2/6
◆第二話 神が来れなかった時代(エロヒムが残した歪み)と天城ユウマ
二千年前の砂漠に落とされた“偽りの声”は、歴史そのものをねじ曲げた。
人々はそれをエロヒムの神託と信じ、時代を超えて伝承され――
やがてキリスト教の中心となる“唯一神”の概念になった。
しかし、現代のハイテク都市では、神学よりも別の問題が人類を脅かしていた。
〈VBウイルス〉。
感染者の一部は異常な細胞変異を起こし、超人的な能力を得る。
暴走し悪意に染まれば“ヴィラン”。
投薬治療で制御できれば“ヒーロー”。
能力を持たない者はただの一般人。
主人公――**天城ユウマ(あまぎ ゆうま)**もその一人だった。




