですね」
青瓢箪がそう言った。
「ほんとだ、オジサン、このカレー美味しい」
キ印も俺のカレーに対してそう言う。
「そ、そうか?」
褒められて悪い気はしない。
その時。
喫茶溶鉱炉の扉が勢い良く開いた。
「みなさん大変です!」
天地くんが飛び込んできたのだ。
「「「マスター!?」」」
その必死の形相に一同は何やらただならぬ物を感じた。
全員の目つきが真剣なものに変わる。
「いま、本部から情報が入ったんですが…あれ?緑川さん、その格好可愛らしいですね」
「あ?ああ、エプロンのことか?奥の部屋においてあったぞ?」
「奥の部屋?ああ、先代のマスターが予備として置いていたやつですね。ところで、緑川さんそんな格好してるってことは料理してたんですか?」
「ちょ…マスター?」
「ああ、まあな。勝手に厨房と冷蔵庫の中身使っちゃって、悪いな」
「いやいや、全然構いませんよ。むしろ常にこの店に居られない私のほうが悪いんですから」
「え、マスター?」
「ところでそのテーブルにあるのって、ひょっとして緑川さんの手料理ですか?」
「ああ、そうだ」
「これ全部緑川さんが作ったんですか?凄い、どれも美味しそうですね!」
「あの?マスター?」
「た、た、た、食べても良いですか?」
「いいよ?」
「じゃ…じゃあ遠慮無く……………美味しい!緑川さんこれすごく美味しいですよ」
「「「マスター!!!」」」
三人の声が一つになった。
「ムグ?」
天地くんはパラクパニールを口に含みながらそんな声を出した。
「マスター!なんで呑気にカレーを食ってるんだよ!」
「此処に入ってくる時、あんなに焦ってたじゃないですか、何か問題が起きるんではないですか?」
「何なんですか、本部からの情報って?」
「あ、そうでした、ゲルニッカーズが現れました」
「「「早く言えよ!!」」」
三人が大声で怒鳴る。
「ゲルニッカーズが御影石鉱山の付近に現れたそうです、それと…これも美味しいですね、なんて言う料理ですか?」
「あ?ああ、アルベイガンだ」
ジャガイモとナスのカレーな。
「マスター、食べてないで報告!!!」
「え、あ、はいはい、ええっと、今回の御影石鉱山ですが、前回よりも敵の総数は少ないようです。ただ、今回は集団を統率するリーダーが居ることがわかりました」
「リーダー?」
「ええ、怪人です」
その言葉に俺意外の三人は首を捻った。無理もない、こいつらは今日まで怪人と戦ったことが無いのだから。
だが、俺はその怪人の言葉に、かつて俺が戦ってきた数多くの怪人たちの顔を思い出していた。
怪人。
怪人。
果たして怪人という存在がどんなものなのか詳しいところは俺も知らない。ゲルニッカーズのクローン技術によるものか、それとも怪人のマザーのような奴が居るのか、あるいは何処か違う星や違う次元で生まれた輩なのか。
ただ、その恐ろしさは嫌というほどに知っている。
下っ端共とは違う。人間と同等かそれ以上の知能。恐ろしいほどの残虐性。そして何より俺達を何度もピンチに陥れたあの強さ。
怪人こそがゲルニッカーズの真の構成員だ。
「それは間違いは無いのか?」
俺のその言葉に天地くんは頷いた。
「ええ、間違いありません。ゲルニッカーズのクローン兵とは明らかに違う者が指揮をとっているという報告が入りました」
「なあ、その怪人って、一体何なんだ?」
「怪人ですか、説明するのが難しいですね」
「色んな怪人がいたしなあ」
怪人の厄介なところはその一体ずつの見た目も性格も能力もすべてバラバラだということだ。
単に腕力に優れている怪人もいたし、罠を得意とするもの、技を得意とするもの、特殊な能力のある者もいた。
「我々ヴァルマ戦隊が把握している過去に戦った怪人は複数いますが弱点も特徴もバラバラでですね、ですから、一言に怪人がどんなものとは言えないのです」
「まあ、強敵だと言う部分は共通していたな」
弱い怪人は全くおらず、苦戦の連続だった。
「そんなに強いのか?」
何処か不安を含んだ表情で赤が言った。
「強さはマチマチだな。とてつもなく強いの、そこそこに強いの、中には簡単に勝てた怪人もいた事はいたのだが、それだって幸運と相性によるもので、もし状況が少し違えば負けていた可能性もあった。あの下っ端のクローン兵とは桁が違う存在だ」
「「「………」」」
俺と天地くんの説明に三人は押し黙ってしまった。
無理もない、今までの下っ端との戦いですらきつかったのだ。それ以上の敵が現れたともなれば不安にもなるだろう。
そんな三人を他所に、俺は天地くんに重要な質問をする。
「ところでその怪人はどんな容姿をしてるんだ?」
「容姿ですか?」
「ああ、容姿だ、ある意味一番に重要なことだ」
「容姿が重要?」
黄チビがそう聞いてきた。
「実はな、怪人は大抵人間と何か別の生物を合成したような姿をしているんだ。実際に合成されてるのか、単にそういう生物なのかはわからないけれどな」
「なるほど、でもなんでそれで容姿が重要になるんですか?」
青瓢箪のその質問に俺は思い出すようにこう言った。
「怪人の戦い方がわかる」
「「「?」」」
「例えば、俺達が最初に戦った怪人は犬と人間を混ぜたような姿をしていた。その姿に違わず犬同様の嗅覚と俊敏性を持ち、鋭い爪と牙で攻撃をしてきた」
「なるほど、見た目からその戦闘スタイルや能力がわかるわけか」
「ああ、そして弱点もだ、結局その怪人は強すぎる嗅覚が弱点でもあった。奴はその嗅覚で薄暗い森の中でも性格に俺達の位置を把握できたのだが。フォルノホワイトが持っていたポプリと俺が持っていた匂い玉を辺にばらまくことでそれを撹乱し、俺達は勝利に至った」
「なるほど!」
「マスター!相手の怪人はどんな姿だったんだ?」
その言葉に天地くんは首を捻りながら唸り声を上げた。
「それが…よくわからないのです」
「は?」
「見た目は…人間と…何やら哺乳類のような動物を足したような容姿をしているのですが、それが一体どんな生物なのか、今ひとつハッキリしないのです」
「え?わかんないの?」
「何やら犬のような、猫のような、ウサギのような…」
「なんだよそれ」
「さっぱり想像ができませんよ?」
「妖怪?」
「うーん。多分あまり有名じゃない哺乳類か、あるいは外見を偽装しているのかもしれない。かつて戦った怪人の中には変装や擬態が得意な怪人もいたしな。哺乳類系だと解っただけでも良しとすべきだろうな」
少なくとも空を飛んだり、周りの景色と同化したりとかは無いだろう。
「兎に角!」
天地くんの声が響いた。
「今回の相手は怪人です。今までのような構成員とは戦闘力が段違い、生半可な気持ちで戦う事は許されません…、皆さん、今まで以上に緊張感を持ってください。そして緑川さん…コレのレシピって後で教えてもらえますか?」
「コレって…ダールパンチメールのレシピか?」
「ええ、なんか不思議な味のする汁ですね」
不思議な味のする汁ではない。ダールパンチメールは立派なカレーだ。
「マスターこそ緊張感持ってくれよ」
「食べ物の話はいいからさ」
「というかマスター本当によく食べるね?私が食べさせられそうだったカレー4杯、もう食べきっちゃったよ」
「いやあ今日は朝から何も食べていなかったもので。ムグ…あ、緑川さん、コレ苦いですねえ」
「カレラサブジだ今旬のニガウリが使われている」
その苦さが良いと思うのだが天地くん的には苦すぎたらしい。コレはなかなか貴重な意見である、今後の参考にさせてもらおう。
「カレーとニガウリの話はもういいからさあ、早く行こうぜ」
「善は急げとも言いますし」
「兎に角迅速に行動しないと…」
三人の言葉に天地くんは少し残念そうな顔をすると、更に残っていたカレーの残りをかっ込むように食べて、そして立ち上がった。
「そうですね。兎に角急ぎましょう。私達がこうしている間にもゲルニッカーズはその行動を遂行してしまっている」
「よし、じゃあ、早速…」
「兎に角急いで」
「御影石鉱山に…」
三人が意気揚々と立ち上がるが。
「待て」
俺の声が店に響いた。
「「「?」」」
皆が俺の方を見る。
こいつらの気持ちは判る。
突然現れた怪人という存在。
焦りを覚えて急ぐ気持ちも生まれるだろう。
しかし、それが不味い。
「若人は何かとせっかちでイカン。良いか?確かに迅速な行動は美徳だ。だが迅速なのと急ぐのは違う。急いては事を仕損じると言うように急ぎことは焦りを産み、焦りは失敗を呼ぶ。実際お前たちは大切な事を忘れている」
「忘れている?」
「ああ、とても大切な事を2つばかり忘れているぞ?」
「なんだ?大切なことって」
「一つはデザートだ」
「「「は?」」」
俺は4人の前にコーヒーゼリーを差し出した。
「食っていけ」
「そんな、デザートなんて」
「悠長な…」
「早くしなきゃ…」
「食べて行け。緊張感は必要だが、同時に心の余裕も必要だ。少し遅れたからと即地球が崩壊する状態じゃない。デザートくらいは食べて行け、それくらいの余裕は必要だ」
「「「「…………」」」」
むしろこいつらにはそれくらいの悠長さが必要だと俺には思えた。
実際、俺以外の3人も自分たちが焦りすぎている事に気がついていたのだろう。皆、少し戸惑いつつも席に座り直した。
「食いながら聞け。お前らはもうひとつ、とても大切な事を忘れている。むしろこっちが重大だ」
「重大なこと?」
「一体なんですか?」
「何を忘れてるって?」
お前たちが忘れていること。
それはな。
「お会計をお忘れだ」
そう言いながら俺は。
明細をテーブルの上に置いた。
◆◆◆
次回予告
コヒーゼリーの力でカロリーの恩恵を得ることが出来た一同は御影石鉱山へと向かう。
しかしそこに待ち受けていた怪人は緑川の想像を絶するものだった。
果たして怪人の正体とは。そして弱点とは。
・次回!ヴァルマ戦隊 リゾフォルノンジャー!
『怪人キメラニアの恐怖!!』 お楽しみに。
◆◆◆◆用語解説
・オッサンファッション
今年の夏の必須アイテムと言えばコレ☆紳士肌着とステテコ!一味違うクールでカジュアルなこのファッションで夏をのりきろう☆
・趣味なのか?
レッドは緑川がフリフリのエプロンをつける趣味があるのかという意味で聞いた。
緑川は純粋に料理が趣味なのかと聞かれたと思った。
・枚
カレーの数え方。
基本的にカレーは杯で数える事が多い。枚は平面的なものに対する数え方なので、平皿によそった場合は間違いとも言い切れないがあまり一般的な数え方ではない
ただ稀に使う人は居る。緑川がカレーを枚で数えるのは先代のイエローがそのように数えていたから。
ちなみに、枚という数え方が一般的な料理としてはざる蕎麦などがあげられる。あるいはカレーを枚で数えるということは、ざる蕎麦の如くツルリと食べてしまうという意思表示なのかもしれない。
・コップにスプーン
最近は見なくなったが昔は至るところで見られた。カレーを食べる時の様式の一つ。
・NO,four.Two.Two.Four
某映画の台詞。
あの時デッカードが何を注文していたのか諸説ある。
エビ、寿司、焼き魚等々。パッと見黒いエビのようにも見えるが、よく見れば魚に見える。しかし一匹丸々な上、ご飯の上に乗っているように見える。そもそも寿司屋だ。そこで筆者はあえて、腐れずし説を上げてみる。腐れずしであれば麹を使うため魚がご飯まみれになり、またモノによっては魚を一匹そのまま使うことがある。腐れずしは本来沢山食べるものではないし、癖があって初挑戦のうえで断念する者も多い。2つで十分と言う台詞もあり得るものだと思う。
・パラクパニール
ほうれん草とチーズのカレー
・アルベイガン
ジャガイモとナスのカレー
アルがジャガイモ、ベイガンが茄子という意味。
・ダールパンチメール
5種類の豆のカレー。ダールは豆、パンチはヒンディー語で5を意味する。
ただし、この5については日本で言うところの五目と同じで、色々入っていると言うような意味合いで豆の種類は必ずしも5種類とは限らない。
・カレー
いつか書きたいと思ってたカレーネタの回。
ちなみに筆者が好きなのはムングとかダールとかチャナとか豆系のカレー。
・匂い玉
最近では見なくなった米粒のような匂いのするアレ。昔流行った。
当時の緑川はフォルノンジャー最年少。そういった流行りモノに興味津々なお年ごろ。喫茶溶鉱炉の灰皿に入っていた匂い玉をちょくちょく拝借していた。
・周りの景色と同化
怪人カメレオニールの能力。周りの景色と同化することで見えない攻撃を繰り出してくる強敵だった。ブルーの機転で泥団子による汚れをつけることで勝つことが出来た。