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多元世界戦記 ~テイル奇譚~   作者: 篠原2
第一章 外交とかつての仲間達

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政府専用機内にて その二

うんうんと頷いたジェームズ皇帝にテイルは、


「そういえばアメリカも長男を後継者にするんですよね?」


と、問い掛けたのである。

この質問にジェームズ皇帝は、


「…まぁ今のところはそうですね。基本的に長子後継の方が実力主義よりも楽ですからね」


と、言ってテイルの問いに答えたのであった。

そんなジェームズ皇帝の言葉にテイルは、


「実力主義の王位後継の方が国が長続きしやすいみたいな話を聞いた事があるんですけど…。まあ無理強いはいけませんよね」


と、言ってジェームズ皇帝の返答への感想を話したのである。

そんなテイルは次に十倉寺司令に、


「そういえば十倉寺司令の子供は娘さんの一人だけなんですか?」


と、尋ねていったのである。

これに十倉寺司令は、


「ええ、そうです」


と、言って短く答えたのであった。

そんな十倉寺司令にテイルは続けて、


「一人っ子ってどんな感じなんですか?私は姉妹が多いから全く想像出来ないんですよね」


と、言って尋ねていったのである。

これに十倉寺司令は、


「…そうですねぇ…小さい頃はやっぱり寂しそうでしたねぇ…。ですが大きくなっていく間に少しずつ…慣れていったというのか…とりあえず寂しいとは言わなくなっていきましたね…」


と、当時を思い出して懐かしそうな表情を見せながら話していったのであった。

そんな十倉寺司令にテイルは、


「…そうですかぁ…。大きくなるのにつれて兄弟姉妹がいないのに慣れていく、というのは私にはわからない感覚ですね…」


と、言ってここでも十倉寺司令の話への感想を口にしたのである。

そんなテイルに今度は十倉寺司令が、


「…逆に姉妹が多いというのはどのような感覚なのでしょうか?私は娘が一人っ子ですが私自身も一人っ子なので兄弟姉妹がいる感覚がわからないのですよ…。よろしければテイル女王の経験談等を聞かせていただけると嬉しいのですが…」


と、言って今度はテイルの話を聞かせてほしいと頼んできたのであった。

するとテイルは、


「わかりました、大丈夫ですよ。とりあえず私達姉妹は六人姉妹だったのでいつもにぎやかにしてましたね。特ににぎやかにしていたのが上から二番目のジェーン姉様と下から二番目のライトで二人で毎日のように喧嘩してましたね…。…まあ今でも結構な頻度で喧嘩しているので絶対に二人だけで行動させてはいけないってやってますけど…」


と、言って十倉寺司令に話して聞かせたのであった。

これに十倉寺司令は、


「なるほど、そうですか。兄弟姉妹が多いというのも考え物な時があるのですね…」


と、言ってテイルの話に神妙な顔で感想を話したのであった。

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