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始まりの村

こんにちは勿忘草です。

楽しんでいただければ幸いです。

なんとか屋敷を抜け出すことに成功したトールだったが、屋敷のそばの森を抜けたところで力尽きて倒れてしまった。


トールが目を覚ますとどうやらベッドの上に居るらしくとても久し振りのベッドの感触に困惑しつつ体を起こそうとした。


すると女の子らしき高い声が聞こえてきた。


「起きちゃった?起き上がらないでいったんじっとしてて。事情は後で説明するし聞くから!」


慌ただしい声の主は急いでどこかへ行ってしまった。トールは警戒しつつもベッドからでることは諦めた。


「ごめんねお待たせ。」


さっきの声の主の女の子の後ろに男二人とエルフらしき長い耳をもった女の子が1人立っていた。

困惑するトールにエルフの女の子が言った。


「警戒しないで。ここは私の親の宿屋よ。森で倒れてたから連れてきた。」


「そう…ありがとうございました。」


トールは自分が彼女達に助けられたことが分かり警戒を解く。


「あっそうだ自己紹介がまだだったね!私はミリア。エルフの女の子がシェリーで、がたいの良い獣人がルーク、そっちのひょろいのがキースよ。貴方のお名前は?」


《ミリア:人間の明るく活発な女の子》

《シェリー:少しミステリアスなエルフの女の子》

《ルーク:がたいの良い獣人の男》

《キース:人間の男力は弱いが頭は良い》


「えっと僕は…トール。妖精です。」


迷いつつもウルガに貰った名前を名乗り、ウルガに小さい頃教えて貰ったシロは妖精であるということを言う。


「へぇ妖精さんか!凄いねその銀色の髪も青い瞳も凄く綺麗!」


ミリアが嬉しそうにトールを褒める。


「ありがとうございます。」


「ねぇトールはなんであんな森の中に居たの?家は?家族は?この辺には詳しいから送っていこうか?」


「えっと…家族は居ないし、家もない森の中で力尽きた。」


返しに困りながらも現状を伝える。


「そうか。頑張ったなトール。」


今まで口を開かなかった獣人のルークが声を掛けた。


トールはウルガ以外には向けられなかった人の温かさを感じて、思わず涙が出てきた。


バチバチ


という音と共にトールに猛烈な痛みが走る。


「トール?!大丈夫?何が起きたの?」


トールはその場でまた眠りに落ちてしまった。


また目を覚ますとトールの横にシェリーが座って本を読んでいた?

トールが目を覚ました事に気づくとシェリーは本を置いてこちらを向いた。


「トール大丈夫?さっきの音あなたの手の甲が原因でしょ?」


シェリーに呪いを指摘され、手にグローブがはめられていることに気づく。


「なぜこれが原因だと分かった?」


「私スキルが【呪眼】なのよ呪いを見抜けるのよ。安心してまだ誰にも話してないしそれをはめたのも私だから心配しないで。」


「今からミリア達呼んでくるから」


そう言ってシェリーは部屋を出て行った。

ありがとうございました。ようやく冒険が始まりそうな感じですね。誤字を見つけるたび自分もまだまだつぼみだなと感じます。

また次回もどうぞよろしくお願いします。

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