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多元世界戦記 ~テイル奇譚~   作者: 篠原2
第一章 外交とかつての仲間達

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天皇の到着と会談の始まり

ファルンの連絡から数分と経たないうちに天皇がテイル達が雑談をしている部屋にやってきて、


「皆様お待たせしました。私が現日本国天皇、義仁です。よろしくお願い致します」


と、言ってテイル達に頭を下げてきたのである。

これに松本総理と十倉寺司令は敬礼をして直立不動で、


「もったいない御言葉にございます、陛下」


と、言って答え、ジェームズ皇帝達は、


「我々も気にしておりません。陛下、どうかお楽に…」


と、言って義仁天皇に姿勢を楽にするように伝えたのであった。

一方のテイルは義仁天皇の様子と周囲の人達の様子を見て、


(ふむぅ、これが日本の天皇か…。温和そうな性格っぽくて、部屋に入ってきて即頭を下げたけどそれが全く嫌味に感じない…。それどころか全身から漂う気品と威厳に圧倒されそうになる…。ジェームズ陛下はとても力強い、まさしく超大国のリーダーって感じの国王だったけど義仁天皇はそれとは対極にあるリーダーだな…。個人的にはこっちの方がやりづらそうだな…)


と、考えながら、


「義仁天皇、まずは頭を上げてください。会談はそこから始めましょう」


と、言って義仁天皇に頭を上げて、そして会談を始めようと声を掛けたのであった。

これに義仁天皇が、


「…わかりました。それでは改めまして…」


と、言って頭を上げると、


「あなたがテイル女王陛下ですね。先程も挨拶しましたが私が現天皇の義仁です。御会いできて光栄です、陛下」


と、言って今度はテイル一人に頭を下げてきたのである。

これにテイルは、


「ご丁寧にありがとうございます、陛下。すでに知っておられるようですが私がフェリアシティ王国女王、テイル・フェリアシティです。よろしくお願い致します」


と、言ってこちらも頭を下げたのであった。

こうして二人が挨拶をしたのを見たジェームズ皇帝は、


「お二方共に挨拶が終わったようですから椅子に掛けましょう。そうして三国会談の始まりといこうではありませんか」


と、話し掛けたのである。

これにまずは義仁天皇が、


「…わかりました。それでは…」


と、言って椅子に座り、続けてテイルも、


「ええ、失礼します」


と、言って椅子に座ったところでジェームズ皇帝が、


「それでは三国会談を始めましょう。大きな議題はフェリアシティ王国の亡命政府の設立とフェリアシティ王国と日本国の同盟締結、この二つになります。両国共によろしいか?」


と、言ってテイルと義仁天皇に尋ねたのである。

これにテイル、義仁天皇双方が、


「ええ、大丈夫です」


「我々も大丈夫です」


と、言って応じた為、ジェームズ皇帝は、


「了解です。それでは三国会談を始めましょう」


と、言って三国会談の開始を宣言したのであった。

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