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終
あるところにある、あるお屋敷に若い夫婦がいました。
二人でこの土地を治めることを生業にしています。二人とも少し、不思議なところがあります。ときどき、海の方を見ているのです。
理由を聞いてものらりくらり。でも、その後に突然の嵐や地震をまるで知っていたかのように行動して、土地の被害を最低限に抑えるというもっと不思議なことが起きているので、その土地の人から不思議ながらもいい人たちだと思われていました。
その夫婦のところに赤ちゃんが生まれました。
銀色の髪に青い目をしたその赤ちゃんは、銀色の髪に紫色の目をしたお父さんと黒い髪に青い目をしたお母さんに愛されて、それを嬉しそうに見るお屋敷中の人に囲まれて幸せに暮らしました。
めでたしめでたし。
これにてこの物語はおしまいです。みなさん読んでいただきありがとうございました!