PKと妹と…?①
書き忘れてましたがタレット先輩の射程は30mです
ボク達はその後少しペースを上げながら街へと向かう。ニャにゃさんが少し焦ってるような気がするけど何事もなく進みボクエリアへとたどり着いた。ここのボスはロックバードという鳥らしい。
「ピー!ピュイー!」
「少し可愛いっ…!?」
可愛いらしい鳴き声が聞こえた瞬間ボクに向かって羽を放ってきた。油断してたせいで羽が何個か刺さったけどダメージは少ない。ボクは直ぐに銃を構えて翼を撃つ。ロックバードのHPはそこまで多くないのか今ので1割減った。羽の数が多くなり当たっちゃうことが多くなってるから早くHPを削らないと。
2割削ったとき羽攻撃が無くなり、代わりに爪を使ったり魔法を放ってくる。羽よりは遅いので余裕を持って避けれるけど時々来る尻尾による薙ぎ払いが危なかった。だけどタレット先輩が尻尾を狙い撃ちし止めてくれた。ロックバードのHPは半分を切り、右翼も使い物にならなくなったのか飛ばずに地上での戦闘になった。
「ルーンちゃんこれ使って♪」
「え…?」
「ピュイ…?」
狐呂さんが投げて来たのはロケランだった。これにはロックバードもボクも同じような声を上げた。ボクはそれを受け取りロックバードにごめんなさいと言いながら撃った。ロックバードは避けようとしたけど間に合わずHPを0にする。
街にたどり着き狐呂さん達が何か話してる。少しして街を出てショットガンを貰った。ここまでのボスを狐呂さん達の援助なしで倒したご褒美らしい。あのロケランはノーカンらしい。
【ミスリルM870】
製作者:狐呂 蛇デース☆
攻撃力:630 耐久力:390
装填弾数:3 射程:5m
ウェポンスキル:【自動修復】【防御貫通】【耐性貫通】
説明:銃口がミスリルで作られたショットガン。攻撃力が高く防御力を無視し物理攻撃が無効であっても貫通する。ただし装填弾数と射程が少なく短い。
「…」
「作るのに三徹して素材集めでギルメンが何人か倒れた文字通り努力の結晶だよ?」
「死ぬかと思ったわ」
ボクが本日n回目となる思考放棄をし移動し始めた瞬間、空から猛スピードで何かが落ちてきた。砂埃が舞い狐呂さん達は真剣な顔でボクの手を掴んでバイクに乗せてアクセル全開で逃げるように走らせる。一体何が…。
「不味い…どうしよこれ…本当に…不味い!」
「どこに逃げるの…!?」
「工房まで行くのも無理!撒くのも無理!」
「うそん…!」
「皆さんどうしたんですか!?」
「今は滅茶苦茶不味いって思って!詳しいことは後!ルーンちゃんはこれ着けて!」
狐呂さんは急いで蘇生用と書かれたネックレスを出しボクに渡した気づけば他の人も着けている。ボクが首にかけた瞬間…
「…《斬首刑》《ノーエスケープ》」
ネックレスが粉々に砕け散り首に硬いものが当たった感触があった。ボクはパニックになり後ろを向いてM870を乱射した。すると狐呂さんのネックレスが砕け散る音がし次々とネックレスが砕ける音がした。これでボクはようやく状況を理解し狐呂さん達が言っている意味が分かった。
ボク達はこのまま姿が見えないPKに倒されるのか思った瞬間また空から猛スピードで誰かが落ちてきた。PKの仲間かと思ったらそうではなかった。何故なら…
「カy…ルーン姉!今助けるからね!《インフェルノフィールド》!」
聞き覚えのある声、ボクの妹の声が聞こえたからだ。
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