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あわ  作者: 佐倉ゆか
1/2

黄色と白

うえ。気持ち悪い。

気分は最悪だ。


昨日の記憶は殆どなく、

朝からずっと、トイレに籠りっぱなしである。


飲みすぎた理由も最悪で、

女の子に振られたからー

カッコ悪。この上なくカッコ悪い。


次の日は一限からあるというのに、そんなことをは、お構いなしに、飲めるだけ胃袋に流し込んだ。


所詮は学生の身。

とんでもない酒豪なはずもなく、限界を超えて

飲んだ結果は…皆様のご想像通りだ。


例えば、自分が主人公の小説があるとする。

冒頭シーンで、いきなり吐いてたとしたら…

想像するだけで、また吐いてしまう。


何でわざわざ、そんな惨めな自分自身を想像するのか。全くもって理解できない。


自虐はこれくらいにしておこう。


夢にまで見た、キャンパスライフは

存在しない。所詮は夢物語なのだと。


俺が身をもって実証している。









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