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終着駅  作者: ソラ
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終着駅

私は今38になります。この人生で受けた辛い日々を書きたいと思います。それは七年前に起こりました。私には二つ上の兄がいます。その兄が約一回り下の彼女を連れて来たのです。初めて見たその女性は大人しく今時の若い娘とは違い礼儀正しい娘でした。その日は父も母も喜んでました。それもその筈。兄は高校を卒業してから家に帰らず京都で一人暮らしをしていたのです。借金をしたりヤクザと行動したりとよく両親を困らせていました。その兄がようやく落ち着き結婚したい女性を連れて来たのですから。その日の夜はお寿司を頼み皆笑って過ごしました。兄は翌日仕事の為彼女と帰りました。私は親とこの日の事を楽しく語り合いました。親はやっと『落ち着ける』と言い眠りについたのです。しかし、この出来事が両親を最悪な残りの人生を送ることになるのです。私と親は思いもしない人生に。

初めて彼女を連れて来て約一年後、婚約が決まり結納を交わす日が来ました。場所は彼女実家がある京都。彼女のご両親は物静かな方で父親は学校の校長先生をしている方でした。家に招かれた私達は一つの違和感を感じたのです。結納を交わした時期は八月。真夏の真っ只中。暑い日にも関わらず冷房がかかっていませんでした。付け忘れたのだろうか?と思いましたが何も言わず結納を勧めました。そして場所を変え両家全員で料亭で食事をする事になりました。料亭での会話の中、相手の家族が揃って居ない事が解ったのです。相手には長男が居たのですが来ていなかったのです。相手の話しによるとその長男は急な用事がありこられられないの事。詳しい事は聞きませんでした。

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