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-†Ragnarok†- -ラグナロク-  作者: あるてま
流浪者編
2/6

謎の声

どうも、あるてまです。二回目となります!

今回は主に会話が中心です。

それではどうぞ

「う..うぅ..あれ..?ここは..?どこだろう......?」

意識が戻った.....あれ?俺って誰だっけ.......エ、やばい!思い出せない!!!


そう俺は記憶を失っていた。


「いやぁあああああ!!!ここは誰!?俺はどこぉおお!?」

「うるさい人だなぁ....昼寝の休憩貰ってるんだからさぁ.....静かにしてよ....。」

「誰だ?」

周りの林には人影は一切見えない、というかここ森のど真ん中かもしれない...。

ここがどんな場所かは分からない、もしかしたら奇妙な魔物とかがいるのかもしれない。

そう思った瞬間身震いがした。

「まぁまぁ落ち着きなよ、焦ったって何も良い事は無いよ?」

まただ、また謎の声が聞こえる、まるで耳元でささやくかのように。

「一体誰なんだよ.......。隠れてるんなら出て来いよ!!」

「やれやれ、困ったものだなぁ...姿は残念だけど見せられないんだよね、まぁこれから話すことは君にとって有利なことになるね、絶対に、僕が言うんだからそうなんだよね実際問題。」

それだけ言うと木々がざわめき出した

「...まず教えてくれ俺は何て名前だったんだ...ここはどこなんだ....。頼む......教えてくれ!」

「そこまで頼まれちゃったらなぁ....仕方ないなぁ.......。んじゃある程度のことは教えてあげるよ。

まずね...君の名前はローグ、ローグ=ムーンナイトだ。」

「ローグ.....ムーンナイト?」

....なんだそりゃ、どこかの病人がつけそうな名前だな...。

「おっと!決してどこかの病人とやらの付けた名前じゃないよ、君の正真正銘の名前だよ?」

「心を読み取られた......!?」

そう、こいつは心の隅からスミまでずばり、当てられてしまった。

「お前....どうしてこんなに俺の心が分かるんだ?」

「だって.......そりゃ全てを知ってますから、僕の名前はアンサー、別名全てを知りし者としてこの世界で崇められている、ようするに神様さ。」

「はぁ.....?」

神様なんて.....そんなバカな.....でもつじつまが合っている、こいつの言う俺の心は全てあっている......信じてやらないことも無い。

「分かった、次の質問だ。ここはどこだ?」

「ここは君の家のすぐ近く、暁の森さ、ここら辺は魔物も出ないし安全だよ?」

待て、今何と言った?魔物.....?冗談にも程かある......。

「いやいや・・まぁ信じられないのも分からなくはない、でも魔物はでる、それは真実だ。」

魔物が出る、そういわれた瞬間目が覚めた時の身震いを感じた。

怖い、戦いたくない、血を見たくない、傷つけたくない、殺されたくない.....。

そんな感情が身を纏った。

「やっぱり怖いんだねぇ.....始めは誰しもそう思うさ、でもね僕が見てきた人間たちはそんな感情は忘れて戦いに身を投げ打っている人だっているんだけどね、人とは醜い生物だよ......でもその反面知性も高いと僕は感じたね、実際君だって僕の言ってくることを信じてくれたじゃないか。」

「...あ、あぁそうだな.....。」

「大丈夫、怖がることはない、たとえ君が死にそうになったとしても一度は助かるよ、ただその一度は任意では発動できないけど。」

要するに死の危険性は十分ある、しかし一度だけ死にそうになっても助かる場面があるらしい、少しホッとした。

「油断はしちゃいけないよ、暁の森の魔物は弱い、けどそれでも魔物は魔物だから、注意してかからないとさ....間違いなく死ぬよ?」

死ぬ.....その体験はしたことが無い、というか覚えていない、これから死にそうな体験をするのだろうか、逃げたい....体がそう言っていた。

「....残念だけど君は宿命からは逃れられない、少なくとも二日後の午後6時までは安全なことを保障してあげるよ、それまでに心の準備をしておくといい。あぁ後君の持っている鞄の中に短剣、そしてコンパスが入ってるはずだよ。」

そういわれたのでかけていた鞄の中身を見てみた。

.....パンが二つ、短剣が一つ、コンパスが一つ入っていた。

「そのコンパスを使って西へ行くんだ、そこが君の家となる場所だよ・・・僕が教えてあげられるのもここまでかな。」

「え!?待ってくれよ!家に行ったら俺はどうすればいいんだよ!?」

「.....う~ん、まぁ自分で考えてくれよ、ここから先教えちゃうと上の方の人に消されちゃうからねぇ。僕が生きるためにも頑張ってくれよ....あぁ、後さ君.......特別な力を秘めてるよ、絶対にね...それだけだけどね、んじゃグッドバイ。」

そう言ってその声は聞こえなくなっていった。

「マジかよ.....。」

何も覚えていない、ここがどこかも分からない、そんな場所にただ一人放り出されていきなりどこから聞こえるのか分からない声が聞こえた......。

「意味わかんねぇよ.....どうして俺なんだよ....。」

.........悩んでいても仕方ないので、アンサーとやらに言われた通りにすることにした。

「とりあえず西だっけ......うぉ!?、何だ?このコンパス!?」

突如コンパスが光り始め、矢印が浮き出てきた。どうやら光は西の方角を指しているようである。

「....しゃぁねぇ、行くか。」

そうつぶやいて、森の出口へと進んで行った。





いかがでしたか?

まだ書きなれていないので文字の誤り等があったかもしれません。

あった場合は感想などで報告お願いいたします。

今後もよろしくお願いいたします。

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