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サイレント

作者: 小波

 今夜はよくサイレンの音がする。季節の変わり目か、人々は疲れてる。もれなく私もそうだろう。



 ところで私の中のサイレンは壊れている。危ない!危険!

急いでる!それを周りにけたたましく表明しているのがサイレンなら、、やっぱり故障している。


 大事なアレ。


 たすけて!!!



 そう、私は助けて!が壊れてる。


 ねえ、そこで笑ってしまっていては、貴方を殴るあの人は誤解してしまうよ。

 

 振り向きざまに。挨拶に。ばしんと。蹴られたり。


 ああ、また笑ってしまう。


 赤ちゃんが誰にでも笑うのは社交的な微笑で


 私は敵ではありません。という防御だと聞いたことがある。


 私は相変わらずそこに留まった表現を続け生きれると思っていて。


 サイレン。鳴り響く。切なく、うるさく。

 不安を煽り、無事を祈る。


 私のサイレン、ちゃんと鳴らない。

読んでくれてありがと。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 共感、100%です。 私も表情は笑顔しか出来ません。 小学生の頃、いじめを受けそれ以来笑顔が固定してしまいました。 一応、お葬式とかクレーム対応など事前にわかっている場合は表情を作れるので…
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