淡い片想い
初の短編小説。
しかも、突発で思い付きで書いた話しなので、内容的に大丈夫か不安です。
※14’6’28・・・一部訂正しました。
※18'10'6・・・訂正。
ちょっぴり淡い?恋のお話し。
「な~お♪」
「ちょっと!柚希、いきなり抱き付いてこないでよ!」
「え~!だっていいじゃん♪ 尚と私は、友達なんだからさ」
「だからって、学校でやらないの」
「は~い」
私達は、小学校からの幼馴染み。出会ったキッカケは・・・まぁ、どうでもいいか。そんな私達だけど、私は彼女に言えない秘密がある。私?あ、あぁ・・・名乗るの忘れてたね。私の名前は、藍沢尚。それで、さっきから私に抱き付いているのが、澤村柚希。
私は、見ての通り何処にでもいる普通の女の子。少し背が低いのが悩みの種。柚希は背も高く、お洒落とかにも拘っている。
「柚希、こんな事してていいの?彼氏待たせてるんじゃない?」
「哲也なら、別れたよ」
「え?この前付き合い出したばっかりじゃん」
「だって、他の子とばかり遊んでるんだもん。ムカついたから振ってやった」
「そうなんだ」
(暫くは、柚希と一緒に居られる)
「そういう尚は、彼氏とか居るの?」
「私?居ないよ」
「え~!尚、可愛いのに。片想いの子とかも居ないの?」
「居ないよ。それに、私を好きになる男っていないよ。だって私、ここの学校の理事長の娘だよ」
(本当は柚希の事が好き)
「そうだったね」
「名前言っただけで、皆逃げちゃうんだから」
「あはは、それ分かる~♪ 私だって、知らなかったら逃げてたよ」
「柚希まで、もう・・・」
「冗談だって。それよりもさ、聞いた?生徒会長って、同じクラスの女子と付き合ってるんだって」
「え!?それ本当なの!?」
「友達の美咲が見たって言ったから、間違いないよ」
「そうなんだ・・・」
(ちょっと羨ましいな)
「でもさ、いくら自由な校風だからって、同性とは付き合えない。尚も、そうでしょ?」
「え?うん、そうだね」
(本当は同性同士でも平気だけどね)
「だよね~」
私達は暫く黙ったまま、そして私はある事に気付く。
「ちょっと!柚希、いつまで抱き付いてるのよ!」
「尚が何も言わなくなったから、大丈夫かなと」
「もう・・・」
ペシッ!!
私は、柚希の頭を軽く叩く。
「御免ね~」
柚希は笑って誤魔化すけど、私はドキドキなんだよ。
「あ、もうこんな時間。私帰るね、バイバイ」
「あ、バイバイ」
彼女は私から離れると、鞄を持って教室を出て行った。
私は、彼女の背中に小さな声で・・・
“私は柚希の事が好きだよ・・・”
ここで出てきた人物(哲也以外ね)は、連載中の“先生達と一緒”に出てくる子達と同じ学校です。
そして理事長の娘登場〜
この子達も、後々登場する予定です。
短編なんて滅多に書かないから、難しいね。
話し纏めれたのか不安です(TT)
こんな感じで突発的に短編も書いたりするので、何処かでお会いした時は宜しくお願いします。