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多元世界戦記 ~テイル奇譚~   作者: 篠原2
第一章 外交とかつての仲間達

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政府専用機内にて その四

テイルの言葉を受けて十倉寺司令が、


「わかりました。それで誰が話しますか?」


と、言って辺りを見回したのである。

そんな十倉寺司令にジェームズ皇帝が、


「あなたで良いのではないですか?十倉寺司令」


と、言ったので十倉寺司令が、


「わかりました。それでは始めさせていただきます。大戦の始まりはロシア、中華、モンゴル、そして当時の北朝鮮の四ヶ国が同時に国連を脱退した時から始まったと見て良いでしょう。その次の日にはその四ヶ国に続いて世界各国のロシア、中華、モンゴル、北朝鮮に近い国家が揃って国連を脱退、直後に新共産同盟を結成、中近東とアフリカにある親欧米諸国に総攻撃を仕掛けてこれを滅ぼした。ここまでが第三次世界大戦の始まりだと言っていいでしょうか?」


と、話して周囲の人達に確認したのであった。

これにトーマス博士が、


「そうですね、始まりはその辺りでしょう。それでは司令、続きをお願いします」


と、言って十倉寺司令に続きを話すように促したのだが、十倉寺司令は、


「いえ、この次はアメリカ主導の行動でしたからトーマス博士かジェームズ皇帝陛下にお願いしたいのですが…」


と、言ってトーマス博士とジェームズ皇帝を交互に見たのである。

これにジェームズ皇帝はトーマス博士に、


「だそうだ。博士、頼めるかな?」


と、言ってトーマス博士に続きを話すように促したのである。

この言葉にトーマス博士は、


「わかりました。それではお話しします」


と、言って一度区切ると、


「中近東とアフリカの親欧米諸国を滅ぼされた新生NATOはすぐに報復として中南米にある新共産同盟加盟国に総攻撃を仕掛けてこれを全て撃破、南北アメリカの全ての国家を新生NATO所属国に作り替えた、ここまでがアメリカ主導で行った展開になりますね」


と、話したのであった。

するとここまでの話を聞いていたテイルが、


「…第三次大戦の序盤の流れはわかりました。でもまだ日本の話が出てきてないんですけど…?」


と、言ってトーマス博士達に尋ねたのである。

これにトーマス博士は、


「大丈夫ですよ、テイル女王。日本が出てくるのはここからです。ですから十倉寺司令、お願いします」


と、言って十倉寺司令に話を振ったのであった。

これに十倉寺司令が、


「わかりました。それでは話します。中南米の同盟国を滅ぼされた新共産同盟軍は次の攻撃先をどこにするかで迷っていたそうです。一つはインドやヨーロッパ等のユーラシア西方地域、そしてもう一つが韓国、台湾、そして日本のユーラシア極東地域です」


十倉寺司令はここまで言うと一度言葉を切って深呼吸をしたのであった。

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