振り返れば
若い、青年男性同士の恋愛小説です。ぜひ、ボーイズラブ小説として、お楽しみください。追記で、毎回見るのは大変でしょうから、個人用ならスクリーンショット(SS)を撮られますのは、私は構いません。
随時加筆して参ります、ぜひ世の中の女性へ癒しを届けられればと、私自身、小説家の身でございますため、お役に立てればと思ってます。
僕の名前は一条香。
食品メーカーへ勤め始めた新入社員だ。その中で、親しい男が一人居る、金持と言う男だ。彼は中々のイケメンで、周囲からも人気がある。僕は営業部で、彼は経理部なんだが僕と同い年、とても親しみを感じる。挨拶を時折しては、笑顔で接し合っている、距離はまだあるなーと思っている。営業部と経理部だから、相談はしやすい。僕、香が金持へ話せるタイミングを伺う。
金持は仕事はできるが、少し周りへ厳しめ、自分へも厳しいところがあると思うが、仕事振りは良いなと、よそから見ても思う。社内コミュニケーションが上手で、僕も参考にしているところがある。広報部だと他の人との接点が多くなり不安になっていたかも知れないと明るく思っている。社内と社外へ出入りする僕も、人のことを言えた義理ではないが。そして、挨拶をして関係性を深めていく瞬間を伺う。金持は社内コミュニケーションが上手いため、中々隙を突くのが難しい。そこがまた楽しいのであるが。
金持はとにかく、計算が上手なんだと思う。こうなったらこうする、これはこう、それとあれでこれ。などの選別も上手いんだと思う、お昼休みの時の皆との会話の中では混ざっているのだが、個別の挨拶は中々に難しい、結構難儀である。関係を近づけるには、まずはやはり個別だと思う。挨拶は基本、頑張ろう。大きな区間での第一印象もあるが、一日の第一印象も大事だ。音楽の和音のように。金持は実は、照れ屋なところがあるため声は控えめに言っているようなのだ。こちらも声量は調整して上げると誠意が伝わると思う。
金持と廊下ですれ違った、すかさずおはようと言い、金持も控えめにおはよう、と笑顔で返してもらえた。相変わらず素敵なやつだ。僕は緊張で少し頬が引きつり気味になってしまったが、まあ些細なことであったのだろう。
金持とはその後、さりげなく意識して貰えているのか2日に一回くらいはすれ違って挨拶をする仲になった。目に曇りが少なくなってきて、お互い気持ちよく挨拶ができている。あの頃を思うと懐かしい。昔は接点を持つのも難しかったが、少しのきっかけでこんなに変わるものなのだなと思う。ただ、経理部内でのことを案じてか、未だに金持からは挨拶はかなり少ない。僕が主導権を握って上げなければならない。営業部の強みである。
金持とはその後、軽い雑談の時に挨拶や、会う時間を決めた。大体、午前10時に挨拶を交わそう、と約束をした。会議の後あたりの時間という形だ。僕は営業部の仕事があるからと、その時間あたりを希望したわけであった。お昼や夕方の時間ほど暗に示すようなものはなく、午前中が良いと言ったわけだ。営業部内も慣れてきて活気が出てきている。
経理部の方は連携が少しスムーズになってきた、と言って貰えた、細かい計算が得意な金持なので、経理部は経理元の情報の連携がスムーズだと仕事が捗ると、理論的かつ、論理的に少し解説してもらえた。経理部内も落ち着いてきて安心して仕事ができると解説してもらえた。大胆に行ける営業部とは、やはり違うな、と思った。
私の、外回りで少し忙しい期間もあり、中々約束の午前10時の挨拶以外は会えない日もある。本当に、約束しておいて、また約束も守って貰えていて嬉しい。金持は相変わらず、社内コミュニケーションが上手い、その上僕との挨拶も交わしてくれている。言うこと無しである。上手く行かない時も有るが、ただコミュニケーションと連携だけは、会社組織だから欠かさない、とさすがの金持である。
金持が、部署へ、経理部へたまに誘ってくれるようになった。二日に一回くらいであるが社内連携の一環で。との事らしい。中々、金持の社内連携とコミュニケーションの上手さには脱帽させられる。金持なりには仲良くなっておいたほうが良いからーと特別の知り合いとしてでの待遇らしい。嬉しいが金持も大胆だな、と思った。部署へ入りやすくなり、金持へも、会いやすくなった。挨拶は基本しやすい関係であったが、ますます楽しみが増えるわけだ。独行は控えたい、会社組織ということも、もちろん忘れてはいけないと意識している。ただ、脇道に逸れて言及すれば、営業は独行も辞さず一人でもやり遂げる精神で頑張っている。部署を任されているんだから、動ける時は一人でも、ただ女性は連携してまとまって動ける力が強いと思うため、女性は独行は時に禁物だと思う。女性はやはり複数で動くと安定しやすいかと思うからである。
私が営業を志した訳は、人と商品を繋げたいと、思ったからである。商社のようなスタイルを、常に開拓しながら楽しめる、男冥利に尽きる部署だ。みんなと声を掛け合いつつも、自力の仕事をクリアしていく格好は、課題解決のプロセスへ最適である。振り返れば、この時はまだ若かったと思う。楽しい未来だが、気持ちは焦り、まだ仕事の出来栄えなどは一人で淋しいと思っていた、ただ、みんなと仕事が出来ていた、昔を振り返り、懐かしく思う。何年後とかは書けないが、思い出の話では懐かしく思う。金持とも挨拶ができ、仕事は幅が出てきて楽しい時期だったな、と思う。言葉も長くなってきたな、と思うが、まだ懐古的に書こうと思う。一番に書いておきたいことは、金持の事、みんなへの事へは営業のことを、書いておきたい。営業部を客観的に見るとこうだよと、文に残しておきたいのである。例えば、歩くときに正確に、歩幅は何センチとか、右足からとか左足からとか、本当に毎回は意識するだろうか。ただ散歩の日常で何があったか、と少し話しがあるだけでも楽しいと思わないだろうか、そういう形である。言葉で残しておくと、こういう具合である。ただ、僕は、金持との挨拶が、続いてくれれば良いと思っている。
営業部で、疲れが溜まり直ぐには眠れるのだが、寝る時間は不規則に近い。営業の資料の整理などもあるので、直ぐに寝にくい時がたまにあるためだ。疲れが吹き飛ぶのは、営業のみんなと上手く連携が取れている時と、金持と挨拶ができた時だ。金持から挨拶してくれれば、なおさら疲れは吹き飛ぶ。営業部の僕からなら、連携で挨拶しやすいところを、金持が無理めにでも金持から挨拶してくれれば、なおさら嬉しい。気遣いで、金持が挨拶しにくそうなら、僕から挨拶はするが。部署へ誘って貰え、社内連携へも良いので、快適に金持とお茶ができる。この上ない。
中々、身近では会えないが、こうして社内で会うのも悪くないので、もちろん男同士なので距離は保っている。近付けば良い、と言うものでもない、笑顔でお互いにいることが目標だ。金持とはただ、まだ深くは話せていない。部署の連携でのことなので、まだ馴染む段階で個人とのやり取りへは踏み込みにくいためである。ただ、日頃の部署の挨拶、法務部ともたまに顔を合わせるが、金持とも話せ、部署間の連携も取れて良い会社だな、と思う。
会い難い中で何を思うか。昨日や一昨日は挨拶だけだったけれど、次こそは。と何回思っただろうか、お互い男の間で踏み込むとは何か?、とも問いたくなるが、一つの答えは目線かな、とも思う。長時間は、本当に大事な時しか目を合わせ続けない。見つめ合いが、男同士でも愛着の表れなのだろう、と思う。後、静か過ぎる笑顔もたまらない、これでも愛着かな、と思う。
部署間の説明は、経理部と営業部は仲が良いのだが、法務部とは、難しい。中々予算の話しを経理部と難しめに話し合っていて、傍らで見てると中々妄想のしがいがある、ただ、良く話し合えている、とも言える。だから妄想なのだが。法務部の方々も、大卒が特に多い部署なので知的かつ論理的、こう言う条件だからこう、と理系のような思考も垣間見せる、私はガチガチに文系なので、気持ち優先で、論理的なのは苦手なのである。これはこうだから、ではなく、それとそれでそれね、のような結び付きの方が好きだ。数字と商品が結び付くと、会計ではないか、これくらいが好きだ。細かくは疲れてしまうが、おかげで人の笑顔を見るのが、大変好きだ。
まだ、回想も残る。この当時はまだ、皆とのやり取りが希薄めで、少しぎこちないのが、懐かしいなーとも思う。法務部は変わりにくいかなとも思う、そんな時期であった。書き残しているのも楽しい、伝えると言うことは情報でもある。皆さんのことも、大事に思っている。金持は頼もしいが、法務部は論理の角度が違うため相性が良くないらしい。嫌いではないようだが苦手に近いんだよねーと短い時間の間を縫って話してくれた。金持への妄想が膨らむ、僕は結婚する気がない、女性のことは嫌いでは無いが諦めている、その中で爽やかな金持が気に入っているわけだ。金持とは少し健全めに、距離は取るが笑顔が溢れる関係が続いてくれれば良いと思っている。女性への敬意で男は好きではあるが、接触まで行き過ぎるのは、どうかと思うからである。
ここまで基本的に回想の話しである。まだ思い出の話しは続くが金持が恋しく思えるということだ。
私の現在では独自の、サイレント小説のボーイズラブ小説の一話目は終わりです。次回以降も、ご期待下さい。




