わがままおつきさま
サイトしてたときに、詩とあわせてたやつ。詩の方、ページきえてた。遊びで印刷したやつどこおいたかな。
ある夜の
月の光のおだやかな夜のことです。
わがままおつきさまは、つぶやきました。
「太陽になりたい!」
僕にはない輝き
あおいそらに浮かぶ大陽
「もっと、輝きたい!」
と、わがままおつきさま
わがままおつきさま、太陽になりたい。
考えるのは大陽のことばかり
そればかりを、毎日、毎日考えて
とうとう、泣き出してしまいました。
わがままおつきさま、泣いた自分がいやで
とうとう、雲の間にかくれてしまいました。
そんな、わがままおつきさまに
星々が、ささやきます。
「わがままおつきさま、
あなたのおだやかな優しい光に包まれて
人々は眠りにつくんだよ」
わがままおつきさま、少し考えてからいいました。
「それでも、太陽みたいに輝きたいんだ。」
わがままおつきさま、太陽にききました。
「太陽みたいに輝きたい、輝くためにはどうしたらいいの?」
すると、太陽はとてもとても困った顔をしました。
困った顔をした太陽はいいました。
「気が休まる時間さえない時もある。
輝くには、時として疲れるんだよ。」
それを聞いた、わがままおつきさまは・・・・
「そうなんだ、大変なんだね。
それじゃあ、僕はこのままの方がいいや。
だって、疲れるの大嫌いだもん!!」
笑顔満開のわがままおつきさま。
さっきまでの、泣き顔はどこへやら・・・
これには、太陽も雲達も星達も思わず笑ってしまいました。
誰も、わがままおつきさまには逆らえません。
だって、わがままおつきさまは・・・
愛すべきわがままおつきさまなのですから。