女王誕生編8
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【星夜院】《ヴィオステラ》ではラフィーネがユースティスと対面していた。
「ユースティス様、こちらになります」
「あぁ……確かにこれは私の物だ。しかし……使い物にならんな」
今まで集めた装飾品をユースティスにチェックしてもらっているラフィーネの顔は緊張の色が出ていた。壊れている装飾品が多く使い物にならない。
「申し訳ありません。私が手にしたときは既にこの状態で……」
「仕方ないが一から作り直すしかないな。魔力切れをしているようだし…問題になることはないはずだ。見つけ次第、回収しつつ問題が起きれば随時対応だな」
「わかりました」
ラフィーネもユースティスも苦笑していた。魔力切れになっていれば魔力がある人間でも何も出来ない。今後の対策も考えたユースティスがラフィーネに伝えるとラフィーネは頷いた。そこに《ベルモット》の1人が入ってきた。
「失礼します、ユースティス様」
「どうした?ノーラ」
《ベルモット》の1人、エレオノーラことノーラは眉間にしわを寄せながら入ってきた。
「《ヴィオリウム》で騒ぎが起きたようです」
「………あの女か……」
「如何されますか?」
「……わかった。行こう」
《ヴィオリウム》で騒ぎがあると聞いたユースティスは頭を押さえて唸った。それに渋々行くことに決めたユースティスがいた。ラフィーネはそのまま帰宅することにした。