個人でセキュリティを強化する方法! 運転免許証など身分証明書の流出の場合も解説!
筆者:
本日は当エッセイをご覧いただきありがとうございます。
今回は巷で話題になっている個人情報流出についての個人でできる対策について考えていこうと思います。
もっとも、AIにおける脆弱性を発見する力と言うのは日に日に上がってきている状況です。これらを駆使しても突破される可能性はありますし、アップデートする必要は出てくるという前提でお読みいただければと思います。
◇パスワードを使いまわさない
質問者:
でも、セキュリティを強化だなんて一般人には難しいんじゃないでしょうか……。
筆者:
一応はどれもそこそこ効果が期待されていることです。
まずはIDやパスワードを使いまわさないという事です。
IDやパスワードをどれも同じにしてしまうと、一つ流出した場合同じ人物のアカウントだと分かった瞬間に、どれもログインされてしまい、一気に同時に情報を抜かれて壊滅――そう言った事が起きてしまうからです。
ちなみに、20年のデータではありますがアカウント情報が流出しても33%しかパスワードを変えないと言った事があるようです。https://gigazine.net/news/20200604-data-breach-not-change-password/
そのために、パスワード情報と個人が紐づけられていればとても有用なのです。
23年のデータではありますが、8割以上の方がパスワードを使いまわしており、そのうち2割が情報流出の被害を受けているという事があるようです。https://japan.zdnet.com/article/35208595/
質問者:
そうは言ってもイチイチ強固なランダムなパスワードを作るなんて難しいですよ……。
筆者:
そこで、お勧めしたいのが、ランダムに強力なパスワードを生成してくれるツールです。
例えばこんなものがあります。
https://idprotect.trendmicro.com/ja-jp/vault/tool/password-generator
これにGoogleアカウントなどに紐づければ自分で覚える必要もなくなります。
もっとも、誤ってGoogleアカウントと紐づけが外れる可能性もあるので、独自にメモった方が無難かと思いますけどね。
このように強力なパスワードを定期的に更新すれば、漏れたとしても効果の無い情報になるのです。
◇証券口座への対策
質問者:
もう、漏れるのは前提で動いた方が良いという事なんですね……。
筆者さんを含めてNISAを始められた方が増えていると思うんですけど、「証券口座乗っ取り」と言った事が不安視されているんですけど、それについてはどのように対策した方が良いんですか?
筆者:
せっかく貯金して老後や火急出費に備えているのに、それが抜かれたり勝手に売却されて損を出されたりしたら大変ですからね。
「現時点では」という情報でお伝えしますけど、スマートフォンのアプリが乗っ取られるというケースが多いみたいなんです。
https://skyseben-mobile-oomiya.com/ginko-fusei-access-boushi
つまり、各証券会社のスマートフォンアプリから証券口座に入らないことがまず大事だと思います。
質問者:
なるほど……スマートフォンアプリの方がより脆弱という事ですか。
筆者:
次に二段階認証やパスキーを活用することが大事だと思います。これらを導入していると不正にアクセスされる可能性はぐっと下がります。
ただし、偽サイトに入力してしまうとそれを偽サイト運営側が理解して不正に侵入する――そう言ったリスクはあると思うので、公式サイトをブックマークしてそこから常に入るようにした方が良いですね。
質問者:
あらゆる方法を使って詐欺や盗みを働こうとしているんですね……。
筆者:
それでも不安だ……という方もいらっしゃると思うんです。
僕もNISAに懸けているんで、非常に強く警戒しています。
そんな時は「物理的なセキュリティーキー」を購入することをお勧めします。
https://cybersecurity-jp.com/column/33900 ※値段は8000円ほど
昔のUSBみたいな形をしており、スマフォやパソコンに差すことによって解錠することが出来ます。
これはパスワードが盗まれても無意味になり、URLが違う偽サイトでは動作しなかったりと非常に対サイバー攻撃に対する安全制が高いです
ただし、物理的なセキュリティーキーを使って解錠することもあり、無くすと致命傷になる恐れもあります。
※ゆくゆくはマイクロチップを埋め込めば無くさず安心・安全・お手軽という宣伝をし始めそうですね。
質問者:
なるほど……持ち歩かなくてはいけなくて、しかも無くすと致命的ともなれば、サイバー攻撃対策としてはちょっと考えモノですね……。
◇運転免許証の画像データを盗まれた可能性が高い場合
質問者:
タイムズカーの一件のように運転免許証のデータを盗まれてしまった場合にはどうしたら良いんでしょうか……。
身分証明書にも使われているので最悪は借り入れにも活用されるかもしれないといった話もあるんですけど……。
筆者:
それはあり得ると思います。顔はどうするのか? と言った問もあると思うんですけど、今はゴムマスクが10万円とかで売られていますからね。
https://www.e-monz.jp/?pid=181635485
詐欺集団がこういった技術を持つ人を抱え込んで正確無比なゴムマスクを作って運転免許証を使って借り入れさせる――そんなことはあり得ると思います。
何せ1000万円とか借り入れに成功すれば数十万円かけても全く問題無いですからね。
質問者:
た、確かにそう言ったことが起きれば怖いですね……。
しかし、そんなにハイリスクな状況に追いやっているのにタイムズカーの運営会社は3000円の補償金で済ませようとしているんですけど――割に合うんですか?
筆者:
その前にクレジットカードを不正作成、銀行からの不正借り入れ、貸金業者への情報に対応する信用情報機関というものがあります。
それぞれ日本信用情報機構、CIC、全国銀行個人信用センターという組織なのですが、それぞれに対して「本人申告」をして登録を行う必要があるんです。
https://www.cic.co.jp/guide/statements/
これにより、より慎重に審査をしてもらえるので、勝手に借り入れ、クレジットカードの不正作成などをされる際に自分の元へ通知される可能性が大きく上がるんです。
しかも、それが有料ですからね。併せてざっと2500円ぐらいするので、恐らくは3000円でそれらに登録してねという事なんでしょうけどね。
質問者:
お金払って登録しなくちゃいけないだなんて……。それ、ほとんど補償になって無いですよね……。
筆者:
そうですね。さらに運転免許証の再交付に自治体によって費用は異なるもののこれも2000円前後します。つまり最低でも5000円は無いとお話にならないんです。
もっとも、国も運転免許証番号は再交付しても最後の1ケタしか変わらないというほとんど意味が無いものなので、
https://osaka-yotsuba.com/column/personal-data-breach-response/
どちらか一つを選ぶのであれば「本人申告」をして欲しいところですね。
どうして、タイムズカーの不手際と国の不作為のために国民が手続きをしたり手数料を支払うのか意味が分からないと言えばそうなんですが、「自分の身は自分で守る」というのはそう言うことを意味すると思います。
本当はタイムズカーが補償のお金を支払いつつこれら「本人申告」のような手続きも行って欲しいですけどね。
質問者:
ホントに自分の身やお金は自分で守らないと大変なんですね……。
筆者:
これらの対策も今日(26年10月26日時点)の一時的なものにすぎない可能性があります。
その都度アップデートして、臨んでいく必要があるのかなと思いますね。




